Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆dmの開店と同時に入店したら・・・

今日1月2日からは完全に普通の日に戻ったドイツ。

お正月らしさもなければ何もありません。

唯一街が年越し花火の残骸で汚れていますが・・・。

12月31日は多くのお店が午前中だけ営業します。

31日は仕事が終わってからではお店が閉まってしまうので、朝早起きして仕事前にお店に行きました。スーパーなどは7時、8時から開いていますし、私が行きたかったのはドイツのどこにでもあるドラッグストアー“dm”こちらは8時半からの営業でした。

お店に着いたのが営業開始2分ほど前。

すでに扉の前には10名ほどの人がオープンを待っていました。

中を覗けば、カートに乗った商品を棚に陳列するお店の人たちが数名見えます。

オープンの8時30分になりました。

ここはドイツらしく時間通り、教会の鐘がなるのと同じタイミングでオープン。

自動ドアは遠隔操作で開けれるみたいで、入り口に店員さんはいませんでした。自動ドアが開いて10名ほどのお客さんがざーっと中に入って行きます。比較的大きなdmでしたので10名弱の店員さんがお店のいたるところで陳列作業を続けていました。

見事に!誰一人「グーテンモーゲン(おはよう!)」っていう人も居なければ「いらっしゃいませ」も無く、挙句の果てには、欲しいものの売り場がわかっていた私は結構な早足でお店の中に入っていったので、奥のほうで陳列していた店員が私の姿を見て「はぁ~!?もう8時半かよ!」と、嫌そうな雰囲気で(わかります?意訳ですけどそういう言い方でした)同僚に向かって叫びました。

ドイツという国に対して「サービスが無い」と表現する人もいますが、まさしくこういう感じのことを言うんだと思います。朝一番ですよ、オープンですよ、ちょっとぐらい挨拶したっていいじゃないですかね!!

日本のデパートの開店はずらーっと並ばれてそれはそれで威圧感というか、そこまでしなくてもいいですよって思うこともありますが、日本の「おもてなし」をこのdmの人たちに見せてやりたいぐらいです。

別に何があったわけでもなく、嫌なことをされたわけでもないのですが、なんだか気分の悪い買い物でした。

小さなお店に行けばもうちょっと愛想がいいし、挨拶だってちゃんとしてくれますが、旦那が言うには「そういう小さなお店は大体その店員さんが経営していることが多いから、愛想良くしないとお店が繁盛しないんだよ、dmみたいなところは単なるパートだから別に彼らにとってそのお店の評判がどうであっても構わないんだ!挨拶をするってことは仕事の契約に無いんじゃないかな?」との見解。ほほぉ、そう考えますか。

学生時代、日本のとある居酒屋でアルバイトをしていましたが、お客様が来たら必ず「いらっしゃいませお客様~!」、お客様に呼ばれたら「はい、お客様~!」最後は「ありがとうございましたお客様~!」と文言が決められていました。決められたとおりに叫ぶしかありません、気持ちはこもって無かったです、正直なところ。

時々日本のコンビニでも

「○○円のお返しになりますお確かめ下さいありがとうございましたー」

と決まった台詞を一気に言われることがありますが、100円玉1枚でも「お確かめ下さい」って言うところが笑えます。決まってるんでしょうね、台詞が。

そういう意味ではドイツの方が、なんと言うか人間的に会話をするというのでしょうか、言わせられてる台詞のようなものは聞いたことがありません、本当にその本人の性格というか愛嬌というか、世間話をする人もいれば、テンションの高い人から低い人までそれぞれが自然に仕事をしています。どちらかというと人間と人間のコミュニケーションを感じるのですが、その代わりそもそも「おもてなし」などという概念が余りないので不機嫌極まりない人は何も話さないし、現に大晦日のdmみたいになってしまうこともあるのです。

一長一短というかなんというか・・・。

そうそう、ちょっと話はずれますが、旦那と日本に行ったときに、吉牛で1万円札を出したら、レジの人が「1万円入りまーす」と大声で叫びました。これも何らかの理由で決められているのでしょう。旦那は「どうしてそんなことを言うの?泥棒に取りにおいでと言っているみたい!」と不思議がっていました。確かにそうですね(笑)

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