Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆Kur見学と黒い森

今日は日帰りでSchwarzwald(黒い森)に行ってきました。

家から車で3時間ほど。彼と彼のママと3人でドライブ。

今、彼のパパがSchwarzwald近くのKurに滞在しているので、

3人で会いに行ってきました。

Kurに滞在、日本語でどのように説明すればいいのか難しいですが、

療養施設のようなところです。詳しくは後で書きますね。

Schwarzwald、よく聞く名前ですが森なのか山なのか

いまいちわかっていなかったのですが、

山々が連なった感じです。黒くも無く普通の木々ですが・・・・。

(もみの木が多いことから色が濃いので黒い森らしい)

あいにくお天気が良くありませんでしたが、

独特な雰囲気のかわいい町がたくさんありました。

Freundstadtというところを少し観光。

Schwalzwäldertorte(黒い森のケーキ)って、

ドイツ中で普通に売られてるので意識したこと無かったですが、

もちろんこの黒い森地域発祥のケーキです。

ということでランチの後カフェへ。ありえないぐらい多きなケーキ。

1人1個です。半分ことか無いです。

ちなみに、これがSchwalzwäldertorteですが、

クリームの量もすごいので、自立することができず最初から倒れてます。

そして夜ご飯にはSchwalzwälder Schinken(黒い森のハム)、

これもスーパーで普通に売られているので、意識してませんでしたが

ここが発祥の地ですので、食べてみました。

いつも食べてるのと同じ味でしたが、前菜がメロンではなくスイカでした!

この地域はワインの名産地。

ラインガウと違って、ワイン畑が急斜面です。

ラインガウほど暖かい地域ではないので急斜面にして

少しでも太陽があたるようにしているそうです。

急斜面だから収穫も大変でこの辺のワインは割高とのこと。

ところで、今回のSchwalzward訪問の目的だったパパのKur訪問。

Kurは訳すと「温泉」ですが、温泉を意味するよりかは

Kurという施設のことを意味することのほうが多いです。

療養施設という言葉がしっくりくるように、

ホテルと病院が一緒になったような、でもホテルの感じが強く出ている施設。

温泉、プール、ジム、マッサージ設備、スポーツ設備、

公園、食堂、などなどすべての施設が建物に入っています。

Kurに来る人は、病気をして治療としては終わっているし治っているけれど

運動をしたり、温泉に入ったり健康的な生活をして療養するのが目的。

あとは、糖尿病の人が食事を改善して治療をしたり、

病的に太っている人が運動と食事でダイエットをしたりしています。

採血を毎朝受けて健康管理がしっかりとされていて、

毎日の個人プログラムがしっかりと組まれています。

ジムで運動をしたり、温泉療養をしたり、マッサージを受けたり、

1日4つほどのプログラムが休み無く組まれています。

大体お昼にはそのプログラムも終わるので、

午後からは、山歩きや卓球などアクティブな活動をしたり、

絵画や工作などの文化教室が開かれたり、

夜はコンサート、週末は近くの町に1日観光、

また、お医者さんによる講義などもあり、自由に受けることができます。

すごくきれいで、たいてい地域的にもいいところにあるので、

バカンスのような素敵な景色のお部屋。

もちろんシングルで、テレビやバスルームもあるホテルそのもの。

個人の健康状態によってカロリーコントロールされた3食の食事も付いていて、

なんとなんと、それが健康保険ですべてカバーされているのです。

一応1日10ユーロ(1200円)だけ支払い要。

パパはここに3週間滞在します。

数年前に手術を受けたのですが、その後2回、Kurに滞在することができます。

それぞれ3週間の滞在、今回が2回目です。

基本、病気をした人、療養が必要な人ばかりなので、

全員健康保険でカバーされているのですが、

希望すれば一般でも入れるそうですが、その場合は数十万円かかるとか。

ドイツの健康保険のすごさを再認識しました。

そして、治療ではなく療養というのでしょうか、

リラックスして、健康的に過ごして、というそれを目的とした施設、

そしてそれがすべて保険でカバーされるということがすごいと思います。

施設は開放的で、滞在中の家族を訪ねてやってきている人もたくさんいて、

自由に中に入れます。受付で申請したり、など堅苦しいことも無く、

そういうのはホテルっぽいです。ホテルのロビーをうろうろしてる感じです。

滞在している人も、年配の人よりは、中年の人が多い印象でした。

こういったKurの施設はいたるところにあります。

どこも似たような感じとのことです。

なかなか機会がないと入れないところなので、いい経験でした。

パパはあと2週間滞在します。

毎日いろんなプログラムがあって楽しんでいるようでした。

パパのKurはこんなかわいい町の一角にありました!

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