ドイツで暮らしていると当たり前になってしまっていることの一つ、
「自分で電気をつけること」。
家の電気ではなく、公共の場の電気。
たとえばマンションの廊下や階段など、夜は真っ暗。
人の気配でセンサーが反応するところもありますが、
ちゃんとスイッチでつけなければいけないところも多いです。
うちのアパートは自分でつける派です。
アパートの共用階段にはこのようなスイッチがあって
この上のランプがついているところを押すと電気がつきます。
真っ暗な中でもスイッチがわかるように光がついています。
そしてある一定の時間ついた後、自動的に消えます。
これ、なーんの不自由もありません。
たまーに、すでに電気がついているときがあって
きっと少し前に誰かがつけたであろうランプが消える前など
階段上ってる途中に真っ暗!ってなることもありますが、
全部の階にこのスイッチがあるので、すぐにつけることが出来ます。
この自分で電気をつけるシステムはドイツでは当たり前すぎて
節電しましょう!とか別に意識してるわけでもなく、生活の一部。
でもこれ、日本に置き換えると防犯が・・・とかで却下されるんだろうな~。
明かりをつけていることだけが防犯では無いと思いますが
やっぱり真っ暗だと怖いですもんね。
日本って暗闇や夜道って怖いですが、ドイツはあんまり怖くありません。
なんででしょう・・・不思議です。
だからアパートの階段や踊り場が真っ暗でも全然怖くないんですよね。
今日、暗くなってから行った銀行は、スイッチスタイルではなく
センサーに反応してつくスタイルでしたが、
ATMでもたもたしてる間に、人の気配がなくなったと察したのか
電気が消えてしまいました、またその電気をつけるために小動きする私。
こういうことって生活の一部だともう受け入れているので、
不便だと思ったりすることもまずありませんが、
こういうことを、ゼロの状態からスタートさせるとなると大変でしょうね。
ちなみに、ドイツの高速道路や車道では街灯のランプが無い道が多いです。
山道などはところどころに反射板がついているのでそれを頼りに、
高速道路はほんとに真っ暗で車のライトだけを頼りに走ります。
これ、とっても怖いんですよ、何年たっても慣れません。
ドイツ人はじめ目の色が薄い人たちは暗闇でもよく見えるそうで、
私たち日本人の黒目は暗闇で見えないみたいです。
ドイツ人に運転してもらって助手席に座ってるときなどは、
暗闇に突っ込んでいくのでかなり恐怖ですが、見えてるんですって。不思議・・・。
その代わりお日様に弱いのでサングラスする人が多いですよね。
カッコつけるとかではなく、目がまぶしくて耐えられないそうです。
まあ欧米人はサングラスも似合うからいいですけどね。