ママに頼まれて整理整頓をした場所。それは納戸。
家は広いのですが納戸的スペースは少なくて、食品庫、下駄箱、工具類保管、掃除用具保管、BAGなど、とにかく色んなものが入っています。
はじめてみたときは衝撃的でした・・・。
しかもめっちゃ使いにくそうに使っています。見るに見かねて手伝ってあげるから一緒に整理整頓する?といってみたところ大喜びだったので後に引けず、今回手伝いました。
こちらが納戸。
ごっちゃーってなってるので何のことか一瞬わかりませんが、
大きく分けると四角い小さいお部屋で正面の棚が食品兼、ママのもの。左側の棚がパパのもの兼下駄箱。そして扉を開けるスペース的に棚が置けないと思っていたもう一方の壁にはまた扉がついていて、その奥がボイラー室みたいになってました。そこに洗濯機がありました。
こんな場所があったなんて・・・今まで知りませんでした。
確かにどこで洗濯してるのかな・・とは思ってたのですが。
ここももうちょっとどうにかすればいいのに・・・。
でもこのお部屋は見なかったことにして。
メインは納戸の2つの棚。
パパとママという形で分けてるのがそもそもおかしいぞ・・・と。
というのも、ママのお願いは「ママの棚の整理」だったので、パパの棚は触らなくていいとのこと。でも見るからに物がかぶってますよ・・・、全体的に見直したほうがいいと思うけど・・・と言ってみるも、パパはこの状態が不満じゃないので、パパのものは動かしてはいけない。パパの物がどこに行ったかわからなくなると、パパはイラっとして面倒だから触らずに!とのこと。
しかもママの棚にパパのものが時々混ざっていて、それを見つけるとパパの棚に適当に置くママ。そんなことだから一方は綺麗になっても片方は荒れていく一方・・・。まあでもママがそういうならそうしますけどね・・・。
棚の下のほうにおいてあった食料の備蓄分を手の届きやすい高さに移動。
お庭で栽培したミントを乾燥させて瓶詰めにしていたり、お決まりのジャムも一杯。
ワインも動かしたかったけれど壁に棚がくっついてるのでそこまで解体するのは不可能。
とりあえず食料だけ動かしました。
↓↓↓ 全て撤去したかったのですが、それもかなわず少しずつ移動しました。
この棚の下のほうには、出るわ出るわのウイスキーやジンなどのアルコール。
パパが昔働いていたときお客様からもらったものだそう。何十年前の話ー??
でもここはママの棚ですがパパのものなので触らないで!とのこと。ああ、やりにくい。
飲まないならもう処分したら?って思うのですが・・・。
そういうことを発言すると、ママは子供の頃すごく貧乏で、パンすら手に入らなかった時代があって、そんなに物を捨てられないのよ!何でも大切にしなきゃいけないの、と言ってきます。むずかしいですよねこういうのは。でも明らかに存在を忘れられて数十年というものですけど・・・。まあこの貧乏話、後々つじつまが合わなくなりますのでお楽しみに。
とりあえずママの棚の物をチェックしていたらやたらと出てくる布類。
古いシーツとかテーブルクロスとか、大き目の布です。地面に直置き。
でもこれは絶対にこの場所に置いて!とのこと。何に使うかと思えば、「有毒なものが撒かれた時に毒から身を守るために使う布だから、場所は絶対にここで探し回ってはならない!」とのこと。「毒」ってなあに??って思っていたら、たとえば「原子力発電所の事故」なんだそう。もし事故がおきたらこの布をかぶって非難するんだそうです。へえ・・・・。もう嫁としてはコメントを控えておきました。
この納戸を整理して、一番たくさんあったものって何だと思いますか?
ドイツらしいな、と思うもの。
それは!!
靴磨きのグッズ!ブラシにクリーム。
この靴磨きグッズが超大量に出てきました。
しかも触るなといわれたパパの棚にも一杯ある・・・。
さすがに「パパのものと分ける必要はないと思うんだけど・・・」と提案してみて、これに関しては納得してくれたので、とりあえず靴関係を取り出してみると・・・クリームだけでも30個以上!しかもどれも黒、茶色用で用途が一緒な物ばかり!
貧乏だったから物を捨てられない、と言っていたのはどこの誰?
捨ててないとしても、持ってるものを次々買いすぎ!全て中途半端に使われていて、古いものはもうクリームも固まってしまってカチカチ。
メーカーも内容も全く一緒のものが続々と出てきました。
あまりに多いので並べていたら、「これはパパに見せては駄目!こんなのパパが見たら失神するわ!」とのこと。なのでちょっと隠して分散して収納するわね!とのこと。なんなのーー!!
ということで一部のみをトレーに入れました。
手前に写っている丸い缶も靴のクリームで、この缶だけで10個ぐらいありました。このトレーは「パパに見せてもいい」分量です、残りの大量のクリーム類は別に隠されました。
ホント、つっこみたくなることが一杯でしたが、実の親なら言えることも、義理の親だし言えないことがたくさん。自分の家ならもうちょっとマシに整理するけどな・・と思いつつも、ママの意見を尊重して、ママ指揮のもと私が手伝ったような感じです。
それでも相当満足したらしく、べた褒めされまして、
「今度は3階の納戸をお願いね、そこはここよりもっともっと難易度が高いわよ!」とのこと。整理の作業は好きなのでいいのですが、やれパパのものだの、触るなだのそういうのが面倒!全て任せてくれれば早いのに・・・。
ああ、疲れた。