日本の駅の整列乗車は外国人がびっくりすることのひとつかと思います。
ドイツは日本のようにきれいに整列して待つわけではないのでホーム全体にバラバラと人が待っています。また人が通りにくいだろうとわざわざ気を使って隅っこに立つような気遣いも無く、それぞれがそれぞれの待ちたいポイントで待ちます。そのためそのホームを歩こうとすると、混んでいるときなどは人を都度よけて歩かなければなりません。
いつも乗る電車のホームで少しホームの幅が狭くなるところがあります。
幅が狭いところで好き勝手にバラバラと待たれると、その立っている人の前を通ろうか、後ろを通ろうか迷うことがあります。待っている人が気づいてよけてくれることはほぼありません・・・。
人の前を通る場合、電車が入ってくるかも・・・とか、線路に近いから怖いな・・・と思うことがあります。でも人の後ろを通るほど壁とその人の間は開いてないんです・・・。
こういう状況の場合、日本的には「無理してホームを動かない」だと思います。
たとえ電車の前方や後方など乗りたいところがあったとしても、人がホームにいるならば動かないという手段も一つの選択肢。
なのですが、ここはドイツ、違います。
ホームの端っこすれすれを歩く人が多いものの、それ以外では
☆立っている人の横に立ち止まり「通しなさい」と無言の圧力をかける。
☆「ここは通路なのでもうちょっと壁側で待ちなさい」と普通に注意する
どちらのパターンも、日本人的にはちょっと難しく、理解しがたいですが、毎日観察するのが実は楽しみだったり・・・・
そして先日は、待っている人なんてお構いなく突進して歩いていくおばさんが出現しました。一応ちょっとはよけて通ろうとしているのですが、おばさんが大きな荷物を持っているため、その荷物が人にぼんぼん当たるのです。
そしてここはドイツ、その荷物を当てられた人は
「ちょっと、当たったよ、もうちょっと注意して歩いてくれるかな?」とおばさんに注意し、おばさんは「あなたが通路の真ん中で待つからいけないのよ!」と逆ギレ。
あらまあ・・・どっちもどっち。
ホント、みんな自己主張が強いです。
もちろんみんながみんなそうではありませんが、そもそも「人が多く通る通路でもお構い無しにどこでも待つ」ということが全ての問題の原点かと思います。
みんな、もう少し空気を読もうよ・・・。