今日はネクタイを切られる日。「Weiberfastnacht 女性のカーニバル」。
今日ばかりは女性は何をしても許されます。
そのひとつが男性のネクタイを切ること。
私の住むエリアではそこまで大きな騒ぎではありません。
ケルンやデュッセルドルフなどはきっと大騒ぎなことでしょう。
それでも私も過去に一度、上司のネクタイを切ったことがあります。
大きなはさみで思いっきりバツンと切ってしまいます。
当時、こういう風習があると知らなかった私は
同僚から「ネクタイを切っておいで」とはさみを渡されても意味がわからず
何度も何度も聞き返しました、何か間違って理解しているような気がして・・・。
何も知らない状態ではかなり衝撃的なことですよね!今となっては楽しい思い出です。
ただ、今は周りの男性たちも切られるのが嫌でネクタイをしてこないので
あの日以来、ネクタイを切ったことはありません。なんだか楽しくないなあ。
このネクタイを切る風習は、
ネクタイを切ったら、その代わりに男性のほっぺにキスをするというもの。
旦那の会社では、切る役に任命された女性が各部署に
「ヘラウ」(←カーニバルの掛け声)といいながらやってくるらしく
ネクタイを切られて、ほっぺにキスをされて
お詫びに?Kreppelという揚げドーナツがもらえるらしい。
旦那は「Kreppelがほしいから切られてもいいネクタイで行こうかな~♪」と
言っておりました、Kreppelよりキス目当てではないか!?
毎年、切る役は会社の中では美人の人たちが選ばれるらしいです。
選ばれてるのか自分から立候補しているのかは知りませんが・・・。
でも、その女性たちもKreppelの準備が必要なんだそうで
「人数を把握したいので切られたい人は事前に知らせてね!」と回覧が回ってきたそう。
さすがに旦那も事前申請まではしていないけど、
きっと多めにKreppelを買ってくるだろうから一応切られる覚悟で会社に行くとのこと。
ちなみに、旦那は日ごろノーネクタイで出社しています。
基本的に同じ会社の人はほとんどネクタイをしていないらしいです。
申請せずにでもネクタイつけていくなんてわざとらしいですよねー!
Kreppelなんて1個1ユーロもしないのに、わざわざそれがもらいたいがために
ネクタイを切らせるなんて、おかしな話ですねー(笑)
デレデレして帰ってくることでしょう。