Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆ファーストエイド講習を受講しました

今日は18時からサッカードイツ戦です。

これもサッカー仕様になりました(笑)

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旦那は色々とお誘いを受けたようですが、どれも乗り気じゃないお誘いだったみたい。

結局どれも断ってしまって私と2人で見ることに。

仕事が終わってから家に帰っては試合開始に間に合わないので

仕事の後に街で合流してバーなりレストランなり、街頭なりどこかで2人で見ようねーと約束。

私は今日は早く始まり早く終わる日だったので、

仕事が終われば早めに街に出てウィンドーショッピングでもしながら旦那を待って

18時からはドイツ人たちと盛り上がって観戦だー!って思ってたんですよね。

日本戦は出来れば真剣に見たいけど、ドイツ戦は盛り上がるドイツ人たちを見てると面白いし

みんながサッカーに集中する街の雰囲気も興味深く、今日は楽しみにしていました!

どこで見るかははっきり決めてなかったので、お昼過ぎに

「約束どおり街に出るってことでいいよねー?」ってメールしたら

「パパとママがうちに来るって!だから飲み物とか食べ物、用意しておいて!」だって・・・。

えーーー!パパとママと観戦?

なんか一気に私の中のサッカー熱が盛り下がりました↓↓

パパとママはサッカーには正直、興味は無くてルールもぜんぜん知らなくて

見てる横から色々質問してくるし、そもそもうちには4人も揃ってテレビを見るような

ソファーがありません、誰かが食卓の椅子に背筋伸ばして座らなきゃいけない。

そんな快適性までも失われ、私は食事に飲み物にバタバタするのも目に見えてるし。

しかも旦那は試合開始に間に合わないんですよ、家に帰ってきてたら。可愛そうに・・・。

だから仕事が終わってすぐに出れる街ならば間に合うって予定だったのに・・・。

結局私も、ウィンドーショッピングはあきらめて家にすぐに帰って

掃除におつまみの準備にバタバタです。なんだかなー。別にいいけどさぁ。

きっと「あなたたちの家のテレビのほうが画質もいいし、一緒に見ましょうよー」なんてことで

連絡があったんでしょうね、しかもしかも試合は20時ごろまで。

それですぐに帰るとも思えず・・・、なんだかなー、なんだかなー、なんだかなー。

せっかくのドイツ戦、旦那にキックオフから見せてあげたかったなー。

さて、今日と明日の2日間、私は会社からの指示で

ファーストエイドのコースを受講しています。8時間x2日間のコース。

ファーストエイドはその名の通り、事故など緊急時の応急処置。

どうやらドイツでは各企業にファーストエイドコース受講者が何人かいなければならないらしく

今まで私にまでは回ってこなかったのですが、今回はとうとう私が参加することに。

社内で3人指名されたので、残りの2人と同じかと思ったら

その2人は以前にすでにコースを受講しているので、1日のフォローアップコースで良いらしく

私は一人でその2日間の完全コースにいくことになりました、・・・となると心細いけど。

ファーストエイドなんて教習所でちょっとだけ習っただけで全く知識はありません、私。

教習所だってもう10年以上前の話。

今、AT解除に通っているけれど、本来ドイツでは免許を取るときにファーストエイドコースの受講が

必要らしいのですが(それは1日で終わるコースらしい)、私は日本の免許があるので

ファーストエイドは不要だったので、受ける必要も無いなーと思っていたんですけどね。

さて、まだ半分の1日が終わっただけですが、まー色々ネタはあります(笑)

指定されたファーストエイドの建物に行き(実際に救急車の基地になっているところです)

教室に入ったら1番乗りでした。

実際いろいろと体験させられるんだろうなーとは思っていましたが予想以上に体験が多く

また、椅子の並びからしてこんなんで・・・

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みんなで仲良くディスカッションしながら受講する感じです。聞くだけだと思っていただけに

教室に入った瞬間、ちょっと荷が思い感じがしました・・・。

受講者は16人。先生はベテランっぽい女性1人と、まだ新米のアシスタントの男の子。

実際このお2人も日ごろから救急車に乗って現場に出ているそうです。

このベテラン先生、男性張りにガタイが良くて迫力があって頼れる感じ。

でも実は25歳だったという・・・(笑)、相変わらず外国人の年齢はわからないなあ・・・。

受講者は年齢も色々。女性が6人、男性10人。

まずは自己紹介からですって!えーー、そういうノリなんですか・・・!!

ドイツ人の自己紹介って結構長い(笑)

Adidasのショップ店員、Unitymediaの人、タイヤやさんのいかついおにいちゃん達

電気工事のお兄ちゃん、などなど色んな人が集まりました。

みんな私と同じく会社から指示されて受講しているようです。

私は自己紹介で、日本から来たということ、

難しい言葉など出てきたら助けてもらうかもしれませんのでよろしくーと伝えたら

隣のドイツ人のおじさんが「オハヨーゴザイマス!」と言ってくれた(笑)

空手をやっていて過去に2回、数週間日本に滞在したことがあるらしく

日本が大好きなおじさん。やさしいけど色々話しかけてきてちょっとうるさかった(笑)

たとえば、救急車は112番!って出てくると「日本は何番?」とか聞いてくるし・・・。

そして講義は「112番」というような初歩的な話から始まって

救急車が出動する仕組みとか、何分で駆けつけられるとかそういう情報からはじまり

まずは倒れている人、意識の無い人を見つけたときの初期対応。

助けを求め、救急車を呼ぶよう依頼し、呼吸を確認したり、体勢を変えたりする

初歩的なアクションから実際の対応を順番に習っていきます。

バイクでヘルメットしている人はどうやって対応するか、とか色んなパターンを

全て実践で行います、バイクのヘルメットもちゃんとあって、みんなで順番に訓練をします。

説明、実地訓練というのが何度も繰り返され、活発な意見が交わされ、

各自過去に経験があったりするので、そんな昔話も披露され、まあとにかくみんなしゃべるしゃべる。

手を上げて発言したいー!ってジェスチャーを取る人も多いし、ものすごい積極的な受講者たち。

しかもみんな訓練も真剣というか、演技が上手い(笑)

かならず言わなければならないこと「大丈夫ですか?」と意識の確認をしたり、

道行く人に救急車の電話を依頼したり、助けを求めたりする最低限の台詞に加え

「安心してくださいねー、もうすぐ救急車が来ますからね」

「ちょっと呼吸を確認しますねー、体を動かしますからねー、痛いところがあったら知らせてくださいねー」

とか、アドリブで演技。救急車を呼んで!と指名された人は「もしもし!こちら○○です・・・」と

実際に電話の内容まで話し出し(←これは別に指示されてない)、リアルな演技。

こういうところで恥ずかしいとか、人前だから、とかそういうのは無いんでしょうね、ほんと感心します。

今日は18時からサッカーなので、お昼休みは短縮して早く終わりましょー!っていう先生の案により

休憩は少なくて、とにかくどんどん進んでいきます。

血がたくさん出るような怪我をしたときにどうやって応急処置をするかなども

全員に包帯やガーゼが配布され、全員が訓練します。

応急処置といえば!の心臓マッサージに至っては

人形を使って心臓マッサージとマウスtoマウスの呼吸をするのですが、

体験というよりは、本番という感じで30回のマッサージに呼吸をぶっ通しで5セット。

みんな汗だくです。5セットって結構長い・・・。

あとは、金と銀のギラギラしたアルミホイルみたいな大きなシートをどうやって包ませるか、

実際やるほう、巻かれるほうとどちらも体験したりと、まあ忙しい忙しい。常に訓練。

そして、実際の救急車に乗りこんで、救急車の設備についての説明を受けました。

これはかなり面白かったです。なかなかこういう機会はありませんからね。

日本でも同じなのかもしれませんが、体がものすごく大きな人もいるので

その人用のグッズもしっかり装備されていたり、子供用にテディベアなども搭載されていました。

全ての引き出しをあけて中身を説明してくれて、隅々まで教えてくれました。

そんな説明をしていたら、そこでサイレンが鳴って出動することになり

「みんな降りてー」と降ろされ、その救急車が実際に出動していきました。

さっき、廊下でバナナ食べてたお姉さんが「さー、出動してきますー」って

手を振って出て行きました、なんだかほんわかしてるなあ・・・。

盛りだくさんの1日でした。っていうかここまでやっておいて明日1日何するんだろう、と思うほど。

先生が「皆さんさえ良ければ、明日のランチはピザでもオーダーしてみんなで食べましょう!」と。

なんだその雰囲気~。でも皆さんやさしくて面白くて、不安だったけど何とかなりました。

それにファーストエイドはやはりしっかり知っておくべきことだな、と。

特に海外にいるといざというときの110番とかが、実際何番なのか忘れそうになったりするし

救急車要請の電話は何を伝えて何を聞かれるとか、やっぱり知ってるに越したことはないし

会社からの指示とはいえ参加出来てよかったです。

新しいドイツ語の単語もいくつか学べたし。

さーて、明日は一体何をするんでしょう・・・。

また面白いネタがありましたら報告します。

さっ、そろそろパパとママがやってくる頃です・・・。

旦那が帰ってくるまでのお相手もちょっと疲れるなあ・・・。