ついに産休に入りました。未だ実感はありませんが・・・。
ここ数ヶ月は本当にあっという間に過ぎました。
社内外含めお世話になった方々に産休に入る旨を伝えると、「え・・・っと、2人目だっけ?」なーんて反応も多かったりして笑えました。2人目でもおかしくない年齢ですしね・・・。
最終日にメールや電話をくれる方々、個人的に連絡してくれる友人や元同僚たち。「復帰を待ってるよ!」と社交辞令でも言ってもらえると嬉しいものです。
同じオフィス勤務ではないのですが、業務上一番関係が深くて理解しあっていた同僚に最後の日に「ずっと望んでいた子供が出来たことは心底嬉しいけど、一番理解できる同僚がいなくなるのは本当に悲しい」と言われ2人して電話で号泣・・・。
右も左もわからず知り合いもいない中でスタートした私のドイツ生活は仕事がきっかけでスタートしたものの、今こうして旦那や友人、知人、色んな人に囲まれ、共に涙するまで深く接することが出来る人たちに出会えたということに、妙にしんみりしてしまいました。
先週は会社でちょうど同タイミングで入社してきた同僚の歓迎会も兼ねた歓送迎会もしてもらって、同僚達からのメッセージにプレゼントまで頂きました。
「サプライズより彼女には欲しいものを直接聞いたほうがいい」と私の性格を知り尽くしてくれていた同僚の助言があり、直接聞かれて正直に答えてもらったプレゼント。
冬用のSchlafsack(寝袋)。
かわいい♪
そしてまだお金が余ったから、とGutschein(金券)も!
ベビーカーの前輪を交換したいなと思っているのと子供コーナーにカーペットかクッションマットが欲しいなと思っているのでそれに使わせていただく予定。
また戻ってくるし一時的なお休みだというのに、みんなの気持ちが本当にありがたく、後日私からお礼にと同僚達に朝食なりランチなりで食べてもらおうと色々作りました。
サラダ数種。「ルッコラとパスタのサラダ」が人気でした。
ドイツっぽいのもね。
買って並べるだけだから楽でいいけど・・・。
日本式サンドイッチとスイーツ類。赤いのはイチゴのムース。
あとはスナック類とかチョコレートとかドリンクも準備。
大して手の込んだことをしていないのに、前夜の買い物から準備に数時間はかかってしまい、最後は立つのもしんどくなってキッチンに椅子を持ち込んで座りながら準備しました。
せっかくだしもっと「和」なものを作りたかったのですが、時間も体力も限界(笑)。それでも喜んで食べてもらえたので良かったです。
ずっと願っていた子供を待つ嬉しさの反面、生活の多くを占めていた仕事から離れる寂しさもあり、色々トラブルや腹が立つことがあっても、やはり気心知れた同僚達と毎日会うという日々は充実していたな、と思います。
色んな話をしながらランチを取ったり、先輩ママやパパ達から色々教えてもらったり特にここ1ヶ月は出張にも出ず常にオフィスにいたのでいつもより賑やかな環境にいたこともあり、来週から1人になる静けさにちょっと寂しくなってしまうのではないかと・・・。
せっかく時間が出来るので自分のこと、家のこと、子供のこと、そして色んなお友達と会ったりしながらのんびり過ごして、みなさんから口酸っぱく言われる「旦那との2人の時間」も大切にしつつ暮らしたいと思います。
「子供が出来たら寝れないよ!大変だよ!自分の時間が無くなるよ!」と、見事に皆さんが言うのですが、今まで自分ひとりに使う毎日の時間も存分に過ごしてきたので、そういう大変さも受け入れられる余裕というか、年齢的な余裕みたいなのがあるのかな、と思ったりもします。体力的には若い人より辛いだろうけれど・・・。
そこまでみんなから同じ事を言われると逆にそれがどれほどのものなのか体感することが楽しみでもあります。
ひとまず、無事に最終出勤を終えてほっとしています。不妊治療で不定期に通院することに対して理解し、応援してくれた上司や同僚たちにはどう感謝してよいやら、お礼の言葉すら見つかりません。
そして一番の感謝はお腹の中のベビーに。
妊娠以来、軽いつわりはあったとはいえ仕事を休むような状況には全くならず、いつもおとなしく、でも着々と育ってくれて病院でも「問題なし」としか言われたことが無くて、不妊治療で大変だった分のご褒美とでも言わんばかりの順調な日々をおくらせてくれたベビーちゃん。
多分、ほかのベビー達と比べてもトップランキングに入るのではないかというほど、飛行機に電車に車に乗りまくったベビーちゃん。プライベートではトナカイのソリにものったし、船にも乗ったし、世の中の乗り物という乗り物に乗ったのではないかと思うほど移動が多かったけれど、いつも一緒についてきてくれてポコポコ動いていたベビー。
ほんとこの妊娠中にベビーがくれた貴重な時間を、産まれたら私が私の時間のすべてを使ってあげたいと思います。
これからあと6週間、もう私はじっとしているから(してるのか!?)、好きなだけ成長してもらって、好きなだけ動いてもらって、対面できるその日までこの貴重な2人の時間をゆっくり満喫したいと思います。ベビーちゃん、本当にありがとう!!