Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆片付けは義理の家族がちょうどいい

倉庫の奥の奥に這いつくばって荷物を取り出したのですが、出るわ出るわ、カバン。パパが昔使っていたみたい。

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もちろん中にはいろんな物が詰め込まれてましたけどね。もう何が出てきてもあまり驚かなくなりましたけどね。

色んなところから出てくるカゴも集めてたらすごい数になってきました。

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とりあえず3階の倉庫はあとはお庭の椅子とか家具とか、それと山ほど出てきた木材とかそういうものだけになり、「何が入ってるの?」ってなダンボールなどは全て開封してほぼ処分となりました。

ドイツではよくガレージがものすごい物置になっていて、車の置く場所が無いようなガレージを目にしますが、パパとママのところではガレージが思いのほか綺麗でした。もちろんたくさんモノはありますけど、頭を抱えてしまうような状況ではありません。

そのガレージに、それでも一度ガレージを簡単に片付けた上で、今は出てくるゴミをずっと溜めています。生ゴミとかではないから異臭になることもないし、とりあえずいつかまとめて捨てられる時まで。2週間に一度のゴミの日に本当はタンクしか出せないけれど2,3袋横においていてもいつも持って行ってくれるのでそのチャンスを最大限に利用しつつ、少しでも減らしていければと思ってます。

ただ、ガレージって道に面しているのでガレージで作業をしていると近所の人から話しかけられてママの調子はどう?とか色々と聞かれるので、その対応が面倒だったりするんですよね。みんないい人ではあるのですが、どこまで何と答えたらいいやら・・・という感じで。

パパとママの家に時々遊びに行く程度では本当のお隣さんぐらいしか(お庭が面しているので)、顔は知らなかったんですけど、片づけでちょくちょく通うようになってから誰がどこの人かわかるようになってきました。

ほぼ毎日子連れでやってくる義理の娘のことをみんなどう思っているのか知りませんが、話しかけられた時は、「いつ義母が帰ってきてもいいように、家を綺麗にしています。とにかくモノが多くて不要なものも沢山あって生活しにくいので、必要なものだけにしてるんです」とか何とか言ってその場はしのいでますけどね。

旦那のゴッドファーザー夫妻とこの間会ったときに、5年ほど前に奥さんのお母さんがなくなった時に家を片付けたという話になり、どれだけ大変だったかという話を聞きました。子供3人プラス配偶者でみんなで片付けてそれでもものすごい大変だったと。パパとママも良く知っているし、ママの今の状況もわかっている叔父さんと叔母さんなので、私が今片づけをしていることは「正しい」と言ってくれました。そして「大変なのは良くわかる、でも出来れば○○(旦那のこと)じゃなくて、大変だけれどあなたが率先してやったほうが絶対にいい。本当の家族より、義理の家族が入ったほうがこういうことはスムーズに進むのよ、思い出とか思い入れが少ない分、無駄な脱線もしないし、結果として絶対に早く終わるから」と。

それは私もすごく感じていて、平日は私が主に片付けて、週末も娘を旦那にお願いして私が片付けに行くということが多いです。娘も連れてみんなで行くよりそのほうが早く進むし、おばさんが言ったとおり、旦那がいないほうが早く進むのも事実。

こんなに大変なのよ!って旦那も共有して一緒に汗を流して欲しい反面、旦那には力仕事とか別のことをお願いして、細々したものの処分はなるべく見せないようにしています。

ゴッドファーザーはもし両親に何かあったときに面倒を見る後見人でもあります。基本的にその子供が成人するまでのこと。もちろん成人してからもその関係は変わらないけれど、ゴッドファーザー(マザー)としての一番の役割は終えているとも言えます。この叔父さんと叔母さんはパパとママの長年の親友であり親戚関係ではありません。親戚がゴッドファーザー(マザー)になっている人も沢山います。

今、旦那のパパが亡くなって、ママがこんな状態になって、でも旦那は成人しているしゴッドファーザーの出てくる幕ではもう無いのですが、やはり私達のことをとても気にかけてくれているし、ママのこともしょっちゅうお見舞いに行ってくれています。

ママが叔母さんに「家に帰りたい、家でも大丈夫」と言ったそうなのですが、「家に帰ったら家族が大変なのよ、住み込みで人を雇うならまだしも、介護ヘルパーが1日に1回や2回来るだけでは生活は出来ない。それに一人で住んだら心配でならないから、子供たちのことを考えて介護ホームにいなさい」と言ってくれたようです。亡くなった叔母さんのお母さんは当時、家に住みたいと主張したため、ほぼ住み込みの様な形で2人も雇っていたらしく、加えてヘルパーさんも来ていて、それでもやっぱり大変だったと話をしてくれたようです。

そういう風にしっかり言ってもらえたことも私としては本当にありがたいです。