今日の日経新聞の1面に、
消費税を2段階で10%にするという記事が載っていました。
一瞬、日本の消費税って何%だっけ?と
恥ずかしい自問自答が心をよぎりましたが、10%と聞いて、
「まだ10%なのか~」という感じです、正直なところ。
だって、ドイツは19%なんですよ!(ヨーロッパの多くは20%台です)
ドイツでは正しくは付加価値税と言われていて、
現在19%なのですが、生活必需品の税率は7%です。
日本でもこの生活必需品の税率を下げる
「軽減税率」という意見もあったようですが今回は見送られました。
その理由は「どの品目を軽減税率の対象とするかで混乱が生じる恐れがある」とのこと。
この軽減税率、実際にドイツでは実施されていて、
私自身はもう当たり前のようになっているし、意識もしていないので、
いまさら何が19%でなにが7%なのかを日ごろ認識していませんが、
ちょっとゆっくり見てみました。
ドイツではレシートには、品物の値段の横に1(19%)、2(7%)とかかれていたり
AとBで表記されていたりお店によって様々ですが
しっかりとレシートに明記されています。
たとえば、最近の買い物で
7%=生活必需品のもの
・卵
・チーズ、ヨーグルトなどの乳製品
・じゃがいも、にんじん、ネギなどの野菜
・バナナ、りんごなどの果物
・牛乳
・ライター
・クッキー、チョコレート
など、スーパーで買うようなものは7%のものが多いです。
では、最近買った19%のものといえば
・ミネラルウォーター
・食洗機用洗剤
・レッドブルー
・アップルジュース、オレンジジュース
・クリスマスのデコレーショングッズ
などです。
ミネラルウォーターなどは生活必需品のように思えますが、
ぜいたく品(・・と呼ぶのがふさわしいかはわかりませんが)に分類されます。
通常の食器洗い洗剤は最近のレシートにありませんでしたが、
食洗機用は19%です。食洗機が必需品じゃない?という取り扱いなのでしょうか。
アップルジュースなどのジュースが19%に対して、
チョコやクッキーが7%なのが不思議です。
でも、これもいちいちレシートを見ればわかることですが、
日ごろはあまり意識していません。
もちろんレストランやカフェの食事などは全て19%ですよ!
日本が軽減税率を見送った理由に「混乱」とありましたが、
そりゃ一番最初に設定するときはもめるでしょうね・・・。
でも、必需品の税率は押さえて、ぜいたく品の税率は高くというのは
わからなくは無いですけどね。その線引きが難しいだけで。
ちなみに、日本はまずは8%、そして10%と2段階で上げるようですが
7%ではないことの理由として「計算が奇数なのでややこしい」とのこと、
ドイツなんてその「7%」そしてさらに「19%」ですよ!
19%なんてそらでは計算できません・・・。
でも内税なので別に計算する必要ありません。
っていうか、日本だって内税表示ですよね・・・。
この表を見たら日本の税率の低さが際立ってます。
安いほうなんだろうな~とは思ってましたが
他の国がこんなに高いなんてびっくりです!