Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆不思議な外国「スイス」

アルプスの山をハイキングしたい!という目的のみのスイス旅行。

2日目、3日目、最悪4日目(ドイツに戻る日)の3日間のうちどこか良いお天気があれば!と期待するものの、雨、曇り、大雨、という3日間の予報・・・。

予報は予報、実際は違うかもねー。なんて思っていましたが2日目は予報どおり雨。

とりあえず近くまで行ってみよう!とインターラーケンまで行きました。

雲が低い!こりゃ無理だね・・・とハイキングをあきらめ街を散歩。

この2つの山の谷間からあのユングフラウが最高に綺麗に見えるそうなのですが・・・残念ながら何も見えない!

三角屋根が特徴的なこの地域、マクドナルドも三角屋根!

こんなお天気の悪い日に町にいるのは観光客のみ。しかも日曜日だし・・・。中国人9割、その他1割というぐらい中国人が多くて、時計とナイフのお店はすさまじいほど混雑していました。日曜日でも観光客用にお店が開いていましたが、別に時計もナイフも欲しくないし見るものも無くてとりあえず歩いているうちにどんどん天気が悪くなってきました。

とりあえず場所を移動してみよう!とGrindelwaldというところへ。

アルプス登山の町としては有名なところです。

傘を差しながらお散歩。お天気がよければハイジの世界だったろうに・・・。

まあそれでも素敵でしたけどね。

時折雲が切れて山がちらっと見えるのが嬉しい。

雨がやまず山系はあきらめて、街に出ることにしました。

1度行ってみたいと思っていた街Luzernへ。

途中、豪雨。そして霧!それでも1時間ぐらい離れているから、もしかしたらLuzernは晴れてるかも!とか望みを捨てずに向かいました。

Luzernは以前、フランクフルトからLuzernに引っ越した人がすごく素敵なところだと言っていたのをずっと覚えていて、スイスに行くならLuzernに行こう!と思っていた憧れの街。

晴れてたら相当可愛いんだろうな・・・。

ここでもまたゼラニウムが咲いていました、すごい!

悲しくなるほど雨・・・。まあ仕方ありません。

でも雨のおかげでこんな素敵な虹も見れたし。

でもいつか晴れた日にLuzernはまた行きたいと思います。

そして3日目。天気予報の中では一番マシな「曇り」の日。

ホテルの窓から見える景色は朝からどよーーんとした雰囲気。

最悪です。せっかく来たのに・・・。

曇りの予報も夕方からは雨とのこと。朝しかチャンスは無いのに・・・。

テンション下がり気味で朝食をとっていたら、ちょっとだけ晴れ間が!

さっきまで見えなかった山が見えてきた!

もしかしたらチャンスかも!!と急いでホテルを飛び出して向かいました。

ホテルの駐車場から見える山もくっきり!もしかしたら今日、チャンスかも!

とりあえず急いで車で向かいました。何とかギリギリ見えそう!

本当はWengenという街まで行くつもりだったのですが、Wengenへは車で行けないのかたどり着けず、一歩手前のLauterbrunnenまで車で行って駐車場に停めて、目的地であるKleine Scheideggまで電車で行くことに。

スイスの高山電車はとにかく高い!どうにかして安く行こうとハイキングと組み合わせて計画するものの、そこまで安くは行けそうになく、でもせっかく来たんだから!とまずはKleine Scheideggまでの電車は惜しみなく乗りました(1人30.4フラン)。

電車から見える景色がすごかったです。

なんか写真を見ているみたいな、木も無いので動かないからストップした状態の景色。氷だよね・・・?と疑いたくなるようなそんな景色でした。写真を撮るより見ていたい感じ。

途中、すれ違う電車。この大自然の中ではなんだかおもちゃみたいに見えます。

そして到着。絶景でした。

ここからさらに上のヨーロッパ最高峰の駅、ユングフラウヨッホまではこの電車で行けますが私たちはそこまでは行かず、ここからハイキングをしました。

この電車、今年が100周年記念だそうで記念切符みたいなのも売っていました。

ここKleine Scheideggから目指すはMännlichen。

色んな観光情報にハイキングに最適だと書かれていたコース。

1時間半ほどのハイキングコースで、起伏もなだらかで歩きやすいコースでした。

このコースは「パノラマコース」と呼ばれていてその名の通り景色が綺麗!

途中、こんなところで休憩!

合成写真みたいに見えますが本物です。

一番左のベンチで休憩しました、腹ごしらえはバナナ(笑)

休憩して、写真を撮ってかなりゆっくりしたペースだと思いましたが1時間半はかかりませんでした。途中、多くの人とすれ違いますが、私たちとは逆の向きで歩いている人のほうが多かったです。景色もそのほうが楽しめるかもしれません。とはいえ、どこを見てもすごい景色なのですが。

そして第一目的地のMännlichenに到着。

ここでランチです。スーパーで買ったサンドイッチ。

これが気圧の関係か袋がパンパンに膨らんでいてびっくり。

こんなすばらしい景色でハイキングをして食べるランチ!

出来ればおにぎりが食べたかったです。絶対おいしいだろうな・・・・。

Männlichenには少し高いところまでいけるようになっていて、ここからミニ登山。

途中からはロープにしがみついて登りました。

すごくしんどかったけど、たどり着いた頂上からの景色は最高でした!

空気を味わう旦那。

お気づきかと思いますが段々天気が怪しくなってきています・・・。

ふと気がつくとほとんど人がいなくなっていました・・・。

人がいないからか工事が始まりました。なんと工事現場にはヘリコプターが来てました!

セメントを運んでいたようです。ヘリコプターすら小さく見えます。

ね、ずいぶん空がグレーでしょ・・・。

予定ではここから車を置いた街までハイキングの予定でしたが、

このMännlichenからWengenという街まではハイキングではなくかなり急な登山らしく運動靴では無理だと途中ですれ違った老夫婦が忠告してくれたので、あきらめてロープウェーにて下山。

この急なロープウェーですから、さすがに歩くのは無理ですね。

このロープウェーは乗る予定ではなかったので思わぬ出費ですが仕方ありません。

下の街は瞬く間に雲に覆われてしまってロープウェーの行き先は雲の中。

そして着いたWengenから車を停めたLauterbrunnenまでは1時間ほどのハイキングコースでここは初心者でも大丈夫だったので歩きました。確かに初心者でも大丈夫なのですが、1時間ずっと下り。自転車では怖くて降りれないほどの急な坂道で歩くのも正直怖かったです。

最初はこんな風景で楽しかったんですけどね・・・。

途中から足の爪が痛くなるほど急な下り坂。膝も笑うしまともに歩けませんでした。

上りみたいに体力的には疲れないものの下りって結構辛いですよね。

このコース、誰も歩いていませんでした。1時間誰ともすれ違わず。

みんなは電車に乗ってます・・・そんな電車を横目に歩きました。

そして無事駐車場に到着!駐車時間はちょうど5時間でした。

いい距離のハイキングだったと思います。紅葉も綺麗でした。

なんと車に乗った瞬間に大雨!ナイスタイミングでした。

夏だったら青い空に白い雲に緑の丘にとっても綺麗なんだろうな・・・。

今回は「下見」ってことにして、今度は本番として夏場に来ようと決意。

でも次は休暇用のアパートを借りて自炊をしたいと思います。炊飯器も持参してハイキングにはおにぎりを作って夜は春雨ヌードルを食べて食に困らない旅をしたいと思います。

そして最終日の4日目は、車のワイパーを最速にしても前が見えないほどの大雨でした。

途中、バーゼルに立ち寄りましたがドイツとの国境の町でもあるバーゼルはなんらドイツと変わらずあまり楽しめず、雨だし早く帰ろう・・・とさっさとスイスを後にしたのですが、家に帰っても何も無いからスーパーに寄らないと!ということになり、せっかくだしフランスのスーパーに行こう!とカルフールに寄って帰ってきました。

スイスからドイツに入ったけど、スーパーに寄るためにフランスに、というこの国の隣接具合は未だ慣れません。まあ例えるなら大阪と京都と神戸みたいな感じです。

そして戻ってきたドイツは快晴!なんじゃこりゃー!

このお天気、スイスで見たかったな。

ということで、雨に振り回されたスイスの旅でしたが、これが日本からわざわざ来てたらショックだったかと思いますが、頑張れば4時間そこらで行ける国なのでまたいつの日か今度は夏場に行きたいと思います。

スイスって公用語だけでも5ヶ国語ぐらいある不思議な国。

多言語をどのように操るのか結局わからないまま戻ってきました。

ドイツにはフランスやベルギー、オランダなど他にも隣接している国がありますが、EUだし通貨も変わらないし国境も無い。でも「国」は違っていて言葉が違う。

スイスは国境があって(とはいえ、何もチェックが無く通過しましたが・・・)、通貨も違います。まさしく外国!という感じがするのですが、(今回訪問したエリアは)ドイツ語圏、そうなんです、ドイツ語が通じるのです。街の標識もドイツ語です、何も困りません。レストランのオーダーも、道を聞くときも、切符を買うときもドイツ語が通じるのです、外国なのに。でも!スイス人の話すドイツ語が訛りすぎてて全くわかりません!まるで外国語。見事に理解できないんです・・・。さすがに旦那はドイツ語のネイティブだけあって大体わかっていましたが。私は本当に見事にわかりませんでした、5パーセントぐらい理解できたかな。フランス語やイタリア語などに比べればまだ理解できますが、同じドイツ語とは思えないほど全く違う言葉でした。

自分からは伝えられるのに相手の言っていることがわからないという不思議な感覚。

久々に通貨を換算しながらの旅でした。

スイスは物価が高いし、対ユーロだと強すぎるのでこんなときにドイツ人はスイスに行かない、山ならバイエルンやオーストリアで見れるから、と言っていた旦那の言うとおりドイツ人には全く会いませんでした。なんか近い割にはお金のかかった旅でした・・・。

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