Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆ベルギーってどんな国?

20年ぶりに同級生に会ったベルギーの旅。くるっとベルギーを回ってきました。

いろんな人が「いいよー」というブリュージュ。

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たしかに素敵でした、行ったことは無いけどヴェネチアとかの雰囲気に似てるのかな?

初日は雨と風、晴れが交互にやってくるような悪天候。

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同僚が「OSTENDという街に行けばおいしいシーフードが食べられる」って情報をくれました。

同僚いわく、ちょっとした屋台とかが海沿いに出てるって言ってたのですが海沿いなんて寒くて歩けない!

屋台どころか人がいないー!寒いーーー!

お店もチョコチョコあるだけで、どこも人が入っていなくて・・・高い。なんか不安・・・。

おいしければいいけれど、最悪だったときを考えるとなかなか決めきれず・・・。

寒い中、もう歩くのも嫌になってきて。海沿いで唯一あいていたレストランがあったから

「もうそこに行こうか・・・」とあきらめながらの移動。

そんな時、プワーンとなんともいえない香りが漂ってきました!

どこだどこだ!!!???とキョロキョロして見つけたお店、これが大大大正解!

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ムール貝のお店でした。みんなムール貝を食べていました!しかも価格も良心的。

お店も狭くて、お世辞にも綺麗とは言えないけれどアットホームな雰囲気で

これこそが私たちが求めていた場所!と、もうその夕食だけですべてがチャラになるほどおいしかった。

ムール貝はご存知、バケツのような大きなお皿に入ってやってきます。ものすごい量です。

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殻の部分の体積が多く見えるだけで実際はそこまでの量は無いと思われます。

でも一人一皿を頼む勇気は無く、私たちは分けました。他に小さなスープとサラダ、それでも十分。

お店にいたほかのお客さんは子供を含め全員一人一皿でした・・・・。

でもみんな残しててもったいなかったな。

このホテルに来る直前「夜ホテルで飲もうね!」と買ったビールが車の荷台で割れてしまい

新しい車の荷台にビールがしみこんでしまい・・・最悪でした。

でもそんな最悪な気分さえすべてチャラにしてもらえたぐらいおいしい夕食でした。

ここ、本当にお勧めです!! その後、車の後始末は大変でしたけど・・・・。

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初日は少ししか見れなかったブリュージュに改めて翌日、向かいました。

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お天気にも恵まれて、知人が進めてくれた船ツアーにも参加。

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かわいらしい街です。お天気が違うとここまで違うのか・・・と思うほど。

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川や自転車がある雰囲気はアムステルダムっぽい感じも。

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気付きましたか??よーく見てください。

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かわいい!!なんか犬ものんびりゆっくりしてていい感じです。

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そしてブリュッセルに移動する途中に立ち寄ったゲント。

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結局このゲントが目的も無く立ち寄った割には一番良かった気がします。

いつかまたゆっくり時間をとって行きたい街です。

ブリュッセルでは快晴に恵まれ、同級生との再会を楽しみました。

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久々に訪れたブリュッセルはとにかく観光客が多くて人の多さに疲れました。

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早々とブリュッセルを後にして、「ワロン地方」へ。

ドイツとの国境とも近いベルギーのワロン地方は、今まで全く知らなかったエリア。

ナミュール。要塞の1番上まで徒歩で上りました、みんな車だった・・・。

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寒かったけどせっかく頑張って登ったし。

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そしてガイドブックで素敵だなーと思っていたディナン。

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渓谷にある小さな街、素敵なんだけどちょっとやりすぎ!?

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この街は木管楽器のSAXが生まれた街として有名です。

なのでそのSAXの模型とか、各国の国旗とかカラフルすぎてせっかくの景観がもったいない!

しかも一番のシャッターポイントに日の丸。

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ここはベルギーの旗のほうが、思い出にもなるんだけどな・・・。

今回ホテルは3泊とも違う場所にしました。

ギリギリに取ったからか、イースターだったからかどこもちょっとずつ予算オーバーでしたが

ブリュッセルで宿泊したHousing Brusselsは普通の綺麗なアパートがホテルになっていて

なんだかブリュッセルに住んでいるみたいなそんな感じのホテルでした。

(それがホテルの狙いでホテルの看板なども出てないんです!)

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キッチンも勝手に使うことが出来て自由にお料理したり、

飲み物や軽食はご自由に!と色々置いてあって良かったです。

ちょっとビタミンが欲しいなとスーパーで買ったパイナップルの塊を一体どうやって食べよう・・・と

模索していてたどり着いたホテルがここだったので包丁もお皿もなんでも使えて助かりました。

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3泊目にワロン地方で泊まったホテルは、旦那が大興奮!!

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この丸い塔の中がお部屋なんです!!これにはびっくり。

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自然一杯で、こういう木の上にあるお部屋とかもあって、

犬と共に泊まっている人も多くて、大自然の中にあるホテルでした。

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ちょっと惜しい!ここはこだわって欲しかったなー(笑)

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周りに何もないので出て行くのも大変で、最終日は夕食をホテルのレストランで取りましたが

これがねーーーー、んーーーー、最悪でした。

あまり味にうるさくない私たち夫婦ですら言葉にならない感じです。

安ければまだ諦めもつくのですが、この旅で1番高くついた夕食だっただけに、残念。

ホテル自体はものすごく良くて、最高だったのに、

帰り際、なんとなく「よかったねー」っていう気分にならなかったのは夕食のせいだと思います。

あまりに夕食が期待はずれだったので別料金だった朝食は取らずに帰りました。

朝食は一人10ユーロだったのですが、それすらもう支払う気になれず・・・。

黙っていても良かったのですが、さすがに旦那が「こんなにいいホテルなのにもったいない」と

スタッフの方に伝えたところ「シェフを連れてきましょうか?」といわれたのですがそこまで

する必要は無いので、今後の発展に役立ててくださればとコメントだけしてました。

旦那の言い方もやんわりとうまく言ってるなーと横で聞いていたのですが、

対応していたスタッフ(高齢の男性)は「毎日多くのお客さんでにぎわっているし

今日もこんなにたくさんお料理を作っているけれど一人としてそんなコメントはありません」って。

多分、誰も言わないだけじゃないかな。

着席からドリンクが来るまで30分、前菜まで更に30分、メインまで30分という待ち時間。

忙しいと聞いていたので我慢しましたが、おいしければそんな待ち時間もチャラになるんですけどね。

結局初日のムール貝のレストランの3倍ぐらいの料金を支払い、夜は食べたのにお腹ぺこぺこ。

ほんと参りました。でも宿泊はものすごくお勧めです!本当にいいホテルでした!

朝食を取らずにどこかでカフェでも・・・って思ってもイースターの祝日にやっているようなお店は無く

観光を兼ねて最後に立ち寄ったリエージュ。

ブリュージュと名前が似ているからか素敵なイメージが近かったのですが、

わざわざ行くほどの街では無かったかな、と。

クロワッサン一つ食べて終了!

それよりは、途中来るまで通り抜けたワロン地方の小さな町が素敵でした。

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4日間ベルギーをぐるっと回って思ったのは

「ベルギーという国が今ひとつわからなかった」ってこと。

言葉も国の中で3つも違うってのがまずなかなか理解できない状況です。

不思議だけど本当に変わるんですよね、言葉。すごいなあ。

オランダ語圏ではなんだかドイツ語に似たニュアンスで時々理解できたりしたのが不思議。

ベルギーってチョコレート、ポテト、ムール貝、小便小僧ってイメージしかなくて

ゆっくり見て回ればベルギーという国がもうちょっとわかるかなと思ったのですが

やっぱりベルギーって私の中ではつかみきれない国でした。でもそれがベルギーなのかな。