Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆出産準備コースに参加しました

この週末は旦那と一緒に「出産準備コース」に参加しました。土曜、日曜それぞれ10時~16時のコース。平日の夜に8回ぐらい通うコースもありますが、2日間でパパっと終わらせたく週末集中コースにしました。

お天気の良い6月の週末に2日間も缶詰になることは、太陽好きな旦那には耐え難くブーブー文句を言っていましたが、とりあえず2日間しっかり学んできました。私としてはネットなどで知っていることも多かったし、絶対に参加すべきだったかといわれるとそうでもないような気もしますが、旦那は何にも知らないので、少しは知識を蓄える良い機会になりました。

別に妊娠しなくとも、出産の始まりは陣痛だけではなく破水とかもあることぐらい常識と知っていたものの、男性(うちの旦那だけ?)は本当に何も知りません。陣痛だって色んな陣痛があることとか、子宮口は10センチ開かないと赤ちゃんが出てこないこと、そこにいたるまで何時間もかかることなど全く知らなかったみたいです。病院に行ったらすぐに生まれると思っていたらしい。そもそもいつ病院に行くかも知りませんでした。

参加者は11組。2組以外は旦那同伴。国際色豊かでしたがみんなドイツ語は完璧でした。インド、コロンビア、ハンガリー、中国、トルコ、イタリアなどなど。最初に自己紹介があり、名前、年齢、住んでいる町、このコースで学びたいことを言うようにと指示があり、座っていた場所からなんと私がトップバッター。うっかり年齢を言い忘れましたが別に聞かれることも無かったものの、他の人はほとんど年齢を言ってました。で、私が一番年上の妊婦でした(笑)、見かけは私より年上の人が多いのに・・・・。

ちなみに予定日まで一番近い人で2週間。遅い人だとまだあと3ヶ月ぐらいあるひともいました。大体30週前後が中心だった気がします。

講師はヘバメさん(助産婦)で、6歳7歳8歳の3人の子持ちの肝っ玉母さんみたいな女性、この人が私と同い年(笑)。こんな感じのお部屋で体育館にあるようなマットを1組に1枚配られてそこに座って講習を受けます。

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陣痛の時に楽になる姿勢とか、出産のときの姿勢とか旦那とバランスボールや天井から吊るされている布などを使って実際にやってみたりするのでアクティブな時間もありましたが、ただひたすら講師の話を聞くという時間も長かったです。この辺はドイツ語学校同様、受講者同士で話したり意見を言い合ったりするので、講師が一方的に講義するということもなく、みんなでわいわい話しながら進みます。質問も山ほど出るし、まあ旦那さんたちがよく質問するのにはほんと感心します。うちの旦那も少しぐらい質問するぐらいの積極性があればいいものの・・・。

マットの上では「楽な姿勢で」と言われているので、その部屋にあったクッションなどを各自勝手に使って楽なポジションで聞くのですが、いやいやその姿勢、さすがに講師に対して失礼じゃね??みたいな「家のリビングでくつろいでます」だったり、「旦那の腕枕でいちゃついてます」だったり、旦那さんも一緒に寝ころがってダラダラして聞くような感じ。いくら「楽な姿勢」と言われても、日本人的には常識の範囲というものがありますが、一切そんなものはありませんでした。座るより「寝てる」人のほうがよっぽど多かったです。質問だって寝たままします。

会陰マッサージについても学びました。実際には出来ないけど(笑)、どういう風にするのか教えてもらいました。ドイツでは旦那さんにやってもらうのが主流なのかな?旦那さんたちが「なんかエロチックだねー」なんて言い出し、先生が「マッサージさえすればあとは好きに(続きを)しなさいねー」とか普通にそういう会話でみんなで爆笑するところとか、なんともオープンです。

持ち物は、ブランケット、楽な服、飲み物、スナック等でした。スナックはバナナやりんごをそのままとか、タッパーに果物を入れてきている人ばかり。私もスイカを切って持って行きました。そこはもう別に当たり前で違和感もないのですが、「楽な服」に関しては私の認識が間違ってました(笑)

「楽な服をもってこい」というのではなく「楽な服で来い」ということだったようです(笑)、てっきり着替えるところとかあるのかなーなんて思ってましたがそんなものは無く、着替える時間も無く、まあそもそも妊婦さんは楽な服を着ているからそういうものなのかもしれませんが、みんな来るときから既に楽な服。私はさすがに最初の休憩中にトイレで着替えました。2日目はみんなを見習って(笑)、ちょっと普通では外に出れないような部屋着のような状態で最初から参加しました!

2日間ともランチはすぐ近くにあるイタリアンで大勢でランチ。強制ではなかったけれど15人ぐらいで一緒に食べました。ちょこちょこ情報交換をしたりしながらですが、私自身こういう場で初対面の人たちと積極的に話すほうでもないので、正直疲れました。

この他の参加者との情報交換の中でなんだかなーと思うところがちょこちょこあったので、また続きを別の機会に書きたいと思います。

ちなみに、この11人の妊婦さんの中で5人が、まだヘバメが見つからないと言っていました。やっぱりみんな苦労しているみたいです。散々連絡したけれど見事に断られたとのこと。講師のヘバメさんいわく、ラインマイン地域ではもう当たり前な状況でヘバメが見つからないことは何も不思議なことではないとのこと。ヘバメになる人はいるけれど、みんな病院勤務のヘバメを希望するので、出産後に家に訪問するフリーのヘバメは新しい人が全くいないらしく減る一方だそうです。

産科のコースを色々受けたり、ヘバメが数名集まって色んなコースを開いているところがあれば、そういうところは大体週に1回程度相談の時間を設けていたりするのでそういうところに行くと良いとのことでした。