Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆Strandkorbに物申す!

ドイツの海の風景といえば!のこのStrandkorb。直訳すると「砂浜の籠」という感じですけど、日本でいうパラソル的な、海辺で過ごす場所。とってもきれいに並んでいます。見渡す限り砂浜にこのStrandkorbが並んでいる風景は圧巻です。

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2時間、1日、1週間などの単位で借りることができて、私たちはお天気の良かった日に1日借りました。ちなみに1日で9ユーロでした。海辺のお店がたくさんあるメインのエリアだと1列目と2列目以降で値段が違ったりしていましたが、私のところはすべて9ユーロでした。私たちは2列目でした。


砂浜のみならず、カフェとかレストランとかも数席はこのStrandkorbがあります。ちなみに、後で立ち寄ったキールではスタバにもありました。


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軽く説明すると、大きさは大人二人が座れるぐらいの幅で、リクライニングもできますし、シェードもあります。

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座面の下が引き出しのようになっていて椅子のようなものが出てきます。足をのせると楽。

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ミニテーブルもついてます。

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砂浜にあるので、子供たちは砂遊びに夢中。山を作ったり、海から海水を持ってきて川を作ったり。娘もたくさん遊びました。子供のいる人たちは敷物を持ってきていて借りているStrandkorbの前に広げています。それにしてもゴミ一つ落ちていないものすごくきれいな砂浜でした。

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この日、写真からも分かるように雲の厚い日でした。晴れと曇りが常にコロコロ変わるような天気。気温も25度ぐらいかな。太陽が出るとちょっと暑くて、曇るとちょっと肌寒いような日。海に入るには寒いけれど、砂浜で子供が遊ぶには最高のお天気ね!と隣の人が言っていました。もちろん海に入っている人は結構いましたけどね、肌の厚さが違うのかな・・・。私には絶対に無理な寒さ。

みんな海のほうに向いてゴロっとしていて、時々娘と一緒に水際まで歩いて行くときに、絶賛「バイバイ」が大好きな娘は振り返って誰にでもなくただ「バイバイ」をするのですが、そんな娘に多くの人が手を振り返してくれて、なんともほんわかした雰囲気。平和です。

そんなStrandkorb、これって私は、いや日本人的には「どうなん?」ってものだと思います(笑)。

背面、左右と3方向が囲まれています。ビニールが張られていて水も風も入りません。基本「太陽好き」な人々なのでシェードは気持ち程度の小さなもので、Strandkorbも好きに方向を変えてもいいのですがみんな太陽に向かって座ります。シェードのおかげでちょっと顔が日陰になるかなという程度。

これ、暑い・・・。日本の夏には無理です。暑すぎます。しかも大人二人が隣同士に密着して座るなんて暑すぎる・・・。

しかもね、3方向がしっかり囲われているので、せっかくの気持ちの良い「海風」が入ってこない。風は万病のもと!の国ですから、風は無いほうがいいんでしょうね。気持ちの良い風が遮られ、太陽が出たら暑苦しく、なぜこれがもてはやされるのだ?と不思議でなりませんが、まっドイツの夏はたいして「夏」じゃないし、暑くないので受け入れられるのでしょう。授乳には向いてましたけど(笑)。

グレーミッツでは唯一お天気の良かった日に1日このStrandkorbを借りてのんびり。娘も思う存分砂遊びができて楽しかったんじゃないかな。時々ふらっとプロムナードにランチに行ったり、アイスクリームを買いに行ったり、何をするでもなくただ娘と遊んでぼーっとする日。

今までは旅先で1日ボーっとするとかもったいなくて有り得なかったし、せっかくだし観光したい!って派でしたが、まだ娘も小さいしこういう1日も悪くないのかな、と。