まもなく2歳4ヶ月の娘、これが「イヤイヤ期」ってやつかー、と思うような日々が1ヶ月ほど前から始まっています。イヤイヤ期ならぬ「ダメダメ期」ですけど、全てのことに「ダメー!」と言ってます。
ダメ!が言えず「マメ!」だった頃はまだ可愛かった。もういまは思いっきり「ダメー!」って言えますけどね。
もうこっちも慣れっこなので「ふーん、ダメなんやね」って終わることも多いのですが、それでもやっぱりイライラすることも多々あって、娘との根競べみたいなこともありますが、イヤイヤ期って本当にやってくるんだーと順調に成長していることに安心したり。
「だめー」とばかり言っていたと思えば、最近は「そんなんだめー」と「そんなん」が付くように。これって私がよく言ってるかも・・・。
ドイツ人を父に、日本人を母に持つ娘は上手く行けば「バイリンガル」ってやつになるのでしょう。上手く行けばですけど。
ドイツで育つ以上、ドイツ語が堪能というか母国語になり、日本語が2番手になってしまうとは思いますが、その日本語をどの程度まで期待するのか難しいところ。
そりゃネイティブのようになればこの上ないですけど、日本語って「正しい日本語」と「自然な日本語」に差がありますよね、これってやっぱり日本で日本語で生活してこその習得なのかなと思ったりもします。
ドイツでも多くの片方の親が日本人の人たちや日本語が上手なドイツ人に会いましたが、たまにびっくりするぐらい上手な人もいますが、何も間違ってはいないんだけれどいわゆる「自然な日本語」ではない人がやはり多い気がします。
そんな娘、今現在は「日本語9:ドイツ語1」と言えるぐらい日本語が達者です。私といる時間がほとんどだし、必然的にそうなるでしょうね。幼稚園に通い始めればこれも変わってくるのでしょうけれど・・・。
ドイツ語もわかってはいるようですが、単語がいくつか出てくる程度で日本語のように会話にはなかなかなりません。
ただ保育園の先生には「ちゃんとリアクションもあるし、普通に理解してるわよ」とは言われていますし遅かれ早かれドイツ語は出てくるだろうし何も心配はしてませんけどね。
少しずつですが、パパとママの話す言葉が違うということがわかっているようです。
パパ、ダンケ!ママ、あーと!(ありがとう)
パパ、フィッシュ!ママ、かな(さかな)
パパ、ケーゼ!ママ、・・・(チーズと言いたいが思い出せない)
というように、パパとママで同じものでも単語が違うと言うことはわかっているみたい。
パパ、ピーレン!ママ、あそぼ!(ピーレンはSpielenのこと)
パパ、タートゥーターター!ママ、ピーポーピーポー!と救急車のサイレンの音の言い方まで違うということをわかってました(笑)。
パパに話しかけられると、返事が「Ja(ドイツ語でYes)やNein.」になります。私の時にはなりません。でも、パパにも普通に日本語で色んなことを話しかけます。
主に日本語は私から吸収しているので、必然的に関西弁になります。これも本当はちゃんと標準語で話して正しい日本語を聞かせるべきなんでしょうかねえ・・・。「あかん」「みーしーて!(見せて!)」はよく使います。
そして、私でも旦那でもなく他からも学ぶようになって来ました。うちでは使ったことも無かったし、私も旦那も発することの無かった単語「おしゃぶり」、ドイツ語でシュヌラーと言うのですが、突然おしゃぶりを指差して「ぬらー、ぬらー」と言っていました。どこかで覚えてきたんでしょうね、きっと保育園かな。
日本語は私や私のお友達、日本語を話す子供達と触れ合うことで日本語に接する機会を維持しつつ、トトロや魔女の宅急便などのDVDもよく見せています。あまり長い間DVDなどを見せるのも良くないとは言われるけれど、私も家のことができるし、娘の日本語の勉強にもなっていると開き直って見せています。
これからこの娘の言葉がどのように変わっていくのか、成長が楽しみでもあり日本語習得においては責任も感じます。あまり強制しすぎて日本語嫌いになってしまっても嫌だし、でもいわゆる「外国語」ということではなく「お母さんの言葉」ということで慣れ親しんでもらいたいな。