Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆日本語がわからない旦那の介入

ドイツ語が分かる方ならわかっていただける話かと思います。

 

うちの旦那は日本語は話せません。学校に行っていた時期もありますが挫折。ひらがなが読める、あいさつは出来る、内容によってはテーマがなんとなくわかるという程度。私が娘に話す内容も、「靴下はいてー!」「手は洗ったの?」とかそういう簡単なことならわかっている様子。

 

そんな私達3人の間での会話。

 

娘が、こんな絵を描きました(シールをなぞって色を塗ったもの)

 

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子鹿、バンビ、ですね。

 

 

 

でも何を思ったのか娘はこれを「イカ」と言って、「可愛いイカ描いたよー!」と私に見せてきました。鹿と言いたかったんだと思います。

 

「え?イカ???、これは鹿さんだね、バンビだよー」と伝えると娘も自分の勘違いに気づき、2人で大笑い。

 

そんな私達を見ていた旦那が「えー?何?どうしたの?」と言ってきたので、イカと言ったんだよ、っていう説明をしようと思って、「Tintenfischって言ったのよ」とドイツ語で説明したら、「identisch」と「Tintenfisch」を言い間違えたかと思い(まあ、確かに似てる)、「identischだからね」と娘に説明していました。娘はぽっかーん。

 

identischというのは「同じ」という意味です、旦那は2匹の同じバンビがいるということで「同じ=identisch」という説明をし、娘が「identisch 同じ」と「Tintenfisch イカ」を言い間違えたと思い込んだのでした。

 

もうね、ここまで来たら訂正し説明するのも面倒になってくる・・・。

 

「違うの、Tintenfischと言ったのではなくて”IKA”って言ったんだよ、きっとSHIKAって言いたかったんだろうけど、言い間違って烏賊になったのねー」なんて説明も面倒で、スルーしましたけど。

 

 

 

娘は私には日本語で話しかけますが、ドイツ語の単語が混ざることも多々あります。「てにおは」だけが日本語だったりすることも。

 

意味は分かるけれど、「えー、さすがに今のはドイツ語ばっかりでママ、よくわかんなかったわー」と言うと、「ママ、ドイツ語分かるでしょ?」と言ってくることがあります。

 

「ママのドイツ語あんまり上手じゃないから、よくわかんないんだよねー」と娘のドイツ語の発達を褒めて持ち上げて、日本語に言い換えたり。

 

日本語も随分上達しましたが、ドイツ語も益々話すようになりました。

 

Der,Die,Dasはもちろん、TrozdemとかObwohlとかちゃんと使い分けていたり、ちゃんと動詞の位置が動いたり、娘にしたら自然なことなのかもしれませんが、ドイツ語を「学んだ」立場としては、苦労してきたポイントをさらりと話す娘を見ているとすごいなあーと感心します。