娘、もう少しで4歳です。
幼稚園で覚えてくるのでドイツ語はやはりグングン伸びています。そんな言い方知ってるの?とかこっちがびっくりすることも多い。
日本語はやはり基本的には私だけが話し相手なのでドイツ語ほど色んなことを話せないけれど、それでもよくしゃべっています。日本へ行くと、グンっと伸びます。
4月に日本へ行った時に、エスカレーターやエレベーター、バスの車内放送などなどいろんなところで聞こえてくるのでそれを真似していました。「発車します、ご注意ください」「黄色い線の内側にお立ちください」「ドアが閉まります、ご注意ください」とか、テレビからも色々入ってくるし、やはり環境から学ぶことって多いなあ。
みてみー
きてみー
やってみー
食べてみー
と言われることが多いからか、こっちに来てほしいということを「ママー、おいでみー」と言うようになりました。そうよね、そうよね、ややこしいよなあ・・・。
ぐちゃぐちゃ
くちゃくちゃ
びしょびしょ
など、日本語ってこういう表現も多い。それがもうごっちゃになっていて、先日旦那の朝ごはんのオートミールがミルクにふやけているのを見て「ママー、これ“ぽちょぽちょ”になってるねー」と。
バイリンガルでしっかり育てるには、もしドイツ語で言ってきても、日本語に置き換えて答えるようにって言われることが多いですが
たとえば、「Wasserちょうだい」と言ってきたら「お水飲がみたいのね」という感じで、間違いを否定するのではなく、正しい言葉で言い返すという感じ。これもなるべくトライしてますけど、とは言え毎回言い直してられないこともあります。
「Zauberstabどこにあるか知らない?」と聞いてきた娘に「魔法のステッキを探してるの?」なんてのもなんか変。そりゃZauberstabは“魔法のステッキ”だけれども、かといってそう言い直すのもなあ・・・と。
あと日本語で名前がわからないものもあります。幼稚園ではいているマッチホーゼっていう防水ズボンみたいなのも、マッチホーゼとか日本語でなんていうかわからない!みたいな。
それにしても、娘がどんどんドイツ語の言葉を覚えてきますけど、まだ言葉があまり出なかったころから同じなんですが、旦那が娘のドイツ語を理解できないことが多い。これホント不思議。母国語同士やん!って思うけど、私の方がわかってあげられることが多い。言葉がちゃんとできないということを私自身も経験しているから、つたない娘の話す言葉がわかるんだろうか・・・、もし逆の立場だったら私もそうなるんだろうか。
そんな私のドイツ語ですが、もう学校にも行ってないし「伸びる」ことってこれからあるんだろうか・・・とへこみます。勉強しなきゃとは思うけれど、なんかもう無理じゃね?と思ってしまったり。
先日、仕事でミーティングがあり私含めて5人(4人はドイツ人)という中で、マシンガントークのように話す人たちで、比喩というのか、出てくるセンテンスがわからなくて結構困った・・・。
上手く説明できないのですが、日本語で例えれば「無理なんだよねー」って言ってくれればわかるけれど「箸にも棒にもかからない」って言われると、頭の中にお箸と棒が出てきてひっかからない?にゅるにゅるした何かか?とか、その使われている「箸」「棒」「かからない」ってのはわかるんだけど、それが「無理だ、見込みがない」という意味を持っているっていうことを理解するのって難しいですよね。
だからその言葉がわからないということではなく、それが何を意味しているのかわからないという感じであえてそこで「ねえ、今のってどういう意味?」なんて話の腰を折れるような状況でもないですし(この話の腰を折るってのも、同じようにわかりにくい表現ですよね)。ドイツ人でもそういう言い方をよくする人としない人がいて、たまたまその日はする人が多かったというだけなのかもしれないけれど、内容についていくのが必至でなんかどーっと疲れました。
訛りのない標準ドイツ語で、比喩が無くて、やんわりではなくハッキリ言ってもらえればわかるんですけどねー。
ホント、言葉って難しいわー!