Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆っていうか・・・奥さん、臨月だよ??

先日のあてにならない旦那同士の約束を経て、

 

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友達家族が遊びに来てくれました。

 

奥さんは3人目の予定日まであと2週間という臨月妊婦。5歳と2歳の女の子がいるのですが、まあー、ほんとおてんばというか豪快で、うちの娘がかなーり大人しく見えます。

 

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子供3人、大人4人でいちご狩りに行ったのですが、男2人は話し込み、まーったく子供なんて見ちゃいない。今まではそれでもよかったんです、いつものことだから。でも奥さん「臨月」ですからね。

 

下の子がストライダーに乗りたくないだの、上の子が転んで泣いて「もう乗らない―!」というので、その都度ストライダーを持ったり、それでなくてもいちご狩りの容器とかも持ってるのに、片手にストライダーを担ぐ臨月妊婦。

 

それを見て、私が男たちに「手伝って―」と何回声をかけたでしょう。そしたら下の子が「歩きたく無ーい」と道に座り込み、奥さんが旦那さんに「抱っこしてあげて」というも、「歩け、頑張れ」って声しかかけず、更に泣き、「パパは嫌ー」っていう展開になり・・・と、もうハチャメチャ。奥さんは遠くからそれを見て「さっさと抱っこすればいいのに・・・」って呆れてましたけど。

 

 

 

旦那さん、現在体重が120キロらしく、もうあまり機敏に動けないんですよね。いちご狩りの往復ですでに息切れしてました。

 

なので家にいて、なんせ子供たちがおてんばなので結構危ないことをするわけです、階段を大荷物で上り下りしようとしたり、下の子はまだ小さいから怖いので、その都度走り寄って手伝うのは私。そこ、お前が動けやーーー!って旦那さんに言いたかったけど、言っても響くような相手じゃないし。。。

 

「ごめんね、妊婦ってのもあってイライラが最高潮なの!」と旦那さんの愚痴を言い出す奥さん。私も旦那さんのことはもう10年以上知ってるから、わかるよ、どれも。

 

とにかく家のことは何もしない、少し前に「赤ちゃんが生まれる前に」と誘ってくれた友達との夕食に出かけたくて、3時間ほど留守にすることにしたので娘2人の世話を頼んだらブツブツ言われた、とのこと。出かけたら、子供たちに夕食を与えるのを忘れてたらしい。え?そこ、忘れるポイント?

 

上の子が「パン食べたい」ってパパに言ったらパンをもらえたらしいけれど、用意していた夕食は手を付けられてなかったらしい。もちろん寝かしつけ時の歯磨きは忘れており、上の子が自分からパパに言ったそう。

 

家に戻ったら「世話に疲れた」って言いまくられ、夕食も忘れるほど大変だったと。確かに、おてんばちゃんたちではある。が、たかが3時間ほど。夕食を忘れる?っていうか夕食ぐらいしかタスクは無い。

 

そして、先週は旦那さんのお母さんと一緒にみんなで動物園に行ったらしい。もう臨月なのにまだつわりがある彼女は、お腹が空いて気持ち悪かったから飴を食べようとしたら、それを見た義母が「あなた、お砂糖食べたらまた太るからやめなさい」って言われたらしい。(奥さんも結構大きいのです)

 

で、そこにカッチーーンと来た彼女、それを言った義母に食って掛かったとか。もともと息子夫婦の食生活に口出しをする義母だったので日ごろから多少の腹を立てていたのは事実ですが、

 

「私はあなたの息子と結婚する時に、砂糖を食べちゃダメなんていう契約は結んでいない!何を食べようが私の勝手、(砂糖を食べるなと言ったその言葉)撤回しなさい!」

 

と言ったらしい。つえーーーーー!まあ、彼女らしい。

 

 

 

もういつ生まれてもおかしく無いので、奥さんは1時間ほどの所に住んでいる自分の母親に来てもらって子供たちの面倒を見てもらうようにお願いしてるそう。でも自分の母親が到着するまでは、仲良しのお隣さんに子供たちの面倒を見てほしいとお願いして話をつけているらしい。そこ、旦那でもなく義母でもない・・・。でも「それが1番安全」だとのこと。

 

丸1日一緒にいましたが、下の子がトイレトレーニング中で何度もトイレに連れて行くのは全て奥さん、オムツの交換も奥さん、なんなら帰りの車の運転も旦那がワインを飲んだから奥さん。しかも40分ぐらいかかるし、近くはない。臨月やでー!ワイン飲むなーーーー!そこはお前が運転しろーーーーー!

 

床に食べ物を落としたり、飲み物をこぼしたり、下の子は生クリームのケーキを手づかみで豪快に食べたり、椅子と床にこだわるうちの旦那はずっとハラハラ。まあそれはいつものことですけどね。そういうのも拾ったり拭いたりするのは全て奥さん。

 

2階の子供部屋で子供たちが遊んでいて、下の子が泣き出しました。何かあったのか?と、奥さんが旦那さんに「見てきて!」と言ったのに、「ふーーーっ」ってため息から始まる旦那のリアクション。気持ちも腰も重い。結局、私が行きました。

 

3人目が生まれたらどうなる???

 

「いつでも預かるから、1人でも2人でも、いつでも言って!ちょっと遠いのが残念だけど、うちでよければ気を使わないで!」と伝えておきました。

 

イチゴ狩りへの道中、地元の消防団のおじさん達が消防車で給水の点検をしていました。

 

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「これからイチゴ狩りに行くのーーーー♪」と話しかけ、消防士さん達が「いいねー、じゃあ、僕たちのもお願いねー」と冗談で話してて、でも娘たちはその約束を守り、帰り道、消防士さん達にいちごを配ってました(笑)

 

私がはじめてここの旦那さんに会ったのはもう10年以上も前。彼女もおらずネットでパートナーを探し、40人ほどに会い、全て初回でお断り、なんなら会ってカフェにいる途中に帰ってしまった人さえいた。そして今の奥さんと出会い、もうデレデレ~ラブラブ~で2人の世界に没頭して、チューチュー、へにょへにょしている2人を見てちょっと心配だったのは事実。

 

でもその後、結婚して子供も生まれて今に至りますが、奥さんの強さにこの家は救われてる。本当にいい奥さんに出会えたと思う。これ、彼女じゃなかったら絶対無理だった!

 

昔から彼のことを知っているだけに、私には愚痴ってもわかってもらえるから―って言って豪快に笑って愚痴って、なんだかんだ言って旦那さんと仲良くやっている。

 

初めて彼女に会ったとき、私はへにょへにょなこの彼女と仲良くなれないんじゃないか・・・と思ったけれど、いやいや今はもう私の中では最高のお友達になりました。