先日ベルリンに行った際に、伯父さんから譲り受けた食器。
これです。
この箱の中にがっつり入っていました。
が、お皿だけだったのは救い。砂糖入れるのとかミルクピッチャーとか、コーヒーポットとか嵩張るものが無かったので救われました。ドイツのHutschenreutherというブランドのもの。
数はバラバラ、コーヒーカップ7客に対して、受け皿は12枚ぐらいあるし、ケーキ皿なんて20枚ほどあります。
あと、これはなんだ?お茶碗みたいなサイズのボウルと下のお皿がくっついています。スープ用??これは2セットしかない。収納しにくいったらありゃしないって形です。
これは伯父さんのお母さん、つまりうちの旦那のおばあちゃんの時代のものだそうです。唯一どこの誰のものだったのかわかる食器。旦那の実家にあったものは結局誰が使っていたものだったのかわからず・・・。ちゃんと聞いておけばよかった・・・。
今回の食器はもう事前に約束していたから受け取るのもわかっていましたが、伯父さんと伯母さんはそれ以外にもいろいろ引き継ぎたかったようです。
助かったのは、うちの車が小さかったこと(笑)。ベルリン旅行の荷物もあったし、ベビーカーもあったし車のスペースに限りがあったためすべてを引き取ることはできず、でも伯父さんはこれもあれも、といろんなものを引き継がないか?と聞いてきました。
結局、工具類が数点やってきました。大工でもあるまいし使うの?っていうような工具。
そして伯母さんも、娘に遊ばせてあげてーとアクセサリーをたくさん。
どれも価値のあるものではないから、好きに遊んで―とのことでその場でじゃらじゃら首や手にアクセサリーをつけてもらい大喜びの娘。ママも同じようにたくさんありました。ほとんどフリマで売ったけど。その後リナーテおばさんからも貰い、この手のアクセサリーが山のようにやってきた。
そして「これは本物の金だから」と、私に。
ユリの花?があしらわれたネックレス。昔、伯母さんが伯母さんのお母さんと一緒にシンガポールで買ったそうです。お母さんの分と2個。娘が大きくなったら一緒につけたらどう?とのこと。今の私には趣味ではありませんが・・・。でもこうやってちゃんと金だよ、とかどこで買ったよ、とか教えてもらえると価値もわかるし、そこに詰まった思い出とかもわかるし、ただ残されたものよりはよっぽど助かります。
とてもコンパクトな伯父さんの家、地下のケラーもコンパクト。それでも山ほどものが入っていました。でも片付けるってことを考えたらそれぐらいの量は可愛いもんです。
伯父さんも伯母さんも10年前に小さなアパートに引っ越したこともあり、そういうことをちゃんと考えてるのかなというのは感じました。もちろん物は多いけれど、大切なものは今回の食器みたいに「家族が引き継いでくれたらうれしい」と考えていたり、工具などももう使うことはないって判断している。この判断、簡単なことではないはず。老いを受け入れなければならないし。
何でもかんでも引き渡そうとしているわけでもないのもわかるし、だから本当は私たちもいらないものであっても、考えて引き継いでほしいって思っているのであれば、一旦は快く「ありがとう」と言って引き受けるべきなのかなと思ったり。
とりあえず今はうちにどんどん溜まっていく物物物!!!!!
ここからはうちで取捨選択をして片付けていかなければ。