5月にベルリンの伯父さんのところに遊びに行き、大量の工具と食器を譲り受けてきました。
パパとママ(旦那の両親)が昨年亡くなり、親戚の少ない旦那はベルリンの伯父さんが唯一の親族。
そんな伯父さんが、数日前に息を引き取りました。
5月に会った時は、手術の後で杖をつきながらなんとか歩いていた伯父さん、一緒にご飯も食べに行きました。その後悪化し、もう立つことも難しくなった頃、電話で話しましたが声はとてもしっかりしていました。ちょうど6月末に日本への一時帰国から戻ったときだったので地震の話とかをしたんです。電話の声から伝わってくる伯父さんはとても元気でした。
なのであっという間の出来事でびっくりしています。
私たちの結婚式に愛犬タミラと来てくれて、それ以来も私たちがベルリンに行ったり、伯父さん夫妻がこっちに遊びに来たり、昨年はママのお葬式の時に来てくれて翌日は一緒にお散歩したりしました。
伯父さんの奥さんは、長年連れ添っていますが籍は入っていません。でも事前に奥さんにすべての判断や処理(銀行のこととか色んなこと)を任せるという書類は書いてあるので問題はないそうですが、とはいえおばさんも一人では大変で旦那に色々相談があります。近くだったらもっと色々手伝ってあげられるのに。
旦那はまた一人、身近な人が亡くなって落ち込んでいます。ママやパパが亡くなったのを身近で見ていた私としては、ずっと寝たきりだったパパや、最後は意識が無くてずっと寝たままだったママの姿を見ていたから、悲しかったけれど苦しそうな姿をずっと見ていただけに、楽になれてよかったという気持ちがありました。ただ伯父さんは元気だった姿を最後に見てるから、なんというか悲しみが深いというか、上手く言えないのですがまだ受け入れ切れていない感じです。
娘も本当のオパ(娘が1歳8か月の頃亡くなりました)のことはあまり記憶には無いらしく、オマのことは写真では「オミ!」とか、連日のように実家に行くことを「オミの家に行く!」という表現を今も使っているので、まだなんとなくはわかっている様子。(娘が2歳になってすぐに亡くなっています)
ベルリンの伯父さんのことは、オパやオマよりよくわかっていて「(犬の)タミのおじちゃん」と理解しています。娘にとっても数少ない親戚の一人だったので、また一人こうやって娘が小さいうちにお別れをしなければいけないことが残念でなりません。
伯父さんが亡くなった日、偶然にもその日は娘の誕生日会で伯父さんから引き継いだ食器を使っていました。伯父さんの「食器を引き継いでほしい」という気持ちを少しでも受け継ぐことが出来たのかな、と思ってます。
今頃パパとママと伯父さんと、天国で再会してる頃かな。