先日とてもすごい体験をしました。すごいと言っていいのか、なんというのか・・・。
旦那の親友夫婦（ブラジル＆ドイツ人のこのブログによく登場する夫婦）の娘2人が洗礼するということで、洗礼式に招待されました。
通常、洗礼式のことはTaufeと呼ばれるのですが、今回はTaufeではなくSegnungに招待する、ということで招待されました。
奥さん側がカトリックでもプロテスタントでもなくFreikirche、日本語では自由教会と言うようです。なのでTaufeではなくSegnungなんだとのこと。
誰が何を信じようが私はそれを否定するつもりも無いので、宗教自体のことはおいておいて、この洗礼がもう度肝を抜かれたというか、また一つ勉強になりました。
今まで洗礼式には何度か招待されたことがあるので、洗礼式がどういうものであるかはわかっているつもりでした。なのでカードとプレゼントを用意し、当日はちゃんとした身なりで向かいました。
洗礼式の会場とされる場所に着いたら、近辺は日曜日で閑散としていたのですが、その会場付近だけものすごい人で、カジュアルな服装の若い人たちが歩いていきます。駐車場を誘導する人がいて、そこでは大音量でロックな音楽が流れていて、何かのイベントがあるようでした。
とりあえず近くに停めて会場に向かうとそこはそのカジュアルな若い人たちが入っていくのと同じ建物。入り口にはお揃いのTシャツを着たスタッフの人が立っていて、「ここが〇〇ファミリーの洗礼会場ですか？」と聞いても「さあ・・名前までは把握してないからさー、でもどうぞ入って！ウェルカム！」と握手されました。
中はすごい熱気で、数百人はいたであろう会場は座席が3階まであります。ライブコンサートの真っ最中。ドラムにキーボード、ギターにベースの人が演奏して、お姉さんが歌う、それはそれは上手な歌で、会場全体がノリノリ。よくわからないものの、顔見知りの友人の親戚もいるし場所は間違っていない様子。空いてるところに座って！と言われ、そのライブコンサートを聞くことに。会場はもうノリノリ、熱気ムンムン。
え？私、何しに来た？？一緒に来るはずだった旦那が体調不良で欠席となり、でも旦那もライブストリームで生中継されているから家で見ていたみたいで、「すごい！なにこれ？ってか洗礼式だよね？」と二人でメッセージを送りあう私達。旦那はスーツで来るつもりでしたが、スーツなんて着てたら絶対におかしかった。っていうか友人家族の双方のご両親も来ていたのですが、すでにその年齢層が会場の雰囲気と合ってなかった。
今日初めてここに来た人、いる？？？ぜひ手を挙げて！ウェルカムプレゼント配るからさー！と軽く呼ばれ、隣にいた友人のご両親に「初めてでしょ？手を挙げたら？」と言われ挙げたらプレゼントもらえました。「ようこそー」とハイテンションで握手され。
とりあえずライブを聞き、娘が愚図っていたので友人がこっちおいで！とライブも見えるガラス張りの小部屋に誘ってくれて、そこは授乳したり小さな子がいる人が使えるお部屋でした。赤ちゃんも本当にたくさんいました。
「それでは今日のSegnungキッズの紹介で―す！」みたいな感じで、友人家族含めて3家族が舞台に呼ばれ、会場は「ヒュー！ヒュー！！！」と声や口笛で大盛り上がり。
それぞれ名前を紹介し、「ようこそー」と会場からの大拍手で迎えられていました。
その後、次は牧師さん（？？）のお話ですが、ジーンズにシャツで舞台の上で1人、まさにスティーブジョブス氏みたいな感じで色々話してました。そのお話中もキーボードの生演奏がバックミュージックのように流れてました。でも話す内容は聖書のこと。
子供たちはキッズルームが年齢別！に用意されていて、そこでスタッフの方が面倒を見てくれました。おもちゃも充実してたし、スタッフもみんなめっちゃ優しいお兄ちゃんやお姉ちゃん。完璧なるオーガナイズにびっくり。娘もほかの子供たちと一緒に遊んで楽しかったようです。
2時間ほどで全てが終了しました。
もうこの空間にあっけにとられ、すごい洗礼式に招待してもらったものだ！とびっくり。どうやらFreikircheはそういうものみたいで、知っている人は知っているみたい。旦那はわかってはいたけど、予想以上だったとのこと。
毎週日曜日に3回開かれているそうで、友人夫婦も毎週参加（というかミサに参列）しているみたい。
いやはや、びっくり。洗礼式に行ったのかライブコンサート聞きに行ったのかよくわからない。でも滅多にないチャンスなのでこのような世界を見せてもらえて感謝です。また一つ人生勉強になりました。
