Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆スイスで農家ステイ

北イタリアの滞在を終え、スイスへ。

 

スイスのみならずドイツでもありますがBauernhofと言って、農家・農場にステイするのが子供に人気です。ファームステイっていうのかな。ホテルのようなところに動物がいるというケースもあれば、今回私達は本当に普通に農家に泊まりました。

 

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家の1階の半分を宿泊者用に貸しています。なので1日1組のみ。リビングダイニング・キッチン・バスルーム・ベッドルームがあって十分な広さ。

 

ここに写っている建物がオーナーさんの家と納屋、農場です。

 

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旦那さんは兼業、奥さんが専業で農場の切り盛り。酪農が主な収入源で、牛・鶏・羊・ウサギ・犬・猫という感じでたくさん動物がいます。

 

 

 

着いた時はワンチャンが出迎えてくれて入り口まで連れて行ってくれました。

 

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どの農家も番犬が必ずいるのですが、ここのワンチャン「ジンディ」はのんびりしてて番犬というキリっとした感じではないけれど、人懐っこくて可愛かった。寄ってきてはお腹を見せてゴローン、「触れー!」という感じでいつも近くにいました。

 

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ただステイするだけでもよし、牛の乳しぼり、動物たちの餌やりを希望するなら何時に来てねー!みたいな軽い感じでした。他のお客さんがいるわけでもないので気楽。牛小屋も他の動物たちも好きな時に見に行くことはできます。

 

牛の乳しぼりは朝6時。起きれなかった・・・。

 

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夕方の他の動物たちの餌やりは毎日やらせてもらいました。

 

特にウサギの餌やりは子ウサギがたくさんいるので可愛くて楽しい。

 

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メインの餌を食べた後は「にんじん」をあげます。これも畑に取りに行くところから始まります。

 

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オーナーのおばさんと一緒ににんじんを抜いて、それをたわしで洗ってウサギさんのところに持って行く。「食べてみる?」と一口もらったにんじんが相当美味しかったらしくこの日からおばさんを見ると「にんじん食べたい」と言うようになりました(笑)。ウサギさん用のニンジンもこっそり食べてましたからね・・・。

 

餌の時間じゃなくても、草を持って行けば寄ってくるのでよくあげてました。

 

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このうさぎたちホント可愛かったー。

 

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猫も10匹ぐらいいて、子猫がたくさん。滞在中にも譲る先が見つかって引き取られていく猫もいたり。猫も人懐っこくて寄ってきます。無理やり抱かれてもじっとしてくれてます。

 

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近くの町をちょこっと観光に行ったりもしましたが、イタリアは暑くて寝ぐるしかったし、連日のプールで疲れたのでスイスはのんびりゆっくり過ごしました。

 

娘が勝手に外に行っても何の心配もない農家なので、娘は大抵このうさぎちゃんの所か

 

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トランポリンを飛びまくり。

 

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横にあるのは1703年に建てられたそう、今は納屋になってますが古くて素敵な建物でした。トランポリンの横には牛がのんびりしています。のどかー。

 

 

 

村の散歩にも行きました。1時間ぐらい歩いても3軒程度しかご近所さんはいなかったけれど、どこの人も優しくて「生まれて3週間の牛だよー」とか、生まれたばかりの本当に小さな子猫、そこの家の人もその日初めて見たという生まれて2週間のうさぎなど「見ていきなー」と声をかけてくれます。

 

ちょっと芝生を歩けば、1歩でバッタが10匹ぐらい飛びあがります。初めての「バッタ」。そういやイタリアでは「トカゲ」をたくさん見ました。ドイツ語でサラマンダーと言うのですが「サラランダー、サラランダー」とよく見つけていました。(私はちょっと苦手だけど・・・直視は出来ない)

 

うしさんのおっぱいは4つ!ねこちゃんは8こ!ママは2こだねー、とそういうことも見て学んでました。猫ちゃんもいっつも転がってましたからね。

 

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観光はルツェルン。2度目の訪問。綺麗だったけれど「農場に帰りたい・・・」と思うほど観光客が多くて人の多さに疲れた。

 

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あとはエメンタールチーズのまち「エメンタール」。ちょうどチーズ工場でお祭りの日で色々見学できましたが、残念ながら雨。併設されてた公園もチーズの公園でした。

 

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うしのベンチも可愛いけどめっちゃリアルー!

 

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ホント、毎日のんびりしてました。が、蚊が多くて刺されまくって寝れない。途中でオーナーさんがベープみたいなのを持ってきてくれてそこから寝れるようになりましたが、本当に刺されまくりました。

 

虫よけは持って行ってましたが、虫刺されの薬は持ってなかったので薬局へ。相談したらこれがいいわよ!と勧めてくれたのですが、いやー、なんて言ってるのかぜーんぜんわからない。スイスの中でもドイツ語圏だったのですが、癖が強すぎて外国語に聞こえます。え?ドイツ語しゃべってるの?ってびっくりするほどわからない。

 

薬局のおばさんに、3人とも刺されているので子供にも使える物をお願いしますと伝えたら、「綺麗な肌ほど刺されるからねー」と言ったと私は理解したのですが、旦那は「え?そんなこと言ってた?っていうか俺も半分ぐらいしかわからん」とドイツ人ですらお手上げ。最後に娘に向かって「ラムネ食べる?」っていう定番の問いかけもわからなかった。

 

農家のオーナーのおばさんの言葉はまだ分かったけれどおじさんは無理でした。まーったくわからない。でもこっちの言ってることは通じるのでなんとなく会話は成立します。

 

 

 

スイスは誰もが言いますが「高い」。ホント高かった。でもそれもわかってて行ったんですけどね。大家族なら無理だけど、うちはまだ3人だし、娘のお金がかからない今のうち!という感じです。

 

帰る日も「車で食べる?」とにんじんをまたもらった娘。「葉っぱはうさぎさんにあげてくるー」とうさぎのところに走って行ってました。慣れたもんです。

 

こういった農家ステイはいろんなところにあるので、わざわざ物価の高いスイスに行く必要はないものの、他の人もおらずのんびりできるし、オーナーさんもいい人たちで、また同じところに行きたいなーと思います。動物たちにもまた会いたい。次回は乳しぼりしたい!