Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆テディベアの故郷「Steiff Museum」

今年の夏休み旅行最終日。1泊延泊してウルムに宿泊し、後は家に戻るだけという最後の日。機会があれば行ってみたかった「シュタイフミュージアム」へ行くことにしました。宿泊していたウルム近郊のホテルから車で20分ほどでした。

 

そう、あのテディベアの発祥と言われているシュタイフ「Steiff」です。本社と工場、そして博物館があります。

 

黒い建物がミュージアムです。この黒い建物の壁の中にはタイムカプセルが入っているんだとか。

 

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ミュージアムこそ近代的な建物ですが、工場は1903年に建設された建物が今もなお使われているんです。こちらが工場。左側のガラスの建物が1903年に建てられたもの。

 

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あのテディベアの始まりともいわれる会社が、こんな田舎のこんな素朴な工場!?とびっくりするほど古い。大都会に超高層ビルとか立っててもおかしくないほどの会社なのにね。

 

 

 

このGiengenという街もクルっと見て回りましたが本当に田舎町でした。

 

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プレイモービルといいシュタイフといい、小さな田舎町から生まれた会社が、今もなおそこに根付いて経営されているということにすごく好感が持てます。

 

最寄駅からは(消えかけてるけど・・・)クマさんの足跡が続いています。

 

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さて、博物館ですが、コロナの影響で75分という制限付き、一部のエリアが立ち入り禁止などの対応の為、通常より入場料が値引かれて大人1人7ユーロ。娘は無料でした。

 

マスク着用でね!

 

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ソーシャルディスタンスもね!

 

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一つ一つが可愛らしかったです。

 

ミュージアムというか小さなアトラクションみたいな感じで、子供も大人も楽しめます。もう数えきれないほどのシュタイフのぬいぐるみが出迎えてくれます。

 

こんな巨大な滑り台もあったり

 

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シュタイフの歴史、こだわりなどもしっかり展示されています。そして何より!!!全て日本語で表記されているのです!独・英・そして日本語という3か国語表記!

 

なのでじっくり片っ端から読みたいところでしたが、娘の興味はそこに無く・・・、一人でゆっくり来てみたい。

 

くまもんともコラボしてるんだー。

 

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そして、職人さんの作業も見れます。ちょうどお鼻を縫っているところでした。

 

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若い綺麗なお姉さんだったのですが、なんとなく勝手に「おじいちゃん」が作っているイメージを持っていまいした(笑)、なんかそのほうがイメージとして合うというか・・・。でもこうやって若い方が作っていることが逆に新鮮だし、これからも受け継がれていく物なんだなと感じました。

 

 

 

ミュージアムにはショップがあり、ぬいぐるみ、レアなテディベアなども販売されていて、子供服も沢山。私としてはぬいぐるみではないグッズ、絵葉書とかポスター等が欲しかったのですが、ほぼぬいるぐるみしかありませんでした。

 

娘はもちろん「なんか買ってー」と。まあ、言われると思ってましたけど。ミュージアム横にはアウトレットがあるのですが、8月はお休みらしく・・・。家には山ほどのぬいぐるみがあるからもう増やしたくないと思いつつも、シュタイフのぬいぐるみってホント可愛いんですよね。ましてや歴史や技術を見た後ですから、何か欲しくなる(笑)。

 

くまさんは沢山あるので、パンダのぬいぐるみを選びました。とっても小さなぬいぐるみなのですがふわっふわで可愛いのなんのって。ずっと触っていたくなる感じです。

 

館内にはカフェレストランもあり、入場時にドリンク無料券をもらったのでそれを使って軽くランチ。

 

全ての席に巨大ぬいぐるみ。家族の一員状態。

 

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ガラガラだったので選び放題でした。パンダのぬいぐるみを買ったので、パンダの席を選んだ娘。キッズメニューも豊富で、普通に美味しかったです。

 

私たちは11時の開館を目指して行きましたが、その時点でもかなりの行列。コロナ対応で住所などの記入もありチケット購入に時間がかかり、そしてその後、最初に小さなホールに入って可愛らしい仕掛けと共に説明から始まるのですが、通常だったらギューギューに入れてるんだろうなというホールにたった2家族しか入れないので、なかなか進みません。私たちが帰るころには外に長蛇の列が出来てました。

 

 

 

旦那は当初、どうせ子供向けにぬいぐるみが並んでるだけだろ?って思って乗り気じゃなかったのですが、昔の工場がそのまま残っている、とかそういうの大好きなタイプなのでかなり楽しんでました。家に帰ってからもシュタイフの歴史とか調べてましたからね。

 

日本語が主言語の1つだったのには驚きです。それだけ日本人が来るってこと!?かなり田舎ですけど、わざわざ来るんでしょうか。テディベアとか好きな人多いですからね、ここまで追いかけてくるんだろうか。

 

本当にここに来たい人には申し訳ないですね・・・「近くだったので立ち寄った」という私達。でも改めて一人でもう一度行きたい、制限時間もなくて、アウトレットもやっている時にじっくり1人で行ってみたい(というには遠いか・・・)。

 

シュタイフと言えばくまさんですけど、知ってました?最初に作られたのは「ぞうさん」なんですって。

 

なのでミュージアム前のモニュメントはクマさんの隅っこに象さんがいます。1番最初の写真で気づかれた方もいるかもしれませんね。

 

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シュタイフの始まりが熊ではなく象だったこと、プレイモービルの会社がレチューザを作っていたこと、この2つが今回の夏休みに学んだ2大びっくりでした(笑)