Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆古風な?結婚式

昨年10月、旦那の親友が結婚しました。

戸籍役場のセレモニーに招待してくれて、参列してきたときの記事。

☆ドイツで初の結婚式参列!

そして「パーティーは来年の夏!」と言っていたそのパーティーが先日開かれました。

ブラジル人の奥さん(ドイツ人とのハーフでブラジル育ち)、ドイツ人の旦那さん。

どんなはちゃめちゃなパーティーになるか楽しみでした(笑)

ブラジルからも親戚が来るって言ってたし。

教会式が16時から。遅めのスタートですね。

私たちの家からは車で15分ぐらいのところにある教会でした。

なのでゆっくり準備して、15時半ごろに家を出て、15分前には教会着と計画。

スーパーに行ったりバタバタしていたら準備する時間が少なくなってしまい

大慌てで着替えてお化粧して・・・と家の中を走り回っていたら

新郎から旦那に電話がかかってきました。

新郎のお友達3人を最寄り駅まで迎えに行って教会に行く予定だった、

でもその電車が10分遅延になってしまい、迎えにいけそうも無い。

悪いけどその3人をひろってきてくれない??

という相談。

まず、駅からの送迎を新郎本人に頼む友人達のその精神に驚き。

新郎が送迎を自ら引き受けたのかもしれないけど、当日の主役ですよ、

私なら頼まないし引き受けられてもそんなこと心配するなって断るけど・・・。

駅から教会まではタクシーで5分ぐらい。

駅も大きいし、タクシーはあるはずだし無くても呼べばいい。

大人3人で乗ったなら一人2~3ユーロもあれば余裕で着く距離。

「じゃあ、タクシーに乗るね」っていう案が誰からも出ないことに驚き。

そして電車が10分遅れるというドイツでは普通の日常に対して

なんの別案もなく結婚式当日を迎えるその適当さ(慎重すぎる私とは違うなあ・・・)

そして!彼らとは直接面識のない友達にピックアップを頼む新郎。

そりゃ困っているから可能な限り手伝ってあげたいけど・・・。

そして!明らかに駅に迎えに行くには時間が足りないのに引き受ける旦那!

しかも、駅は教会からは近いけれどうちの家からは逆側なので教会より遠い!

私はイライラ・・・・。

「なんで無理って言わなかったの?どう考えても電車の到着に私たちが間に合わない。

そしてその3人を駅で待たせることになるし、結果として式に遅れるかもよ!」と言うも

ときすでに遅し、しかもその3人の連絡先もいまさらわからないし連絡手段なし。

ちなみに後でわかったのですが新郎は弟とその彼女に頼んだけど断られたらしい…。

なんだかなー、こういう計画性が無いバタバタした感じ、友人らしい。

ホント結婚式とかちゃんとできるのかな、って心配になるほどいつも無計画な友人。

いい奴なんだけど、「しっかりしてー」と言いたくなる感じ。でも社長さん!

「教会の場所なら知ってる!」と言う割には迷ってしかも違う教会と勘違いしていた旦那・・・。

式のスタート1分前ぐらいに教会到着!でも焦る私たちとは裏腹に時間通りに始まらない。

あー、ゆるいゆるい。みんなおしゃべりに夢中です。

10月の戸籍役場の式で見た顔も多くて、

新郎新婦のご両親にご挨拶したり、新郎のお友達にも久々に再会。

(誕生会とか引越しパーティとかで何度も会っているので顔見知り)

そして・・・ある程度予想はしていたけれど

「えーっと、今日は結婚式ですよね・・?」と聞きたくなるようなお召し物の方々が続々と・・・。

Tシャツにズボンとか普通にいました。せめて襟のあるポロシャツとか無かったの???

前回、新郎新婦より新郎新婦みたいになってしまった私たちは

今回はちょっとおとなしく、日本の結婚式だったらちょっとカジュアルすぎる格好でしたが

それでもまだ、フォーマルすぎたかと思うほど・・・。

あとで写真を載せますが、銀色のギラギラボディコンのお姉ちゃんもいて・・・

大家族の新婦側(6人きょうだい!)、

120人はいたと思われる列席者の9割は新婦側でしたね。

そして半分近くは子供だった気がします。赤ちゃんから高校生ぐらいまで。

3人、4人と子供がいるのが当たり前な感じ・・・なんだなんだ、この大家族!?

式の後は誰が仕切るでもなくだらだらーっと飲んでつまんで、くっちゃべる。

「この時間は一体何?誰か何か仕切らないの?」と思っているのは多分私ぐらい。

そしてレストランへ移動。

車が20台ぐらいはあったかなー、みんなで列を成して移動しますとのこと。

ドイツでよく見る風景です、クラクション鳴らしまくって走るあれ。

車につける手作りの飾りが配られました。

W杯期間中に車に国旗をつけている人が多いですが、あんな感じで旗になってます。

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ミシンの糸が処理されてなかったり、赤いところを白い糸で縫ったりするところ、私だったらこだわるなーと思ったのですが、別にそんなことどうでもよくって車につけたら全くわからないんですよね。自分が何事にもこだわりすぎる性格だなーと改めて思いました。でもこだわっちゃうんですよねー。特に結婚式となると。

日本の結婚式みたい!

新郎新婦とその両親が前に座っています。

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子供達用にスイーツのコーナーとかお絵かきコーナーとかもありました。

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子供がとにかく多いので、レゴとかおもちゃ類も山ほど置いてあって

三輪車とか子供がまたいで乗る車とかもあって、子供にとっては天国のような場所でしたが

会場で三輪車乗り回されると危ないよ・・・。見ていて冷や冷やしました。

ステージがあって、新婦のお兄さんが司会でした。

一応、これからの時間と流れみたいなのを説明してくれましたが、

あの説明はなんだったの?と思うほど適当に時間が流れて

時間を意識して急いで食べたりトイレに行ったりする私の席のほかのドイツ人たち。

やっぱりドイツ人ってこういうところは律儀だなー。

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まずは食事、その後一旦全員外に出て写真撮影および、散歩。

1時間ぐらいお庭に開放されました。

1時間って結構長くてやることないのですが、そういう時間に他の参列者と

ゆっくりお話が出来て、新郎新婦とはどういう関係でいつ知り合って・・・とか

昔話を聞いたり、それはそれでいい時間でした。

日本と違って、こうやって参列者同士がゆっくり話せるというのがいいなーと思います。

日本の式だと同じテーブルの人ですらあまり話せなかったりしますよね。

そして改めて会場に戻ってデザートタイムと共に余興がスタートしました。

余興はやりたい人が立候補するシステム。

事前に幹事さんから「当日何かやりたい人は言ってね」と連絡が来るのが普通。

私たちも何かやらない?と旦那に言われたのですが

ドイツ人&ブラジル人を盛り上がらせる案は私には無く・・・あきらめました。

歌、ピアノの披露、漫談、ゲーム・・・と色々ありましたよ。

なんか次々ステージの上で繰り広げられる余興はテレビ番組を見ているみたいでした、

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そしてギラギラボディコンのお姉さん。新婦のお友達。

服はシルバー、帽子はゴールドでしたからね。歩くたびにシャラシャラ音がする。

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この格好で教会式も出てましたよー、しかも手にはマテ茶(笑)

ブラジルっぽいーー!

このお姉さんものすごく元気で、一方的に話しまくって(ドイツ語)

列席者達がちょっとびっくりして対応に困っていたぐらいノリノリだったのですが、

なんかアジア人の私、このお姉さんの興味の対象になったらしく

ことあるごとに話しかけられ、対応にタジタジでした・・・。

このお姉さん、この格好でこの舞台で何をしたかというと

新婦と子供達を舞台に呼び出して、ジャンプしながら首振りながらアカペラで歌いだした。

新婦も同じようにノリノリだったので有名な曲??

以前の記事にも書いたのですが、新婦一家はとても信仰が深い。

今回も食事の前にお祈りの時間がありました。ご両親は宣教師だったようです。

お友達も同じように信仰が深くて、このときお姉さんが歌った(叫んだ?)曲も

「朝起きて、気分が乗らないならバイブル読もうぜ~、ベイベー」みたいな内容でした。

なんかこういうノリもありなんだー、と逆に見ていて楽しかった。

でもそんな宣教師のご両親の結婚式に対するご意見が強かったらしく

ドイツの結婚式の定番というダンスとかは無かったし、

ブラジル色は全く無くて、伝統的な子供から大人までみんなで楽しめる式。

食事とかちょっとはブラジルっぽいものかなー?と期待しましたが

ドイツの、ドイツの中でも「典型的な」お料理の数々。

しかも深夜1時には終わって退散。結構あっさりおわりました。

ドイツの結婚式ってものすごく長いって聞いてたけど。

新郎があとから「色々やりたいことはあったんだけどさ・・・」と言っていましたが。

新郎のお友達席はちょっとその雰囲気とノリにひいていた感があり、

今回がはじめての結婚式参列の私に「これが普通ではないからね!

これはオパやオマ(祖父母)の時代みたいな感じよ」と隣に座ったドイツ人が教えてくれました。

色々おもしろくて突っ込みどころも多かったけど、私は楽しかったなー。

私は未だに自分の結婚式と、このお友達の結婚式しか知らないので

ドイツの普通の結婚式がどんなものなのかはわからぬままです(笑)

あら!そういえば、私たちもうすぐ結婚記念日だったー!