Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆行先表示が違うバス

今日は久々にバスと電車に乗って外出。田舎なのでバスは電車の運行時刻に合わせて走っており、行くときも帰る時もスムーズに乗り継げるようになっています。ちなみに、電車が遅れたからと言ってバスが待っていることはありませんし、バスも遅れることがあるので電車に乗り継げないことはざらにあり、そんな電車もバスも30分に1本です。乗り継げなかったら最悪です。

以前住んでいたアパートは駅から歩けたのですが、バスも時折利用しており、今現在利用するバスと同じ経路のバスでバス停が違うだけなんです。何が言いたいかというと以前からそのバスには乗り慣れているんです。

そんな中、今日起きた出来事。

電車を降りていつも通りバスターミナルへ。乗り場は6つぐらいあるのですが、最初に書いたように電車に合わせてバスが運行するので、電車が到着したときは乗り場が足りないので乗り場によっては同じ時間に出発するバスが縦列で2台停まっていることもあります。私が乗るバスもいつも縦列で停まっているバスで、いつも後ろ側のバスです。

今日もいつも通り電車を降りて2台目に停まっているバスに乗り込みました。いつも通りバスも出発したのですが、最初に停まったバス停、そこで一人の男性が「乗り間違っちゃたー」かなんか言って飛び降りたのは見てました。その後、2つめの停留所へはいつもとは全く逆の方向に行きます。え?あれ?なにこれ?と焦り、とりあえず次降りるボタンを押すも、妙に2つ目のバス停が遠い・・・。そこでとりあえず降りました。私、乗るバスを間違っちゃったみたいです。でもいつもと同じなんだけど、どうして?

意味が分からぬまま、戻ろうにも次のバスは30分後。仕方なく電車の駅まで歩いて戻りましたよ・・・。なぜ違うバスだったんだろう?そういや表示、見てなかったかな。。。無意識すぎてバスの表示をチェックしたかとかもう全く覚えていません。

15分ぐらい歩いて駅に戻り、さらに15分ぐらい待ってようやく電車の到着時刻をめがけてたくさんのバスがやってきました。ターミナルで待っていたらいつもは2台目の私の乗るバスが前方に停まりました。あれ?なにこれ?もしやさっき、2台目には違うほうのバスがあったとか?今まで1度もそんな経験はないけれど、もしかしたらもしかして!

いつもそのバスに乗っているであろう乗客たちが、バスの表示がおかしいので「これって100番のバス?」って運転手に聞いたら、「違う101番だ!」とのこと。「外は100番で表示されてるわよ」というお客さんに、「今日は表示のシステムが壊れているんだ」とのこと。

その「これって100番のバス?」っていう質問が来る人来る人から投げかけられ、だんだんバスの運転手の機嫌が悪くなり「だから何度も言っているけれどこれは101番なんだ!」とキレ気味。で、親切というのかおせっかいというのか、ほぼすべての人が「外の表示が100番ですよ」と忠告。そしてそこでまた運転手が「だから今日はシステムが壊れているんだ、これはセントラル室で自動で変更されるので、僕たち運転手がやるものではない!僕は何もできないんだ!」と結構な剣幕で言い返す運転手。

でも、何も知らずにバスの番号を確認して乗っているお客さんもいます。同じ時間に出るバスだから別に前後違っても問題ないし、ちゃんと確認している人はしてるんですね。それに、外人局とか税務署とかそういう官公庁街を通るバスだから、その日だけバスに乗る人もいたりしますし。

「これって100番のバス?」っていうほかの乗客のやり取りを聞いて「え?違うの?」って飛び降りるほかのお客さんとか、そんな会話は全く聞いていない人とか、いろいろ。

っていうかさ、こういう場合は運転手なりバス会社の人なりが入り口に立って「これは表示が違いますよ、101番ですよ!」って言うべきです、っていうか当たり前です。

っていうか私の1度目のミスは何だったんだろう。表示が違ってもいつもと同じ状態で停まっていれば間違わなかったはず。いつもと前後が入れ替わっていたんだろうか?もしかしたら1台目が私の乗るバスだったんだろうか?原因は不明です。

駅に戻りバスを待つも、遅れていてなかなかターミナルにやってこず、表示違いのバスが出発し、その後乗りたいバスがターミナルに入ってきましたが、表示が違う。私の乗りたいバスの番号ではない。

停車するなり、待っていたお客さんが「これは100番か?それとも101番か?」と問いかけ、やはりバスの表示が間違っている状態。そしてまたお客さんたちが「外の表示が違うんだよね」と運転手に言いはじめ・・・さっきとは違う運転手なんだけど、何度も何度も同じ質問が来るから「僕は何もできない」って怒って一言。ひょえー、それで終わりか。だから声かけろっちゅーの!

そして乗り込み、走り出したバス。2つ目の停留所に向かう時に、間違って乗り込んだことに気付く人続出。バスの中で運転手に「どうしたんだ?」といろんなお客さんから声が挙がる。状況を知っているほかのお客さんが「このバスは101番じゃないのよ、100番よ」と言い出し、「ちょっと待てよー」みたいなお客さんが出てくる。で、運転手は「だから何度も言っただろう100番なんだよ」と。関係ないけどだんだん疲れてきた娘が泣き出してしまい、あやしても泣き止まない。文句を言うお客さんと泣く娘と騒がしい車内でした。

運転手が言う「何度も言った」は、質問してきた人に何度も回答はしてた。でも質問がない人には何も言わなかった。やっぱり違うよね・・・。そのバスは30分ぐらいかけて街を巡回し、最後にまた駅に戻るバスなので間違って乗った人も仕方なく乗り続ければ最終的にまた駅に戻れるバスだったこともあり、騒動はそこまで大きくならず。っていうかみんな優しいのぉ・・・。日本だったらニュースになっちゃいそうよ・・・。

それにしても驚いたのはバスの行き先表示って運転手が変えるものじゃなかったんだ。