Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆伯父さんからの提案・・・また食器が・・・。

ママのお葬式も無事終わり、ベルリンから来てくれていた伯父さん夫妻も帰りました。

お葬式の翌日は伯父さん夫妻とのんびり1日一緒に過ごしました。伯父さんも弱ってきているし、もうこうやって一緒に時間を過ごせることが短くなっているのは事実。だからこそ出来る限り色々一緒に出来たらなあと。

伯父さんは昔、戦争でママや家族と共に東プロイセン(現ロシア・ポーランド)からドイツへ逃げてきました。その時の話を沢山してくれました。想像に絶する話だけれどママもよく話していたし、ママのお兄さんだからその時のことをよりはっきり覚えているからママが話すより具体的でした。この辺のことは前にも一度書きましたね、「リナーテおばさんの壮絶な人生」。このリナーテおばさんもお葬式に来てくれました。

天気にも恵まれお散歩日和でのんびりした1日を過ごすことができました。愛犬タミラのリードを持たせてもらって散歩を楽しんだ娘。小型犬とはいえ力が強いから娘が転ばないようにと伯母さんがリードの真ん中を持ってくれていたのですが、時折手を離しても、タミラはゆっくりゆっくり歩いていました。きっとタミラは娘がリードを持っていることに気づいていたのでは?。愛想は無いけどやさしいとこあるやん!

DSC_4067.jpg

ベルリンは遠いし、なかなか会えないし、言葉には出さなかったけれど旦那ももうこういう機会が無いかもしれないと心では思っていたと思います。

孫のいない伯父さん夫妻、娘のことを「孫だと思っていいわよね?」と生まれた時から言っていて、可愛がってくれました。娘には本当のオマとオパはドイツにはもういないんだけれど、温かく見守ってくれる人が沢山いるんだということ、娘がわかるようになったら知って欲しいなあ。

娘の中で「おねえちゃん、おばちゃん、オミ(ドイツ語でおばあちゃん)」「おにいちゃん、おじちゃん、オパ」というカテゴリーがあり、娘なりの年齢判断で呼ぶのですが、伯母さんのことは「おばちゃん」、伯父さんのことは「オパ」って呼んでました(笑)

そんな伯父さんと伯母さんから、先祖から受け継いでいる食器(12名分のセット)があるんだとのことで、私達に引き継がないか?との話がありました。ひょーーー、待ってくれー!ママのところだけでも山ほど食器があるのに、まだ引き継げと???無理無理ーーー!って思っていたのですが、「無理にとは言わないし、ただ処分するのも勿体無いし、売れたとしても馬鹿みたいな値段でしか売れないからもったいないしね、とってもいい物なんだよ」とのこと。

ちょっと見てみないことにはYesともNoとも言いがたいし、すでに沢山あるし・・・と旦那もそいういう話をしたのですが、なんと伯父さん!その食器の1つを今回持参していたんです!どんな感じかわかるように見てもらおうと思ってね、とのことで用意周到だわ(笑)

で、そのお皿、とてもシンプルで素敵で普段使いできるもの、趣味が合わずこんなん使えるかよー!なんてものでもなく、とても素敵でした。何も持ってなかったら是非!というぐらい素敵なもの。とはいえ、、、、普段使いのものはあるし実家からもやってくるし・・・。だけど、旦那も私もここで、このシチュエーションでNoと言うことも出来ないし、たとえいつか処分するとしてもここは伯父さんたちの気持ちの手前、やはり受け継ぐという返事をしたほうが良いと思い、こころよく引き継ぎます!と返答。

来年、私達がベルリンに遊びに行く約束をし、その時にお皿を受け継ぐということになりました。そういう先の約束をして「またね!」って言ってお別れできるようにしたかったし。ただ「遊びに行くね!」ではなく「食器を取りにいく」っていう明確な約束のほうが現実的だしね。

来年、伯父さんも元気でいてくれて、私達が遊びに行って食器を受け継ぐことが実現しますように!