昨日、月曜日は祝日でした。
Pfalz(プファルツ)地方に住むリナーテおばさんとその息子(60代独身のおじさん)
に会いに行ってきました。
リナーテおばさんは、旦那のママの友人というか家族みたいなもの。ママと共に子供のころ東プロイセンに住み、その後戦争で逃げてきました。
リナーテおばさんももう83歳。でもとっても元気。
Pfalz地方はワインで有名です。一面ワイン畑の中を観光バスで2時間ほどかけて回るツアー(と言ってもずっとバスから見るだけ)に参加しました。その名もリースリングツアー(笑)
お客さんは10人ほど。みんな2階席(屋根なし)に座ります。歴史の解説を聞きつつ、ひたすらワイン畑を見る感じ。途中降りれるのかと思ったのですがずーっと乗ったままでした。
バスが出発する駅前のキオスクには、コーヒーto Goならぬ、ワインショーレ to Goですからね。ワインの街だということがわかります。
2時間ほどバスからワイン畑を見て(正直代わり映えないし、そりゃワイン畑は広大でしたが、説明も聞いていない私には意味なし)、また駅に戻ってきました。
そして近くのRhodtって町で開催されているワイン祭りへ。
ものすごい人でした。
ワインスタンドやフードスタンドがたくさん並んでいて、でもどこも大盛況で、何が食べたいか!ではなく、何が食べれるか、というぐらい席も無いし大混雑。
食べ物買う人、飲み物買う人、席を取る人、で分担したので比較的早く席に座れました。もうこのころには暑くて暑くて喉がカラカラ。
キンキンに冷えたワインショーレ(ワインの炭酸水割り)、しかもロゼっていう珍しいバージョンで、これがもうとにかく美味しかった。喉が渇いていたのもあるけど、本当に美味しかった!83歳のリナーテおばさんは、これをグイグイ飲み干します。500mlですよ!おばあちゃんなんだけれど、でもカッコいいんですよね、服装とかもドっピンク!花柄とかでおばあちゃんの恰好なんだけど、靴がシルバーでキラッキラしてたり、おしゃれなリナーテおばさん。
ここはフランス国境からも遠くは無いので、アルザス地方の名産フラムクーヘンがこれまたおいしくてびっくり!
それにこんなのは初めて見た!アスパラの挟まれたパン。
チーズと中にはゆで卵が入っていました。ソースが美味しかったので「アリ」でしたが思わぬ組み合わせにびっくりです。
お祭りをうろうろしてたら、あるだろうなとは思ってましたが予想以上にデカいものがありました!道幅ギリギリのメリーゴーランド。
もちろん娘は「のりたいーーー!」と。一緒に行っていたおじちゃん(リナーテおばさんの息子)が3個も券を買ってくれたので、娘は3周もしました。親も必要かと思ったら取られなかったので、3周出来たんですけどね。
そして、ちょっと甘いものでも!とこれは南チロル地方の名物らしいのですが、私は初めて見た、Straubenという食べ物。
ホットケーキの生地みたいなのが揚ってるもの。家でも作れそう。大人4人で1個を分けてお腹いっぱい(油っぽい・・・)。
そしてその後、ちょっとドライブして早めの夕食。夕食でもワインを飲み、そして最後に強いアルコールをグイっと飲むリナーテおばさん。食事もペロっと食べるし、まあホント元気だわ。
そこで解散かと思いきや、リナーテおばさんの家に行くことに。その時点で20時ごろ。まあ近いとはいえまだ続くのー!という感じ。でも滅多に会えないからね。リナーテおばさんのことが好きな娘は「おばちゃんのおうちいきたーい!」と何度も言っていたので喜んでました。
83歳のおばあちゃんと、60代の独身息子の2人暮らし。この間のベルリンのおばちゃんの家と似た感じの、ドイツの典型的なおばあちゃんの家。
真ん中にいる緑の物体は、今回娘がプレゼントでもらいました。またがって跳ねるやつ。ベルリンでも伯父さん夫妻から娘にドツボなプリンセスの本を貰ったのですが、今回のプレゼントも大喜び。ゴッドファーザーのおじさん夫妻もいつもプレゼントをくれるのですが、おばあちゃんたち、プレゼントのセンスがいいなあといつも思います。
おばあちゃんちではしゃぐ孫状態(笑)
そしてお庭も綺麗でした。
地面の作業がもう年齢的にしんどいから雑草ばかりなのよ、と言ってましたがそれでも小ぎれいにしてました。息子は何もしないんだと愚痴ってました(笑)
そして・・・、リナーテおばさんが使わなくなったアクセサリーを山ほど貰った娘。これ、こないだベルリンのおばさんからも大量にもらったんです、、、、。
ドイツ人のおばさん・おばちゃんはみんなネックレス、ブレスレット、指輪、イヤリング、そしてマニキュアってのが定番です。みんなおしゃれ。それだけにこういうアクセサリーもたくさん持ってます。
それまで庭で走り回てったのに、アクセサリーをつけてもらった瞬間に動作が女らしくなりました。それを見たリナーテおばさんが大爆笑。涙が出るほど笑ってました。
おばさんが楽しそうにしてくれていたのが何より良かったです。ワインのお土産もたくさんもらって、私にもお花を用意してくれていました。結局家に帰ったのは23時!かなり長い1日で娘も3度も昼寝して、そのたびにパワーチャージされ元気になり、愚図ることもなく楽しそうだったので良かったです。
次はいつ会えるかなー?
ドイツに祖父母のいない娘にとってはリナーテおばさんや、ベルリンの伯父さん夫妻、ゴッドファーザー夫妻など身近におじいちゃん、おばあちゃんの年代の人がいるのは幸せなこと。そして偶然にもみんな孫がいないので、孫のように可愛がってくれることもありがたい。
リナーテおばさんがいつまでも元気でいてくれますように。