Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆醤油蔵で涙

先日の日本出張で、小豆島に行きました。

 

そこで「ヤマロク醤油」というところに立ち寄りました。

 

小豆島 ヤマロク醤油 ホームページ | ヤマロク醤油について | ご挨拶・醤油蔵・自然環境等の紹介

 

そこは醤油蔵の見学ができるのです。

 

ドイツ人と一緒に行ったので、説明を都度私がドイツ語に訳してました。木桶で作られる醤油。それを本当に惜しみもなく見せてくださいます。しかも見学もいつでも受け付けておられるようで、そこで醤油を購入したりも出来ます。

 

現在、木桶を使った天然醸造で作られる醤油は「生産量全体の1%以下」なんだそうです。そしてそんな木桶を作る業者さんが今は大阪に1社しかないそうです。

 

木桶は200年ぐらい使えるらしく、まだ150年ほどなのであと50年は使える計算になるのですが、実はその木桶の業者さんがあと2年で廃業になるそう。

 

 

 

 

このまま木桶を絶やしてはいけないと、島の大工さんを連れてその大阪の木桶屋さんに勉強に行かれ、木桶職人復活プロジェクトと言うものを立ち上げられました。

 

詳しくはこちらに書かれています

小豆島 木桶職人復活プロジェクト : ヤマロク醤油

 

お醤油がどうやってできるか、という説明に加えてこの木桶職人復活プロジェクトの話をしてくださったのですが、それをドイツ人に訳しながら話しているうちに、この方々の気持ちというか本物の醤油をずっとずっと作り続けたい、将来に残したいという気持ちに本当に感動し、通訳しながら泣いてしまいました。

 

 

 

本当に伝わってきたんですよね、そういう気持ちが。すごいな、と。本当に頑張ってほしいしこれは日本人としても絶やしてはいけないなという気持ちにさせられました。

 

今や海外でもお醤油はスーパーで売られています。どこでも手に入るんだけれど、でもこうやって木桶で手作業で作られているお醤油のこと、ちゃんと大切に守らないと、と色々考えさせられました。

 

嬉しいとか悲しいとかそういう感情ではなく、上手く言えないんだけれど「感動」なのかな、それに涙が出てきたことに自分でもびっくり。説明してくださった方もそんな私を見てウルっとされていて、それがまた泣ける・・・。

 

 

 

もちろん私も買ってきました。

 

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原材料:大豆・小麦・食塩

 

以上。それだけで出来るんですよね。木桶にびっしりくっついている菌がしっかり働いてくれるんだそうです。

 

こんなにおいしいお醤油は、お醤油の力が発揮される食事で使いたい。お刺身とか食べたいわー!

 

 

 

 

この出張でお土産に香川のうどんを頂いたので、旦那は仕事、娘は幼稚園という一人のお昼に食べました。(うどんが1人前しかなかったので・・・笑)

 

お醤油を味わいたかったので、おうどんにネギとたまごと醤油だけ。

 

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うどんもおいししい、お醤油もおいしいし、もう本当においしい!

 

このお醤油はここぞ!という時に使おう!

 

醤油ってあることが当たり前すぎて何気なく使ってたけど、ヤマロクさんに立ち寄れて色々考えさせられたし頑張っている方々からこちらがパワーをもらったようなそんな機会でした。