昨日は年に2回の恒例行事、リナーテおばさん親子との1日。毎年夏のいい時期に1回、クリスマスの時期に1回会うのが恒例です。もともとはママ(義母)の家族同然のおばさん親子だったので、今まではママがおばさんと会う時に会うという感じでしたが、皮肉にも義理両親が亡くなってからのほうがリナーテおばさんとその息子さんに会う頻度が増えました。
もう、ホントいつ会ってもカッコいいおばさん。
昨日もお昼過ぎに会ったのでまずはカフェへ行ったのですが、コーヒーやケーキを選ぶみんなの中、一人「私はビール!」と昼からビール。素敵だわー。
15年も続いているというおばさんの家の近くの街Bornheimで開かれているクリッペストリートへ。
クリッペとは、キリスト生誕を表す模型のことでクリスマスの時期には各地のクリスマスマーケットや教会に置かれています。イエズスが「赤ちゃん」としてその中心に飾られるのですが、教会などはちゃんとクリスマスまで赤ちゃんは飾られないのですが、クリスマスの飾としてのクリッペは赤ちゃんがすでに置かれていることが多いです。
そんなクリッペがなんと92個も!街の至る所に飾られていて、それを見て回ることが出来ます。
幼稚園で作られたもの「イエズスの誕生のお祝い」だそう。
そのほか、大きなものから小さなものまで
どれもその家の人たちの手作りらしく、普通にお庭に飾られています。
小さな村を散歩しながら、時々出くわすクリッペを見る、という感じ。中にはお庭に出ていたその家のおばさんが、「シュナップス飲んでいかない?」とお酒をふるまってくれたり、何とも田舎らしい素朴なお祭り・・・なんですけど、見に来てる人いなーーーーい。クリスマス前のお天気の良い土曜日、クリスマスマーケットなんてものすごい人出であろう日ですが、あまり知られていないのか、誰もいない町って感じです。まあそれも悪くない。
わざわざ行くほどではないかもしれませんが、近くを通るなら是非行ってみてくださいって感じかな。
でも、この町のすごいのは!「コウノトリ」の街なんです。なんとコウノトリの病院まであって、そこで保護されたコウノトリが生活しています。
こんなに間近でコウノトリを見れることってないと思う。
博物館もあるらしいのですが、冬場はお休みらしい。ホントのんびりしているし、なんかほっこり幸せになれる街。
そしてそこから車ですぐのNeustadtという街のクリスマスマルクトへ行きました。
ここのマルクト、最高!今まで色々行って来ましたが、私の個人ランキングではかなり上位に一気に入り込んだ感じです。
小さな町なので本当に地元の人に愛されていて、商業的な香りもなくて、みんなが楽しんでる感じ。観光客も皆無。でも素敵、キラキラしていて絵にかいたようなマルクト!
このあたりはワインストリート「Weinstrasse」なので、もちろんグリューワインは美味しい!そして1杯2ユーロ。田舎価格。
もちろん、リナーテおばさんは着くなり「飲むわよ」とグイっと1杯。「あら、ここは500ml入りのグリューワインも売ってるじゃない!」なんてそこに反応(笑)
そしてメリーゴーランドがもう何とも言えない味わいで素敵。
木製でレトロな感じで、それでいてきらびやか!
例えばフランクフルトみたいに「わお、豪華!」ってなメリーゴーランドでもなく、ド田舎のマルクトみたいに、古い遊園地にありそうなネオンがちかちかした物でもなく、本当にこの場所にあるべきしてある!っていうような雰囲気のメリーゴーランド。
この町だけじゃないけれど、基本的に柵なんてなくてどこからでも乗り降り出来てブザーが鳴れば勝手に回り始めて、お兄さんがチケットを適当に集めに来る感じ。日本だったら考えられないけれど、みんな気を付けてるから別に柵が無いことが大したことでもない。
小さい子供に付き添いで乗る大人は無料に決まってるやん!みたいな暖かさもあって(大きな町だと大人と子供だといくら、みたいな設定があったり、親も通常料金のところもあります)、チケットを握りしめていた娘が手からチケットを落としてしまって(すでに観覧車は回ってた・・・)、私のところに回ってきた時に「カード落としちゃった!」と半泣きだった娘。見つけたカードを拾ってくれた人がそんな娘を見てわかったみたいで私のところに届けてくれたり。
決して大規模でもないけれど、ギュッと集まっていて雰囲気最高!
公式パンフレットの写真↓ これ嘘じゃない!って感じです。
Neustadt an der Weinstrasse
というところです、マンハイムとかカイザースラウテルンとかからそんなに遠くないところ。ストラスブールも近いから、ついでに寄って行ってもいいかも。クリスマス期間中は金曜日から日曜日まで開催されているようです。(されてたようです、かな。今年はもう終わりですしね)
ここは絶対また行きたい!
そしてこの町で夕食を取り、リナーテおばさんは赤ワインをグイっと飲み、おばさんの家に戻ったのが21時ごろで、そこから旦那は運転手だから私の肩をたたいて「飲むわよね、ゼクト!当たり前よねー」と笑うおばさん。その後もグイグイ。私はグリューワインとか赤ワインとかが混ざってちょっと気持ち悪かった・・・。
いやはや、元気なリナーテおばさん、85歳!