Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆同僚からの批判

ドイツでは地震・津波のことより原発メインのニュースの日々。

街でも反原発のデモが毎日のように繰り広げられ、

テレビやまわりから「Japan ヤーパン」という言葉を聞いても

地震の前のように「何?ヤーパンって言ったよね今?」という反応も無くなり

日本の話題が挙がることが慣れっこになってきました。

ドイツ人の同僚は、それでも日系会社に勤めていることもあって

比較的日本の見方というか、一般のドイツ人よりは相当親日家でもありますが、

今回の原発に関しては色々と思うところもあるようで、

たまたまお昼休みが一緒になって一緒にランチを食べたドイツ人同僚が、

「ドイツだったら東電を追い出して別の会社に依頼するようにみんなが言う!」とか

「どうして日本人は何も言わないのか?」

「どうして他の国に協力を要請しないのか!(他の国からの要請を断っているという

報道を受けての言葉)」とか、とにかくすごい勢いで話し続けます。

私には答えようがありません。きっと同僚も悪気があって言った訳ではなく

彼の中でのうっぷんのようなものを話したかっただけなのでしょう。

でも、なんて答えていいのかわからないし、

私はニュースはネットで見ることは出来ても

日本が今どんな状況でなのか、人々はどう思ってるのか、

そういう部分までは情報が入って来ないし、その場にいないので

なかなか感じ取ることが出来ません。

日本のことはすごく心配だし、原発のことも1日も早く落ち着いて欲しいけど

でも、何も出来ない、ただ待つしかないのですが、

日本人同士であれば色々気持ちを話すことも出来ますが、

ドイツ人をはじめとする外国人から色々と批判されるのがすごく辛いです。

私だって心配だし、不安だけど信じるしか無いんだから!と言うも

それが理解できない!と反撃されます。

同僚には悪いけれど、余りにも話が止まらないし、批判ばかりなので

「散歩に行って来るね」とご飯の後すぐに抜け出しました。

他の国はどうなのかわかりませんが、とにかく反原発の動きがすごくて

日本はとっても危険!という扱われ方。

実は4月に彼と日本に行く予定なのですが、

私は何があっても行く気満々ですが、彼は正直なところ今は怖いと言ってます。

それにドイツ政府も日本への渡航を自粛を勧めてます。

春だし桜でも見に行く?という日本旅行ならキャンセルもわからなくはないですが

今回は結婚前に日本の両親に挨拶に行くというのが目的なので

そんな簡単に「行きたくない」とは言えず、「怖い」と言ってる感じです。

彼自身も、今回は「行かなければ!」とは思ってくれているようですが、

日本に行くなんて絶対に周りの人に言えない!って言います。

行くことになっても東京は行きたくない!ほんの一瞬だけ

乗換えぐらいならばまだいいけれど、街には行きたくない、外に出たくない!

と、そんな感じです。

でもこれは彼だけじゃなくて、多くのドイツ人が思っていることなんだと思います。

それぐらいドイツではかなり危険だと言われているのです。

じゃあ、日本に住んでる私の家族は?友達は?みんな危険ってこと?

と思ってしまいます、彼の気持ちもわからなくはないけれど・・・・。

もう少し状況が落ち着いてくれるといいのですが・・・・。

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