昨夜TV番組で
「Nicht nachmachen!」という番組が放映されていました。
その名の通り「真似しないでね」という番組。
真似をしてはいけないことが次々放映されます。
たとえばガスボンベを加熱して爆発させたり、
テーブルキャンドルを大量に点灯させて火事になる状況を見せたり
洗濯機の中にボールや石を入れたらどうなるか試してみたり
とにかく危ないことを次々にやります。その都度「真似しないでね」といいながら。
日本とは全く考え方が逆だな~と思いました。
基本的に日本だとそういうことを見せないようにしますよね。
子供が真似するからという苦情も来てしまうと思います。
この番組は全く逆で、どんなに危ないことになるかを見せた上で
真似をしてはいけませんというもの。
子供心にはどちらが効くのかわかりませんが、考え方が全然違うな~と思いました。
違う考え方といえばスピード違反。
日本でスピード違反につかまるのは、多くの場合
ネズミ捕りや覆面パトカーで、基本「隠れている」ことが前提。
ドライバーは知らず知らずに走っていて、運悪くつかまってしまう。
でもその道では常にネズミ捕りをしているわけではないので
日ごろは数多くの車が違反スピードで走っている。
つかまった本人は運が悪かったとしか言いようがありません。
だから捕まったドライバーだって、自分が悪いとはいえ、
自分以外の、なんなら違反切符を切られている横で違反車が走っていても
見逃されるようなそんな状況に腹が立って仕方ありません(経験済みです・・・)
ドイツでは、誰が見ても100%カメラとわかるカメラが道端に立っています。
こんな感じのカメラが道端に立っています。
走っていると前に見えてきてカメラだ!と気づいてスピードを落とします。
もし早すぎるスピードで走ったら、必ずつかまります。
(写真が撮られて後日違反切符とともに送付されます)
カメラを見せることでみんながスピードを落とす=事故の軽減
それがあくまでも目的なんですよね。
別にそれで違反切符を切ってお金をもうけようと言う訳ではなく
街の安全を守るために一役かっているわけです。
そして不公平なことはしないので、違反したらみんな捕まる。
私はこのドイツの考え方、公平性のほうがしっくり来ます。
そんな私もカメラに撮られること数回(笑)
最近はカメラのある雰囲気みたいなのもわかるようになりました。
うちの近くではこのふるいタイプのカメラではなく、
黒い筒のような新しいタイプのカメラが出来ています。
ちなみに、少しぐらいのスピードオーバーであれば、
違反金も20ユーロ程度(2千円程度)で済みます。良心的プライスです。