Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆Applestoreで驚きと感激

数年前に買ったNike+のジョギングチップ。

ジョギングの距離や時間を管理してくれるチップです。

靴にチップを入れて、小さな機械をiPodにつけて走ります。

iPhoneがあればチップのみが必要。

私はiPhoneを持って走るのは重いので変わらずiPodにしています。

バッテリーがなくなってきたのか、最近走っただけの距離が反映しない。

30分も走ったのに1キロメートルって・・・。

そりゃないやろーという状態、歩くより遅いわ!!

これはそろそろ寿命かな、と思って新しいチップを買いに行きました。

Apple storeに行ったのですが、

お会計をしようにもレジが見つからず、「レジはどこ?」と聞いたら

僕がレジをやるから、とその辺に立っているお兄さんが笑顔で回答。

(それにしてもApple storeの青いTシャツのお兄さん、多すぎ・・・)

「支払いはiPhoneでいいかな?」と、よくわからない質問。

ちょっと意味がわからず怖かったので、「現金で・・・」と伝えると

よく見たらレジみたいなところがあってそこに移動させられ現金払い。

後々調べたらeasy payとかいうシステムで、

バーコードをスキャンするだけで支払いができちゃうらしい。すごい!

そのeasy payという機械をお兄さんたちみんなが持っているのでみんなができるそう。

すごいシステムなので気になる方は調べてみてください。

時代は進化したなあ・・とつくづく感じてしまいます。

さて、そのとき支払った金額は19ユーロ。

家に帰って試してみるも、一向にチップが反応しません・・・。

もしや不良品!?

色々調べるとiPhone 4Sのアップデートがうんぬん・・・とか

問題がある人もいるみたいで、なんだか微妙。

iPodにつけても反応しないし、やっぱりバッテリー切れ??

せっかく買ったのに動かないし、

交換してもらおうと思ってApple storeに持って行きました。

担当してくれたお兄さん、とっても親切ですがちょっと頼りなく、

「とりあえずチェックしてみましょう」と調べることになりました。

そんなやり取りの中、iPhoneを持っているならこのチップはいらないよ、と言われ、

どうやらアプリをダウンロードすればそれでいいらしくチップは不要とのこと。

まじで!!

ってことで、交換とかそういう話の前に、チップが不要ということがわかりました。

「それなら返品できるかしら?」とレシートもあるので聞いてみたら

お兄さんが「あちゃー、返品期間は2週間なんだよね、

実は購入してから今日で2週間と2日だよ!」とのこと。

あと2日早ければ返品できたとのこと。

えーー!なんとも最悪な展開・・・。

そしたらお兄さんが「ちょっと待って!上司に聞いてみるね」とのことで、

上司を呼びました。彼が上司のところに行ってこっそり相談するのではなく

上司が私と彼のところまでやってきて、状況を聞いて指示を出します。

彼がどのように上司に報告し、上司がどのように指示を出すか、

私の目の前で繰り広げられます。

上司が私と直接しゃべらないのがミソですね・・・。

そしてほぼ即座に上司が出した指示は(意訳です)

「そうだねー、たしかに2日過ぎちゃっている。

でもだからといって返品できないというのは申し訳ないよね。

本来であればお金を返したいんだけど、そこは2日過ぎちゃっているので、

今回は例外として対応しよう、ただしやはりルールだからお金は返せない。

その分今回はApple storeの金券でそのお金分を発行しよう!

それならお客様にとっても悪い提案ではないと思うんだ!」

との、超スマートな指示。

キャー、素敵!こんな上司がいいわー!

2週間しか返品できないなんて知らなかったー!(これドイツの常識ですか?)、

まあそもそも返品はする気が無く「交換」してほしかったのですが

交換どころか「必要ない」という情報まで頂いて

金券にはなったもののお金まで返していただいて

私は顧客満足がぐーーんと上がりました!

こういうサービスってほんとすばらしいなあ・・・と。

そして、ドイツっぽくないなあ・・・と感動。

その後、金券に19ユーロをチャージするのにどえらい時間がかかりましたが

(慣れないお兄さんだったのもあり・・・新人かな??)

そんなことは許せます。

ただね・・そもそも私はこうして満足しているとはいえ

「このチップが機能しないのよ!」とお店に持って行ったのですが

最初っから最後まで「申し訳ない」の一言は一切ありませんでしたね。

さすがドイツ!