Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆無賃乗車で切符を切られました

気持ちよく今年を終わりたかったのに、またTHEドイツな対応にやられました・・・。

私じゃなくて旦那ですけどね、やられたのは。

話は少し戻って11月の末。

珍しく日本食のレストランに行きました。私たち、滅多に行かないんですけどね。

そしておいしいご飯を頂き、お酒もちょっと飲んでほろ酔い気分の帰り道。

いつも旦那は車ですが、その日はお酒も飲むだろうからと電車でした。

夜も遅くなりレストランから急いで歩いて23時前に駅に着きました。

私は定期があるけれど旦那は定期が無いので切符を買わなければいけません。

私たちの乗る電車は夜は1時間に1本しかありません。

駅に着いたのは電車の8分ぐらい前、余裕です。

そして旦那がチケットを買おうとしたのですが

券売機がお札を受け付けない、5ユーロ札ですら受け付けず全て不可。

その駅には全て数えれば10台ぐらい券売機はあったと思いますが

私たちの近くには4台ほどしかありません。

その4台どれもがお札を受け付けないんです!

時間も時間だから駅の事務所もあいてないし駅員もいない。(駅員はいつもいないけど)

小銭で買うしかないのですがこんな時に限って小銭も無くて、

とりあえず旦那と私の小銭を全て集めて何とかギリギリ買えるかも、という状況。

5ユーロ近い切符代を全て小銭、しかも1ユーロ以下の小銭ばかりで払わなければなりません。

とりあえず、2人で小銭を入れまくってあと少し!ってときに

券売機が勝手に受付終了みたいになって、全ての小銭を戻してきます。

戻された小銭を全てまた集めて、入れてもまた同じ展開。

隣の券売機も同じ展開。その隣の券売機も同じ。

そうこうしているうちに1時間に1本しかない電車が迫ってきます。

急いで券売機の番号をチェックしてもし検察官が来たらそれを報告すればいいかなと。

なので急いで時間と機械3台分の番号をチェックして電車に乗りました。

ドイツに来てすぐの頃、もし券売機が故障していたら番号をメモしておくことって

言われたのを覚えていて、だからとっさの判断で番号を覚えました。

ええ、そんなときに限って検札が来るんですよね。

そして検察官にその状況を伝えました。

とりあえず今、無賃乗車なのは間違いないので切符は切ります。罰金は40ユーロ。

2週間以内に支払ってください、と言われ書面で渡されました。

身分証明書も見せ、住所なども全て確認されました。

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何か異議があるなら、2週間以内に駅のオフィスに行ってください。

そこで今の状況を説明するように言われました。

そこからです、長い長いストーリーの始まりは。。。ここはドイツですからね。

そして旦那はその後、駅のオフィスに行きました。

VGFというフランクフルトとその近郊の交通局みたいなところ。

状況を説明したところ「検察官はDB(ドイツ鉄道)なので本件はDBに言ってください」とのこと。

このVGFなどの都市の交通局とDBの関係性が良くわかりませんが

日本みたいに私鉄とJRとかがあるわけではなく、全部同じなので切符も同じ。

なのでそこでDBに言えといわれても、あなた達同じですよね?って言いたくなるのですが・・・。

そしてDBに電話したところ、本件は書面でしか受け付けないらしい・・・。

ドイツあるあるですね。全て書面でのやり取りってやつ。

そんなこんなでもともとの支払期限2週間までに、旦那はDBにレターを送りました。

それから一向に返事なし。そして来ましたよ、DBから封書が。

IMG_4440.jpg

そこに書いてあったのは、

あなたが指摘している券売機の故障だが、それはDBの券売機ではなく

VGFの券売機の故障なので異議があればVGFに言ってください。

でした。

すごいですよね、お互いがお互いになすりつけ、

ご丁寧に、「支払われていない40ユーロの支払期限は1月1日までとします」

ってなんだか、期限を延ばしてやったぜ的な感じで書かれていました。

罰金は40ユーロです。日本円で5千円ほど。

安くはありません。決して。

でも無賃乗車の罰金にしては安いと思いませんか?

もっと高くてもいいと思うんです。

だけど、今回わかりました。なぜ40ユーロなのか。

ここまで来て、旦那はもうDBやVGFとやり取りするのは懲り懲りだと。

もうそんなことでイライラして時間をとられるぐらいなら40ユーロ払うよ・・・と。

ね、40ユーロってそういう意味では払える世界。

ここからまた封書でやり取りしていけば、切手代もかかるし何より時間もかかる。

また封書を書いて送って・・・という手間を考えたらもう払うよって言いたくなる金額。

これが100ユーロとかだったらもうちょっと熱くなって対抗したと思うんです。

でも、もう懲り懲りって感じで・・・、40ユーロ払うよって思っちゃう。

ここをDBやVGFはわかって40ユーロって設定している気がするんですよね、

あくまでも私たちの想像ですけれど・・・。

結局私たちの負けなんですかね。

私も一緒だったから全て見てたし、完全に機械が悪かった。

もしや小銭の受付枚数に限度があるんだろうか?どこかに小さく書いてあるとか?

そうだとしたら、書面でそう答えればいい。

こんなことなら動画でも撮っておいてもよかったかもって思うのですが・・・。

旦那はこんな仕打ちを受け、「40ユーロ分無賃乗車してやる!」と意気込んでます。

また捕まったら面倒だからやめなよ・・・って言いたいところですが

その気持ち、わからなくも無い。

せっかくおいしい日本食にハッピーな夜だったのに、全てぶち壊されました。

コノヤローーーー!!!!