Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆届かないEMSとその後の関税問題

新居のキッチンに、26センチのスペースがあります。キッチンと冷蔵庫の間。そこに入る棚を置きたい!と思って探していたのですが、一向に見つかりません。

日本だったら「隙間家具」なんて検索した日にゃ、選択しきれないほどの商品が出てきますけどね。ドイツでは隙間家具ってのがあまりないみたいです。そりゃね、スペースはありますからね、それに別に隙間家具なんかにこまごましたものを入れたい感じでもないだろうに・・・。

私が欲しいのはいわゆるスチールラック的なもので幅(ないしは奥行き)が26センチに収まるもの。中の棚の高さを自由に調整できるものがいい。そんなたいしたことのない希望が全く通じず、スチールラック的なものは何とか見つけることはできてもどれもごっついものばかり。

で、どうしても見つからないので日本で買うことにしました。でも日本で買ってもドイツに持って帰るのは無理だから郵送にしなければなりません。(頑張れば飛行機に預けて持って帰れたかもしれませんけど・・・)だったら、何も日本に行く日まで待たなくても海外配送可能なお店とかで頼めばいいかなあ?と思ったのですが海外配送対応のお店で欲しいサイズのものがなかなか見つからず、結局、転送会社を使うことにしました。

日本の通販などを海外に転送してくれる会社です。その中でも手数料がお得だった転送サービス.comに依頼。品物は4380円のものです。悲しいかな送料が高かったけれど、それもひっくるめての価格でドイツで売っていたとしても買っていたし、送料と考えると馬鹿らしいけれど考えないようにして(笑)

普通に通販して転送会社指定のアドレス宛に送ります。そこからEMSで海外配送してくれたのが4月19日。その2日後の4月21日にはすでにドイツ(フランクフルト)の税関に到着したことが追跡ナンバーから分かりました。そこから25日までの4日間、配送状況の画面は「通関手続き中」のまま。っていうか2日で日本からドイツに来たのに、税関で4日間?そこで止めるなーーーー!って感じです。

もしかしたら税関からお呼びがかかるのかなあ・・・と思っていたのですが、とりあえず通関したみたいで配送する様子。

そして4月26日に届けられたのですが不在でした。不在票が入っていて税金23.19ユーロを支払う必要があります、みたいなメッセージとともに再配送の依頼をするようにというお知らせ。

翌日の午前中(お昼12時まで)の再配送を指定。12時半まで家にいたけど届かず。夕方、家に戻ったら不在票が入っていました・・・、税金33.16ユーロを支払う必要があります、みたいなメッセージとともに再配送の依頼をするようにというお知らせ。

っていうか、税金が値上がってますけど???

っていうか、12時までに来いっちゅーーーーねん!

また再配送の依頼をして、その次の日は11時ごろに届きました。

「税金の金額が2個あるんだけどどっちが正しいのかしら?」と聞いたら1つ目だと。「どっちも僕が書いたんだよねー」とか言うドライバー。は?意味わからんけど。

まあ、そこはスルーして、支払いはECカードでもいいかしら?と聞いたら「5年前からECカードでの受け付けはしていない、現金のみ、お釣りもなし!」とのこと。よく見たら小さな字でECは無理だと書いてあったのですが、お釣り無しとはどこにも書いてありません!

もーーーー!!でも偶然お財布に小銭をたくさん持っていて23.20ユーロを支払ったので本来は1セントのお釣りがあるはずですが、もらえませんでした。別に1セントは構わないんだけど、その1セントはいったい誰の懐に入るんだ???

っていうか、っていうか、私の頼んだものは4380円。38ユーロ程度です。本来、関税の支払いはいらないはずです。なぜ払わされるのだ?

さすが転送会社だけあって、税関告知書やINVOICEの書類がきっちり作成されていて箱にちゃんと添付されていました。が、同じく箱に添付されていたドイツの税関からのお手紙には「書類が見つからなかったのでみなし価格で請求する」というレター。

そのみなし価格が、なんと122ユーロ。

日本では4380円のラックがドイツのみなし価格122ユーロ(=15000円程)ですと?

そんなに高価に見えましたか?そんなに高いもんなのですか!!!??

「文句があるなら書面でモノ申せ!」的な一文があったので、モノ申させていただきました。メールでもいいようなので、メールで税関告知書とかすべてスキャンして。はーー、手間だーーー!

23ユーロに対してそこまでやる?いやいや、やるだろ、面倒だけどあきらめないぞ!

旦那にメールを書いてもらおうと思ったけれど、そんなのお願いしてたらいつになるかわからないから自分で英語で書きました。さすがにドイツ語では書けないわ・・・。

これこれこうなので、払い戻してもらえますか?とか、本来支払い不要なはずですけど?みたいなニュアンスではなく「払い戻して下さい」と直球で書けと旦那がいうので、「本来は不要な税金を支払ったので払い戻してください」と書いて口座番号まで書きました。

文句があるなら一ヶ月以内に!(文句とは書いてませんけどね)って言うから急いで送ったのに、全く返事がなく腹が立ってきた頃、こんな手紙が。

私が送ったメールがちゃんと届いてると言う書面。案件がたくさんあるから対応に時間がかかるが、あなたの依頼は届いていることをこの書面で証明するから更なる問い合わせは不要です、ってレター。要は忙しいから問い合わせるなよ!っちゅーことですな。

さてさてどうなるやら、そしていつ返事が来るでしょうか(笑)