Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆煙突掃除屋さん

今日は朝から私の頭の中で同じ曲がぐるぐる・・・。

チムチムニー、チムチムニー、チムチムチェリー、私は煙突掃除屋さん♪

有名な曲ですよね、でもここのワンフレーズしかわからないのでこの部分がエンドレスで頭の中で流れています。

なぜかって?

今日は煙突掃除屋さんが来る日だったので!

先日、こんなお知らせがポストに入っていました。

20160510204121519.jpg

「君たちの煙突掃除屋が来ますよー、日程の調整をしましょうね」という連絡票。

うちには暖炉、というかオーブンと呼ばれるものがあるのですがその掃除及び点検に年に1回来るんだそうです。

ちなみに、旦那が言うには煙突掃除屋さんのビジネスはとても特殊らしい。掃除屋さんそれぞれのテリトリーが決まっていて、そこにはほかの掃除屋さんはいない。つまり競争力がないんだそう。以前、独禁法かなにかで問題になったらしいのですが、おそらく今も変わってないんじゃないかな?とのこと。私たち側に煙突屋さんを選ぶ権利はない。お値段のほどはよくわかりませんが(共益費で支払われるので)、価格競争もないらしい。

煙突掃除屋さんはドイツでは幸福のシンボルと言われています。ちょっと昔の写真ですけれど、新年にママがいつもくれる四葉のクローバーにも煙突掃除屋さんがいます。クローバー、煙突当時屋さん、豚、1セントコイン、てんとう虫が幸福のシンボルでよく出てきますね。

P1290054_2016051104052759a.jpg

でも私、今までドイツで煙突掃除屋さんを見かけたことがありません。こういう黒い格好で帽子をかぶっている風貌のようですが、実際のところどうなんだろう??旦那に聞いたら、「帽子はかぶってないけどねー」とのこと。

結構私、わくわくして待ってましたよ(笑)

そして時間通りに煙突掃除屋さんが来ました!

真っ黒の服を着て、帽子はかぶっていないけれどこのメモについている絵、

20160510204121519.jpg

この絵にあるような梯子は車の中に置いてきたようですが、全身真っ黒で、ロープとかこの絵の通りの丸いブラシとかを背中に下げてやってきました。写真撮りたかったわ・・・。

私の勝手なイメージで、煙突掃除屋さんはちょっと粋な感じのおじさま、ビール腹とかではなくて(そりゃ煙突に入るなら太ってられないよね・・・)、ちょび髭とかありそうで・・・なんというかチャップリンみたいなオジサンをイメージしてたんですけど、実際にやってきたのは・・・


めっちゃ男前の笑顔の素敵な若者でした(笑)


旦那も「めっちゃいい奴やーーー」というほど愛想もよくて、私は残念ながら最初に挨拶しただけで予定があったので外出してしまったのですが、建物の外からお兄ちゃんがトコトコーーーっと身軽に屋根の上に登っていくのが見えました。うわー、本当に煙突に行くんだ!

いやいや、なんか現代の生活と(私の中で)物語の中での生活がミックスしたような不思議な気分でした。

また1年後、煙突掃除に来るそうです。

ええ、テリトリーが決まってますから、つまり来年も同じ男前が来るってこと!?

来年は予定を入れず家にいるぞ!