Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆義父80歳、誕生日会の1日

土曜日は旦那のパパの80歳の誕生日会でした。

つ、、、、つかれた・・・・。もうクタクタ・・・・。

総勢16名。親戚や親しいお友達を自宅にお呼びしてのホームパーティ。

私と旦那の次に若いのが58歳、その他1人を除いて全員75歳以上。

おじーちゃま、おばーちゃまの集まり・・・、いやーホント疲れた。

疲れた疲れたって言いすぎですが、本当に疲れた・・・。

あっ、いたわ、もう一人、超若いゲスト。10歳です。

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でも犬の世界だと高齢に入ってきてますね(笑)

私たちの結婚式にも参列してくれたタミラちゃん。親戚みたいなもんです。

テディベアみたいですごく可愛いのですが、他人にはあまりなつかない・・・。

知らない人には吼える・・・。だけど今回はちょっとおとなしかった。

私が抱っこしても嫌がらなかったし、最後ゲストが帰った後はさっさと寝床を作って就寝。

タミラちゃんもちょっと年取ったなーと感じました。

今回、私の疲れをふっと癒してくれたタミラちゃんには本当に感謝です(笑)

人が一気に一杯来て木の下で様子見中です。

pt (8)

さて、そんな誕生日は土曜日の夜18時半からでした。

朝早くにすでに旦那の実家に呼び出されていた私たち、まずは実家に着くと朝食からでした。

遠くはベルリンから来ている親戚や、今回始めてお会いするパパの同級生

(60年以上の知り合いだそう)私に会うなり「フジヤマー」と言って合掌してた(笑)

そんな方々と朝食をとり、私とママ以外は観光に行く予定が

とりあえず人手のあるうちにテーブルの移動だけして欲しいとママが依頼し

男達(とは言ってもみんな80歳ぐらい)によるテーブル移動大騒動がスタート。

久々に持ち出したテーブルがグラグラしていて危なくて、

このグラグラをどうするか、みんな口々に言いたいことを言いまくってなかなか進まず、

1時間ぐらいかかって応急処置完了。

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テーブルが揃ったところで皆さん観光に出発。

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そこから私とママの2人きりでの準備スタート!

もちろん今回は忘れませんでしたよ!包丁とまな板。もうスイスイ手伝えます!

でも次はそれに加えてお箸(菜箸)も持って行こうと思います・・・。

お箸があれば簡単に出来たこと、沢山あったのに・・・。

ママの指示の下、包丁もあるので「切って」という依頼が多かった。

でも「小さく、薄く」とかママの指示に従うと「小さすぎる、薄すぎる」と駄目出し(笑)

包丁が使いやすすぎて、ついつい薄く切っちゃいました。

16人ともなれば用意する食事の量も半端ないです。

今回はビュッフェスタイルです。

でもね、思ったのですがやっぱり料理は日本のお料理のほうが100倍大変。

同じだけの量を用意しようと思ったら数日前から準備しなきゃ無理。下味とかね。

でもママの料理は簡単。

お肉4キロ!(きょえーーー)にフライパンで焼きをつけたら

あとはオーブンで4時間焼くだけ。

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最後は電動のこりぎみたいなので切って振舞うだけ。簡単やのー。

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ポテトサラダはポテトを湯がいて皮むいて切ってドレッシングと混ぜる。

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ゆで卵をマヨネーズとあえたサラダ。

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ハムやチーズは買ってきたものを出すだけ。

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デザートは牛乳と生クリームを混ぜるだけで出来るムース、誰でも作れる簡単なもの。

あとはパンを切ったりするだけなので簡単なんですよね、全体的に。

だから数時間でも用意出来ちゃうんですね。

簡単なんだけどなかなかスムーズに進まないのがママ。

一部写真からも伝わっているかもしれませんが、キッチンがぐちゃぐちゃ。

使った道具とか使ったその場にそのまま置いちゃうタイプ。

切った野菜の端っことかジャガイモの皮とかも机にそのままだし

あんまり後先考えずにその場その場でやってしまうから、

私が後を追いかけて掃除したり綺麗にしたり、次に使うことを考えてさっと洗っておいたり

私の料理スタイルとは完全に違うので、そこが疲れる原因です。

物を出してもしまわないし、適当に置くからどこだどこだと探し回るし

出来上がったお料理を置く場所が無い・・・。

スイーツ作りではママと言い合いになりました。私も強くなったなあー。

ドイツによくある計量つきの大きなカップ(1リットルぐらいある容器)、

その容器には牛乳、砂糖、小麦粉、オイル・・・とか入れながら計れるように

それぞれに応じた分量のしるしがついています。

わざわざ個別で計らなくてももそのカップに必要な分量を入れていけばいい。

でもですね、どんな物でも重さだけじゃなく容積があるように、

必ずしもすべのものが重さと容積が一緒ではありませんよね。

砂糖100グラムとパン粉100グラムでは嵩が違うように。

でもその容器で、ママが見る目盛りは「砂糖のメモリ」のみなんです。

砂糖が100、200、300ってグラム単位で書かれているのですが

それを見て200mlのミルクを200のラインに入れる。砂糖200gとミルク200mlのラインが同じ!?

その横にミルクのラインがあるにもかかわらず、でもそれは0.1、0.2・・・というリットル表記だったので

ママの中では200mlとは違うという認識か!?

そして生クリームもこれまた砂糖のグラムメモリをみて入れるママ。

え?違うよね??本当に一緒なの?もしや超プロでその辺知ってるとか?

最後はヨーグルト。もちろんお砂糖のメモリで計ってましたよ。

そこをおかしくないか?と言うのですが、私のドイツ語も足りずでママに私の意図が伝わらない。

「何グラムなの?何が必要なの?(箱の裏の)レシピを読んで!」とママがイラっとしている。

だから読む前に、計り方が違うよね?と言う私のドイツ語が通じない。みたいな。

でもまあ、混ぜるだけで出来るスイーツですから多少の分量の違いは

何も影響は与えないんですけどね・・・。どんなレシピで作っても甘いだけ。

あとから旦那に報告したら「でもママの作るスイーツはいつも美味しいから

そういうのも感覚で全部覚えてるんじゃないかな?」とか言いだす始末。

しかもねー、こういう日はゴミが沢山出ますよね。沢山料理するから。

そもそも日ごろから小さすぎるママのキッチンのゴミ箱。

お手洗いにあるようなサニタリー用のゴミ箱なみの小ささ。

もうゴミが何度あふれたか・・・、そのたびに一度まとめてゴミを捨てに行けという。

っていうか大きな袋を用意してそこに捨てない??

いちいち聞いていては進まないので勝手に色々やりましたよ、私も。

私はチャキチャキっと物事を片付けていくタイプ。

常に効率を考えて、いかに早くできるかを考えながら先回りしちゃうタイプです。

一人だといいのですがテンポの合わない人とだと難しいタイプ。

ママとは完全に合いませんでしたね・・・(笑)

ママにしたらもう驚きの連続らしく、「あなたに手伝ってもらったらものすごいスピードで

準備が終わっていくわ・・・」と言われましたが。

お料理の準備は結構すぐに終わったのですが、テーブルのデコレーションとか

それがまたどえらい時間がかかりましたよ・・・。

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キャンドルとお花を準備。いちから作ります。

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なんとか可愛く出来ました。

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そしてテーブルセッティング。

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ここで、座席を決めるのに時間がかかりましたよ・・・。

誰がどこに座るべきか・・・、いやーこれの準備は長かった。

それぞれファーストネームを書いたネームカードを用意しているのですが

私は会ったことない人もいるし、書かれた名前だけ見ても誰と誰が夫婦なのかわからないし

「この人は角に座るのが嫌い」とかそういう嗜好もあるらしく・・・。

どっちかというとお話が合うか、とかそういう方向ではないか?と思うものの

私は言われるがまま名前のカードをあっちにこっちに置き換える係。

でもさ、この大きなテーブルの周りを何周もうろうろしながらあーだこーだと考えなくても

どこか小さなテーブルで名前のカードだけ使ってシュミレーションしたら早くない?

と思ってやろうとしたけど、椅子の大きさ(寄せ集めてるので種類がバラバラ)と

体格が合わないといけないから、それも重要!って・・・。Oh No!!!

それにしても食器もグラスもほんと沢山あるなあ・・・・。誰が引き継ぐんだろ、将来(笑)

pt (1)

pt (4)

しかももう結構色々見てきた私ですら知らなかった食器とかグッズとか

どんどん出てきます・・・、一体いくつ持ってるの??

「こういう特別な日だけね」と使われるものたち。

滅多に使わないものはいらない、という感覚の私からすると驚きの連続です。

それもこれも保管場所があるからなんでしょうね。

予定では15時ごろに私は一旦家に帰り、お寿司を準備する予定でした。

なのですが!私が乗る予定だった車の鍵を旦那が観光に持っていってしまい

私の身動きが取れなくなっちゃいました。

ママとの格闘は15時ごろまで!って自分を奮い立たせて頑張ってたのに・・・

結局お寿司はいらないという結論で、最後までママを手伝うことに。

あー、一度家に帰って息抜きの予定だったのに・・・。

でも、たとえホームパーティといえどもちゃんとした格好をしなければならず

着替えには帰らなければいけないので、観光からみんなが帰ってくるのを待って

家に一旦帰りました、お寿司はいらないとママが言っていたのに、

旦那が「作れる限り作って!せっかくの誕生日会なんだから!」と言い出し

バッタバタで作り上げ(巻き方ぼろぼろ・・・・)、用意しました。

それでみんなが手をつけなかった日にゃ、、、私はショックで倒れるぞ(笑)

そして、全員集合!

お料理も完成(これは一部です、チーズとかデザートは後から)

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お寿司がボロボロなのは目をつぶってくださいー!

でもお寿司もクスクスサラダもすごく人気だったのでよかったです。

前にも書きましたが椅子があるのに座らない人たち。

乾杯は立ってするのが常識???

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みんな、座ろうよーーー!!!って思ってるのは私だけでしょうね・・・。

宴は深夜まで続きました。もっちろん、高齢の恒例のジョーク大会に。

意味はわかるけど笑えない、私以外は大爆笑、涙出るほど笑っておられました。

それにしてもみんな元気だなあー。

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私はお料理を出したり、飲み物を用意したり色々と嫁らしく動き回りましたよ。

時々ベランダで息抜きしつつ・・・。

お片づけして、家に帰ったのは深夜2時。

お片づけはベルリンから来た叔父さんが率先してやってました。

ゲストが帰ったらすぐに着替えてキッチンで洗い物。

パーティの間はゲストを貫き通していた叔父さんが威力発揮です。

こういう役割分担というか、気遣い?も色々あるのかなー、この国では。

疲れたけど、疲れたけど、疲れたんだけど

パパやママが楽しい1日を送れたのであればよかったです。

あー、でも疲れた。