とある空港でベンチに座ってスマホを見ていたら、
荷物をたくさんカートに乗せたおじさんが近寄ってきて「ドイツ語は話せるか?」と聞いてきた。
この場合話せないといったほうが無難な事もあって話せるというと面倒なことになることもある。
おじさんはヨーロッパでもアジアでもないアラブっぽいお国の方に見えましたが
なんともどこの国の方かはわからず。
今回は「話せます」と答えた私にしわくちゃになったメモを見せてきて
「ここに電話してほしい」とのこと。一時間ぐらい待ってるんだけど、、、とか
なんとか言っていて、でもその番号はドイツやこの近隣諸国の番号でもなかったし、
おじさんも微妙だったので、インフォメーションデスクに相談してみてはどうかと答えました。
「その電話でかけてくれないのか?」と私のスマホを見て言ってきたのですが、
インフォメーションへと頑なに答えて「あそこにインフォメーションがありますよ」と
場所も教えて終わりました。
おじさんは本当に困っていたのかもしれないし逆に怪しかったのかもしれない。
この辺の怪しい人線の引きレベルが難しい。
明らかに怪しい人も多いですが、一見身なりも普通でものすごくまともに見えて
道でも聞きたいのかと思ったら「お金ください」だったりするし。
前にも電車代がなくて帰れないのでお金ください!ってまともな感じの人が話しかけてきた。
日本語であればやんわり断ったりもできますが
ドイツ語でそんな気の利いた対応もできず、Noとはっきり言って立ち去りますし、
もう最初から立ち止まらず相手にしない事も多いです。
でもそれもただ道が聞きたかっただけの人だと申し訳ない。
なかなか線引きが難しいですね。
私は街でガイドブックとか地図を開いて見ている人がいると
基本的に声をかけて助けてあげるようにしているのですが
先日声をかけた日本人の年配のご夫婦はそんな私が怪しく見えたのか
突然日本語で話しかけられたのがびっくりしたのか凍りついたように話さなくなり、
「ここに住んでいるので何かお探しでしたら・・・」って説明して
最後はちゃんと道を教えてあげて終わったんですけど、
私もそのご夫婦にとっては怪しかったのかもしれませんね。