Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆床職人のお兄ちゃんのこだわりに感激

かれこれ2年前、私達が今の家に引っ越すときにリノベーションのひとつである床削り(木なので削ると綺麗になる)をしてくれた床職人のシャシャ(本名はSaschaですが、娘がちゃんと発音できずにシャシャと呼ぶようになりました)、若いお兄ちゃんです。

 

その後、少ししてから2階の床を削ってもらったり、新しく敷いてもらったりと、この2年間時々うちに来ていたシャシャ。そして今は実家のリノベーションのお手伝いもしてくれています。

 

娘もシャシャのことは0歳の時からちょくちょく見ているので、今や顔も知っていて名前も言えるメンバーの一人。そのメンバーの中でも1番なぐらい最初に名前をちゃんと言ったのがシャシャ。ホームセンターで工具を見れば「シャシャ!」と、まだちゃんと言葉も出ない頃から「シャシャ」だけはよくわかってました。

 

マッキーとの写真に写り込んだお兄ちゃんがシャシャだと思って反応した1年ほど前の記事。

www.livingingermany.me

 

そしてとても可愛がってくれるので会うと「高い高いして!」と要求するわ、手の甲のタトゥーシールを見せて、シャシャの腕から肩にかけての本物のタトゥーと「いっしょね、いっしょねー」と楽しそうに見せるわ、とにかく大好きらしい。

 

実家に作業に行く時に色々とお菓子だったりシャボン玉だったりで嫌がる娘を連れて行く口実にするのですが、「シャシャがいるよ!」というとそれだけで「行く!」というほど大好き。

 

そんなシャシャが先日、実家のリビングの床をフローリングに張り替えてくれたのですが、その時の床材がミカン箱ぐらいの大きさの箱で30~40箱ほどありました。ちょうど張り替えの作業が終わった頃を見計らって、段ボール箱とかゴミが出てるだろうから処分しようと実家のリビングに行ったら!!

 

写真を撮らなかったのが悔やまれますが、そのダンボールの全てが綺麗に開封され(←カッターナイフで綺麗に開封されている感じ)、その後解体され平たくなっていたのですが、全てのダンボールが同じ状態で解体されていて、それが数十枚、ピシーっと高く積まれていたのです。もうその光景は圧巻。ゴミなのに美しい。

 

普通30~40枚のダンボールがあったら運ぶのは空き箱とはいえ結構大変です。なのに、そこまで綺麗に積まれていたから、たった2回で全て運ぶことが出来ました。仕事ぶりからもかなり細かい作業が好きなタイプであることは重々承知していましたが、このダンボールの美しさに私は感動!

 

その後、シャシャに会ったときにその話をしたところ、ちょうその場にいたシャシャの彼女が私の報告を聞いて「そうよ、そうよ、そういうタイプなのよー」と。シャシャいわく、「職場でも好き勝手に開封してその辺に放り投げてしまう奴が沢山いる、作業中は邪魔だし、結局片付ける時に手間になるだけ。だったらば最初からちゃんと整えておけば全てがスムーズなんだよ!」と。おーーーー、わかってるじゃないかーーーー!そうだそうだーーーー!!!

 

以前の写真ですが、うちの2階の作業をしていた時にシャシャが並べた箱。これも綺麗だったー。

 

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そして、実家では先日ゴミをすべて業者に出したので、家の中にあった工具とか捨てる判断のつかない家具とか諸々のグッズを全てガレージに移したのですが(←私一人でやりました)、今までブルーシートが敷かれ、いろんな物が山のようになって足の踏み場も無かった玄関ホールが、ものすごく綺麗になったのです。さぞかし旦那もびっくりするだろうと思ったのですが、思いのほか反応が薄く、どうやらその前の状況もそこまで細かくは見ていなかったというか、まあガレージのゴミの山を見ていなかったぐらいですからね・・・。綺麗になったね、という程度の薄い反応。

 

なのにー!明らかに旦那より少ない回数しかその場を見ていないシャシャが「扉を開けた瞬間にびっくりしたよー!いつの間にやったの?ワオーー!」とものすごい反応。なんだこの差は・・・・。

 

やっぱりこういうのって性格というか、目に入ってること、気になることとかそういうことって人によって様々なんだなあ・・・と痛感。ダンボールの感じからしても、きっとシャシャはこの玄関ホールの荒れ模様が気になっていたのではないかと。だからこそその変化に気づいたのかな、と思います。

 

本人が気にしていることも他人から見たら全く気にならないこととかもよくありますよね。同じ場所にいても、同じものを見ているとも限らないし、目の付け所も違う。それは当たり前のこと。彼女や奥さんが髪を切ったのに気づかない彼や旦那さんとかも(笑)

 

ただ、私はなんとなくそういう変化とかに気がつく人でありたいなあと思っています。っていうか旦那が気づかなすぎ!というのもありますけど・・・。