Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆娘が幼稚園で起こした小さなトラブル

娘を幼稚園に迎えに行ったら、先生に呼ばれました。

 

その先生はとてもいい先生なのですが、一つ困ることが「何を言っているかわからない」ということ。ヘッセン訛りなのか独特の言い回しなのか、よくわからないのです。でも子供たちとたくさん遊んでくれるし、子供たちからも好かれているのが見ていてわかります。

 

そんな先生が言うには、「Aちゃんと遊んでいておもちゃを壊してしまった。ついては(弁償などに関して)一緒に壊したAちゃんのママと相談してくれないか?」とのこと。これでも必死に聞いて理解。職員室のようなところに連れていかれ、実際に壊したというおもちゃを見せられました。

 

掌に乗るぐらいのおもちゃで、ギューッと握ったら弾力があるようなもの。「Spielzeug von IPEK」つまり、イーペックのおもちゃと言われ、「アンパンマンのおもちゃ」というような感じでキャラクターの名前と理解し、ネットで探すも全くヒットしない。

 

 

 

娘に名前わかる?言ってみて!というも「イーペック!」としか言わない。ipek? iipec? ipeg? とかもうそれは色んな入力をしても見つからず。

 

日本人の子持ち友達に聞いても知らないって言うし、一体どうしたものか・・・。でも友達も幼稚園の物なんて日ごろから良く壊れるだろうにそんな弁償とかまでって厳しいね、と言っていて私もそう思うけど、きっとわざとやったんだろうなと理解してました。

 

まだ救われたのは娘とAちゃんが一緒に壊したということ。Aちゃんのママがいるからまだ心強い。そしてAちゃんのママは(子供を週替わりで預かっていることもあり)よく知っているからこれまた救われた。

 

早速Aちゃんのママに話してみたところ、Aちゃんのママもその日近くの玩具やさんに行ったけれどなかったとのこと。私もネットで探したけど無くてさーと伝え、とりあえず翌日私が他のおもちゃ屋さんを見に行くことになりました。

 

その後、Aちゃんママに「壊れたおもちゃの写真撮ってたりする?」と聞いたら、送ってくれました。それがコレ。

 

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その辺で景品とかで貰えそうな感じがしないでもない。どうやら娘とAちゃんは二人でこのおもちゃを引っ張り合って頭と胴体が真っ二つに割れてしまったんだとのこと。Aちゃんは例のうちに遊びに来るやんちゃな6歳。まあきっと娘も面白がってAちゃんと引っ張り合ってたんだろうな。

 

 

 

Aちゃんのママに、名前正しくわかる?イーペックって娘は言うんだけど綴りとかわかるかしら?と聞いてみたら「IPEK」だという。そしてその返信の時に「もうIPEKのママにメモ書いてどこで買ったか聞いた方が早くない?」と書かれていました。

 

IPEKのママに聞く??

 

そう、そこで気づいたのです。「イーペックのおもちゃ」というのはキャラクターの名前ではなくて、幼稚園に通うお友達の名前だったのです。そっかー、だからネットで探しても出てこないのかー。

 

ドイツではなかなか聞かない名前でどうやらトルコの名前らしい。ここで普通にある名前だったら、すぐにその子の物って私も気づいただろうけれど、聞きなれない名前とイーペックっていうキャラの名前でも存在しそうな響きから、完全にキャラクターの名前かと勘違いしてました。

 

幼稚園のものではなくて個人の玩具だったから先生も弁償するなりAちゃんのママと相談するようにって言ったのか!とようやく理解。はあ、、、、こういう時ちょっとへこんでしまうんですよね・・・すぐに理解できない外国人ママで申し訳ない。

 

 

 

娘の幼稚園には週に1回おもちゃを持ってきていい日というのがあり、どうやらそれでイーペックが持ってきていたおもちゃらしい。

 

娘もおもちゃの日にあれこれ持って行くのですが、娘の気持ちを優先したい反面、壊れたり汚れたり失くしたりしてもいいようなものを持って行っています。なので気持ちとしては、きっとイーペックのママも「別にいいわよ気にしないで!」って感じの反応かな?と思ってました。そう言われたらグミでも持って行ってごめんねってことで謝るか、とか考えてました。

 

Aちゃんがイーペックと同じクラスなので、Aちゃんのママがイーペックのママに聞いてみるとのことで私は一旦蚊帳の外。とりあえずまた状況教えてね!と伝えて待つことに。

 

それから数日音沙汰無し。Aちゃんママもどこまで真剣にこの話に取り組んでるのかそれもまた心配。でもこんな小さなことを心配してるのはきっと私ぐらいではないだろうか・・・とも思ったり。

 

そしたらAちゃんママから連絡が来てAmazonのURLとともに、「これみたい、でも全く同じものが無いのよ、だからAmazonで8.5ユーロで売っているものだし、もう2人で5ユーロずつ出して10ユーロをお金で支払うってことにしない?」と連絡がありました。

 

 

 

あれー、もういいよって言われるかと思ってたけど本当に弁償の方向で話が進んだかー。案外シビアだったな、というのが本当の気持ち。私だったらもういいよって言っちゃうけど・・・、まあこれもまた一つの勉強。

 

2人で10ユーロ支払って終了。ほっ。とりあえずすべて終わりました。

 

イーペックのママに結局私は会えていないので、今度どこかで会ったら謝らないとな・・・と思ってます。

 

他のお友達に怪我をさせたとかじゃなくて良かった、おもちゃで良かった。そう思うしかありませんね。