娘の誕生日の前日。
娘を送って行った旦那が朝、Pちゃんママ先生から呼び止められ、そして私が友達のサポートを受けてPちゃんママにメッセージを送り、読まれないまま娘のお迎えの時間になりました。
絶対に彼女は私を待ってる、そう確信してました。ものすごいお迎えに行くのが嫌だった・・・でも行って直接話さないと。負けないぞ!と意を決して幼稚園へ。
案の定Pちゃんママ先生はどっかーんと椅子に腰かけ、子供たちを見守る(←これはドイツの幼稚園あるあるですので彼女だけではないですが)、私の姿を見て寄ってきました。
「今朝、あなたの旦那さんにも言ったんだけど・・・」と言い出したので、ここで前回のようにまくしたてられてはいけない!と、「私のメッセージは読んでくれたかしら?」と私の方から話すことにしました。
読んでないわ!とのことだったので友達がくれたアドバイス通り、メッセージの内容通り、提案してみました。
全てに対して「No」、駄目、無理、それは出来ないの一点張り。
「娘は私の顔が見えないと泣いてしまうの、もうそれはわかっているの、だからそういうシチュエーションにしたくないのよ、仲良しのお友達とか大丈夫なのよ、お泊りも出来る、でも知らないところに行ったら絶対に私が見えないと泣くの」と。
でも同じクラスの3人だけなのよ、誰も他人はいない、だから帰る時に声をかけてみるから、Pちゃんが乗り気かどうか試してみてはどうかしら?
と言っても「No」それは絶対に無理、と。なんでここまで頑なに否定するんだろう。Pちゃんの気持ちはどうなんだろう、嫌だと言えば無理にとは言わないよ、でもお友達と一緒に帰るのとか楽しいと思うんだけど違うのかなあ・・・。
私も心の中では、本当にPちゃんは母親からの分離に不安を感じていて、それは深刻な問題なのかもしれない。だから母親の勤める幼稚園に通わせてるのかもしれない。でも、Pちゃんももうすぐ6歳、来年からは小学生、いつまでも母と一緒にいることも出来ないし、今回みたいなクラスのお友達と一緒に遊ぶっていうのは、試してみる絶好のチャンスではないのか?と私は思いましたけど。
何よりPちゃん自身はどう思っているんだろう、母親がNo!って頑なに受け入れず、でも本人はもしかしたらそのメンバーならまるで幼稚園と同じだし、行きたいって言うかもしれなくない?私の送ったメッセージを読んでいないってことは、「一緒に帰ろう」って提案もPちゃんに聞いてもいない。それでもその場で「No」。
もし泣いたり嫌がったら無理にとは言わないよ、と言っても、「絶対泣くって決まってるし、泣くシチュエーションを作りたくない、Pが泣いてそれを見たほかのお友達が6歳にもなるのにPちゃんはまだママって言うの?なんて馬鹿にされたら余計に可哀そうだから、そういう機会は絶対に嫌!」と。
もう、何を言っても無理だな、と。
なので、「提案は以上、それでも無理であれば私は娘のママ無しで!という希望をかなえます」と言い切りました。なんか私、すごく意地悪なことを言っている気がしてきたけれど、でも嫌なものは嫌、そこはやっぱり娘の誕生日会だから主役が決めて何が悪い!と。もちろんそんな強さはドイツだからこそ言えること。そして相手がPちゃんのママであることから私にも火がついている感じです。他のママならそこまで言わないと思うし、何より!!他のママであればもうちょっと言い方が違うでしょうに。
「ごめんなさいね、うち、まだ母親が見えないと泣いてしまうのよ、もうしっかりしないといけない年なのにね、みんなに迷惑かけたくないから気にしないで!」ってな感じになると思います、普通。
そもそも、うちの娘がPちゃんの誕生日会に行きたくないと言っただけで私が2度も呼び出されて半ば怒られた感じで(それはドイツ語のニュアンスと彼女のまくし立てるような言い方からそう感じたのもある)、「そうなのね、来たくないのね」で終わらなかった彼女ですからね。私は今回、娘の誕生日会に誘ったエマちゃんが「行きたくない」と言ったことに「そうなんだー」で終わりましたよ、行きたくない子を無理に連れてきたいとも思わないから、普通そこで終わらない?と思うけれど、Pちゃんママは違いましたからね。
なんで私は娘の誕生日会に誘っただけで、こんな奴と言い合いしないといけないの?ってホントあほらしくなってきて、だからこそ負けないぞ!と思って、最後まで言い切りました。
「そういうことなら、じゃあ無理ですね」ってな感じで会話終了。
それでも私は「明日、別に来たいってなれば直前でもいつでも構わない、いつでもウェルカムだから、明日迎えに来た時にやっぱり行きたい!って言ってくれても全く構わないからね」とそこまで伝えたけれど「それは無いから」って。ハイもう終了。もう話さない!
何だコイツ!?奴とかコイツとか言いたかないけどもう本当にその態度に腹が立つ。彼女の笑顔を見たことは一度も無いけれど、今回だってずーっと真顔、能面って感じ。すごい高圧的に話すし、こんな人のいる幼稚園に通わせてることが本当に悲しいわ。担任じゃなくてよかった!!!って感じです。でも彼女はお休みの先生のサポーターなので関りは多々あるけれど、とりあえず担任じゃないのは救われる。
きっと「彼女は私がこんなに言ってるのに受け入れない最悪な母親よ!」とか他の先生に言ってるのかも、でもいい。私、他の先生もわかってると思う。
自分の娘を通わせてるってところで、きっと同僚も気を使ってたりするんじゃないかな、あのPちゃんママがすごくいい人だとは思えないし。私は他の先生に対していつも笑顔でちゃんと接してる、理不尽なクレームしたり、何か言ったことなんて一度もない。先生にとっては楽な親だと思う。提出物も遅れたりしない、全く迷惑はかけてない。娘のことだって見てくれればちゃんとまともに子育てしてるってわかってもらえると思う。だから気にしない。
誕生日当日、娘を迎えに行き誕生日会に誘った友達も連れて帰りましたが、その間もPちゃんママは完全に無視。もういい、それで。
私はただ一つ、Pちゃんがかわいそうでならない。彼女はこうやって他の子と遊びに行ったりすることもないわけで。
子どもたちって誰かと一緒に帰るって時、いつもものすごい喜んでいて、どんなに幼稚園で遊んでても「今日は〇〇の家に行くのー」って急いで用意して駆け寄ってきます、どの子も毎回。そういうのをPちゃんは見ているはず。自分も一緒に遊んでみたいとか思ってないかな?
泣いてしまうのはママがそう思っているだけで本当は違うかもしれない。どうして決めつけるんだろう。どうしてトライしようとしないんだろう。来年、Pちゃんが小学校に行ったら、あなたは小学校の先生にでもなるおつもりですか?
母親との分離不安など、5歳6歳になってもある子もいるかもしれない、Pちゃんはそういう不安を抱えている子なのかもしれない。それは否定もしないし、もし本当にそうなら早くよくなってほしいと思う。
私が腹立ってるのは母親の態度。何故にそんなに喧嘩腰?
もしPちゃんが本当はみんなと遊びたくて、でも母に言い出せないとかそんな状況だったら可愛そうでならない。
娘を自分の勤める幼稚園に通わせてるという事もなんか親がそうしたいと思っているのでは?子供から離れられないのでは?と勝手ながら思ってしまう。
まぁ、もうそんな事どうでもいい。
誕生日会は気心知れたお友達とそれはそれは楽しい時間となりました。彼女たちのママも本当にサバサバしてて、みんな大好きな人ばかり。
今回ただ一つ反省することは、コロナのロックダウン中の遊びの誘いに断って、落ち着いてきて子供達の行き来も始まった頃に、私の方からPちゃんに一緒に遊ぼうと声をかけないとな、とは思ってました。でもあの母親だから声かけたり連絡も億劫で…
もし一度でも遊んでいたら、Pちゃんが人の家には来ないこととかわかっただろうに…と。わかっていたら誕生日会に誘わずに済んだのに…。それがちょっと後悔。
そういえば娘が以前誘われた別のお友達の誕生日会、Pちゃんも呼ばれていて、終わってから迎えに行った時にPちゃんママが家の中にいて、迎えに来てるというよりはずっといた雰囲気だったから、そこの母親と仲良しなのかなって思ったことがあって、でもそれも今思うとそういう理由でいたのかー。
あの人と仲良くなる人とかいるのかなぁ。旦那さんは時々幼稚園で見かけるけど笑顔で柔らかい雰囲気の人、一度だけ話したことがあって、すんごく話しやすかったんだけど。
Pちゃんママ、日に日にお腹が大きくなっていくから、ヤッホー!もしや産休にでも入るか!?と期待してたけどどうやら単なる脂肪だったみたい。何ヶ月経ってもいるし。
毎日、幼稚園の送り迎えが憂鬱です…。
唯一の救いは、娘と同じタイミングで小学校入学予定ですが、学校が違うこと!わざわざ母親の幼稚園に来ているから学区が違います。
小学校に行ったらお友達いなくなるけど大丈夫かな?その方が不安な気がする。幼稚園のお友達と学校に行けた方がよくないかな?もしや、なんだかんだと理由つけてうちのエリアの小学校に越境入学とかしないでしょうね!でもあり得そうでちょっと怖い…。
私は今回の誕生日会を通じて、というかこのごたごたを通じてまた一回り強くなりました。あれやこれや考えて悩んで疲れましたけどね、でもまた一つの経験を積みましたわ。
これがもし、日本語で日本人相手に繰り広げられた一幕であれば、もうちょっと楽だったんでしょうけれど、そもそも「ドイツ語」っていうハンデを背負って戦っているわけですからね、それがもう何よりも大変。でもそんなことで娘に影響を与えたくはない。自分一人のことなら構わないけれど、娘のこととなったら言葉なんかで負けてられないですからね。
はー、それにしても疲れたわー!誕生日会終了後、あの達成感と脱力感はすごかった。
そして、娘の誕生日会のちょうど1週間後、今度は娘がお友達の誕生日会に招待されていました。同じクラスの子です。
幼稚園終わりで直接行けば早いのに、一度家に帰って「おしゃれしてから行く!」とのこと。女の子ですね・・・。
そこの誕生日会には、Pちゃんと、Pちゃんママがいた!やはりママ同伴で参加していたようです。娘曰く、ずっとそこのママと話してた!だと。やっぱりね・・・。
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