先日、出勤時に乗っていた電車での出来事。
15歳ぐらいの女の子4人がキャピキャピ、キャーキャー話しています。朝7時台の電車で、いつもならとっても静かなのですが、まあ賑やか賑やか。
私としてはドイツ語って集中しないと耳に入ってこないから、内容まで聞いてないし単なる「音」としてしか聞こえてこないので、別に耳障りでもないのですが、階段に座り込んで(2階建ての電車)邪魔なのもあるし、なんだかねーとは思ってました。
そしたら間もなく終点になるというところで、おばさんが歩いてきて「あなた達、朝から元気ねー、朝の電車は(これは特に長距離電車だし)寝る人もいるのよー!」と怒るというよりは、元気ねーと感心する感じで話しかけました。
バツの悪そうな女の子たちは最初は黙っていたのですが、おばさんが「私ねー、帰りの電車はいいのよ、どれだけうるさくても、ただ朝はねー貴重な静かな時間なのよねー、これから仕事だしねー」と。
そしたら女の子たちが、「私達田舎から来ていて、今日フランクフルトに来れることが嬉しくて騒いでしまったわ」みたいな話をしだして、おばさんが「田舎ってどこのこと?」と聞くと「〇〇って町の近くの△△ってところ」と答えたのですが、〇〇って自体小さな町だわーと私も聞きながら思っていて、「聞いたことないわー、でも私も◇◇ってところに住んでるのよ、聞いたことないでしょ?お互い田舎よね」と。
「何しにフランクフルトに来たの?」と聞けば「企業見学で、KronbergにあるP&G に行くんです」って話で、おばさんと少女たちの会話が続いています。
駅からちょっと歩くとかだかで一人の子が「歩くのめんどくさー」みたいなことを言えばおばさんが「あなたたち、そんな若いのにそんなこと言わないの!いくらでも歩きなさい!歩きたくても疲れちゃう年になっちゃった私にはうらやましい話だわ」みたいな、もともとはうるさかった少女たちに小言を言ったおばさんでしたが、そこからおばさんと少女たちの会話が続いて、結局最後には「しっかり見学しておいでねー、良い1日をね!」と「おばさんも、良い1日を―」ってことでなんか素敵な会話に。
こんなおばさんと少女たちのやり取りを見ていて、なんか気持ちがほっこりしました。
その日、また違うほっこり話があったので、次の機会に。