3月中旬から私の所属部署はみんなテレワークになりました。
一応、会社でないと使えないシステムがあるので1人ないしは2人は常にオフィスにいますが、それは双子ちゃんがいて家にいたら仕事にならないという同僚が自らオフィスワークを願い出てくれています。
そんな中、上司が週3回のビデオ会議を設定しました。毎週3日、決まった時間にビデオミーティングとなりました。毎回10人程度かな。私はそのうち1日は休みの日なので週2回ですが、正直多い。そこまで話し合う内容なんてある？って状況なのですが、毎回仕事のことは少しであとはグダグダ話してる感じです。
正直なところ、意味はない。だけど上司が、こうやってみんながいるからね、私たちはチームだよ、一人じゃないよっていう気持ちで設定しているんだろうなということが伝わってきます。昨日のミーティングでも、「みんなのことは守るから、だから今は大変だけれど（業界的に大打撃・・・）、いつか明ける日に向けて今の状況で出来ることをみんながしていけばいいから！」と励ましてくれました。上司はギリシャ人の女性です。
ずっと家にいて、同僚とも会うこともなくて、毎日顔も合わしてりゃ愚痴も出たりするんだけれど、でもやっぱりみんなで働くって楽しいし、ここまで会わないと会いたいなーと思うし、そういう意味でもみんなの元気な顔が見れるのは嬉しい。
ビデオミーティングに写りこむみんなの部屋の背景も気になる気になる（笑）
そろそろこんな生活も4週目となり、みんなそれぞれ自分なりのペースをつかんでやってるなと思います。ビデオミーティングでは一人ずつ話す番が回ってきて、なんでもいい、自分のことでも家族のことでもなんでもいいから話して！という時間があり、そこでみんながこの生活を乗り越えるために工夫していることが出てきます
いつもジョギングをしているスポーツ万能な上司は、ひざを痛めていて今は走れない。でも、家にずっといるのはよくないからウォーキングをはじめたとのこと。今まで「歩く」なんてそんなつまらないことはやりたくないって思ってたけど、ウォーキングもいいものよーと。
日頃はサッカーをしているドイツ人男子、今はそんなサッカーも出来ない。「今まで何の目的もなく走るなんて馬鹿じゃね？と思ってたけど、さすがにジョギングを始めたんだよー、案外いいものだよー」と。
どれだけ食べても太らないドイツ人男子、「おれはスポーツなんてしてこれ以上ガリガリになりたくないから嫌なんだけれど、出勤もなくて体を全く動かして無いから、さすがにジョギングをはじめたんだよー」
運動は嫌いなドイツ人女子、「子供が出来ることが限られているからついに私も子供と一緒に自転車に乗るようになったわー！」
と、まあ見事にスポーツの話。そんな私もジョギング始めたよー、短い距離だけど走ってまーす、と報告。みんなが次々に走り出しただの自転車だのって報告で爆笑してました。
うちと同じように女の子が1人（5歳）いて、旦那と共にホームオフィスだというドイツ人女子は、「さすがにこの生活が続いて爆発したの！！で、今日は旦那にオフィスに行って仕事してもらってるわ！なので娘と2人。とっても気楽、こんな日も必要よねー！」
などなど、みんな笑える。そういうなんてことない話をするだけの場だけれど、こういうことを上司は大切にしたいと思ってるんだろうなと。ビデオの向こうにちらっと子供が出て来たり、家族がいたりとほんわかムードです。
いつまで続くのかな・・・。でもこういう機会があったから気づけたことも沢山あります。それを、その気づきを大切にして！という上司からのメッセージ。入社した時は先輩という立場の今の上司でしたが、時に機嫌が悪かったり、カーっとなると手に負えないときもあるんだけれど、でも彼女の「ハート」はすごく伝わってるからみんながついていくんだろうなーと思います。
またみんなでワイワイ仕事できる日が戻ってきますように！
