先日受けたNT検査、
ドイツ語ではErst trimester-Screening (Nackentransparenzmessung)という名前でした。
保険適用外でEUR154を実費。
病院でのエコーでは、首のむくみは0.6ミリということでこの値は3ミリ以下であれば良いらしく、
十分に小さな数値である為問題なしとのこと。
また、脳、背骨、鼻の骨、口、肝臓、膀胱・・・などなどわからない単語もあったのですが
体の各種をチェックしました。こんなに小さいのにもう人間のミニチュア版みたいになってるんですね。
その後、採血をし、シュトゥットガルトにある専門機関に送るらしく、そこからの結果を合わせての検査結果になるそうです。
その結果が本日電話で入り、先生が色々伝えてくれました。
確立が何千分の一とかそういうの・・・電話で言われても数字がピンと来ず8千・・・とか言っていたような
はっきりとは理解できず、とりあえず「大丈夫よ」という言葉だけはっきりわかったので、一安心。
そして1月12日の月曜日に会社のみんなに報告しました。
毎週月曜日にミーティングがあるのですがその場で報告。
でも報告する私が感極まってしまって(こんな現実があるんだろうか・・・という信じられない思いでした)
涙目でウルウル、声も震えながらの報告となりました。
聞いていた同僚たちも、私が前から子供がほしいと言っていたことを知っている人もいたし目に涙をためながら聞いてくれた同僚もいて、良かったねーとみんながハグしてくれました。
産休のこともまだ全然考えられていないけれど、「絶対戻っておいでね」と言ってくれる同僚や上司に囲まれて本当に幸せだなと思いました。
忘れることの出来ない昨年の同日(昨年は13日が月曜日でした)、
初めての不妊治療が生理が来てNGとわかった日、家で大泣きしている私に同僚から「妊娠した!」というメールをもらった日。
あの日のことは今でも鮮明に覚えています。彼女も同じようにミーティングで報告しました。
まだ結婚もしていなかった同僚、まさか彼女が妊娠とはびっくりでしたが、そんな彼女の子供ももう5ヶ月。
私の予定日とその赤ちゃんの誕生日もほんの数日違い。
偶然、今日赤ちゃんを連れて会社に遊びに来てくれて、彼女自身もそんな偶然にびっくり。
その赤ちゃんを今日も抱っこさせてもらったのですが、つまり・・・来年の今頃はもうこんな赤ちゃんがいるんだ!と思うと、なんだか信じられません。
女三姉妹の彼女は山のようにベビー服もマタニティ服もグッズも何でもあるらしく欲しいものがあったら言いなさい!と。何にも買っちゃ駄目だからねー!って言ってくれました(笑)
また、別の同僚からは妊婦の本も貸してもらいました。
妊娠したと聞いてからというもの会社のみんなもホント優しくて、「今だけだから存分に優しくしてもらいなよ!」といってくれる同僚、「義理両親の前ではすぐにしんどくなる妊婦になっちゃえ!!」と笑う同僚。
そして、ドイツの妊婦さんに対する労働法もまあ知ってはいましたがしっかりしています。
①20時~6時は働いてはいけない
②残業してはいけない
③5キロ以上の物を持つ作業をしてはいけない
などから始まってそれはそれは色々あります。
妊婦保護法だったかな、なんだかそんな名前でした。
なんか今自分の周りで起きる出来事が自分のことでは無いような気がして、
私がこうやって幸せな思いをしている横で、不妊治療を頑張っている人もたくさんいるし
まだ私もそこにいるようなそんな気分で、私もなかなかまだ信じられなくて、
不安がどうしても先に出てしまいます。
あと1週間で5ヶ月になるので安定期です。
とはいえ安定期になっても不安は拭えないんでしょうけれど、
1日ずつ、着実に月日が過ぎていくことを祈るしかありません。
でもそんなことをしていると、妊婦生活をエンジョイしているとも思えなくて、
もっともっと幸せな気持ちでいないと、お腹の赤ちゃんにも申し訳ない気がするのですが
赤ちゃんグッズのお店に行ってもまだ何も現実味が沸かず、
実際に何が必要か、とかそういう思考にならないんですよね。ふーん、へぇーと見るだけ。
いつかそれがもっともっと現実の物となって
新しい家族を迎える喜びに満ちたそんな毎日がやってくるのでしょうか。