さて、長時間のフライトを終え、関空に到着してからの話です。
出発前のあれこれは昨日の記事をご覧ください。
私が日本に行く2日前に、5月に日本に一時帰国していたお友達に会い、あれやこれや話を聞きました。アプリとか書類とかできるものはドイツでやっていきなよ！ファイル持って行きな！とか色んなヒントをもらいました。
そして友達が言うには、到着してからまるでスタンプラリーのようにポイントがあって、10か所以上あったよ、歩き疲れるし、だんだん腹立ってくるよ、みんな同じ事ばかり確認するし！との情報もありました。(すべて事実でしたよ）
指定のアプリは3つ。
位置情報アプリ(OEL)
ビデオ通話アプリ(MySOS)
接触確認アプリ(COCOA)
あとGoogle Mapですかね。
OELとか略して言いながらも実際はOverseas・・・なんとかっていう名前で、OELなんて書いてないからアプリが探しにくい！
MySOSは同じようなアプリが一杯あるので、指定のQRからダウンロードしないといけない。使えなさすぎーーー！
そしてCOCOAはそもそも使ってる人がどれだけいるのか・・・何の反応もありません。
っていうか、何個アプリ入れるのよ！ひとつにまとめてよ！
私は今使っているスマホにそんなアプリを色々入れたくなかったので、以前使っていた古いスマホにダウンロードして持ってきました。
スマホは指定アプリをダウンロードして準備して、残りは書類。陰性証明はもちろんのこと、誓約書、あとは質問票に答えてその結果のQRコードを持参しておく。
私は娘と2人だったのですが。それでももうこの時点で書類も多い。それに加えて航空券の控えとか、ハーグ条約に関する例の書類とか、もう何枚あるの？ってな状態です。
お友達に教えてもらった通りファイルに入れて行きましたよ・・・。
到着してから飛行機を降りるまで1時間ぐらい待ったかな、そして降りたら11月に比べて（あの時はホテル隔離や陰性証明は不要で、入国時にコロナの検査はありました）、立ち寄るポイントが3倍ぐらいに増えていて、友達が言っていた通りスタンプラリー状態。
もう疲れすぎてどんな順番だったか忘れましたが、その場その場でこの書類を出せだの見せろだの、これは違うだの、見せたのにまた返却されて次のポイントに持って行けだの、もうね、どんだけマニュアルなん？同じ書類何回見るの？メルアドさっき確認したよね？とイラついてくる。手元は書類地獄みたいになり、それでなくても飛行機に持ち入った荷物もいろいろあるしその都度大移動。
しかも書類を準備してる時に感じましたが、厚生労働省のページで必要書類がダウンロードできるのですが、PDFに書き込めない。直筆より入力の方がお互い楽なのに全て手書きなんです。どこの後進国よ…。普通はサインだけ直接じゃない？今の時代。
コロナの陰性証明も厚生労働省のフォーマットだったのでちゃちゃっとチェックされ終了かと思いきや、娘の書類にドイツのパスポート番号が書かれていたため、日本のパスポートはないのか？と聞かれ、それを見せたにもかかわらず、「これだとダメかもしれないので、もし指摘されたら（誰に？何を？）その時はここまで戻ってきてください」とか訳の分からないことを言われ、そこで陰性証明は回収されて行きました。あなたがそこでその紙を回収するのに、後からどこで誰に何を指摘されるの？と突っ込みたかったけど疲れて気力もない。
それぞれのポイントにいるのはおそらくアルバイトさん。横のつながりが解っておらず、次はここに行って下さいと言うのみ、あることを質問したら「ここではわからない」と言われ、じゃあどこに聞けば？と聞いても解らないので「健康管理センターに電話してください」とか言われる始末。同じ質問を次もその次もしたけれど、結局最後まで誰にも答えてもらえませんでした。
アプリのダウンロード確認場所では、スマホに入れたアプリを画面を一緒に見ながら「失礼しまーす」と言って、次々にいろんな設定をONにされます。一応説明はしてくれますが、ダメとも言えないので「どうぞ」としか言えない。
そして、そのアプリを確認した次のポイントでは「アプリ動作確認」って次の関門があります。そこでアプリが動くか、メルアドが正しいか空メールを送ってきて確認されます。
しかも！厚生労働所のページにも載ってるし、そんな情報いらんし、っていうご丁寧なアプリの使い方が書かれたカラーコピーの冊子を渡されます。1人10枚以上のカラーコピー冊子、無駄すぎる・・。書類が増えただけ・・・。
事前に答えた質問票のQRコードを確認するだけのポイントもありました。もうどこかの人が一緒に確認しなよ・・・・。ここだけで何人働いてるの？
そこにいる人たちはみんな頑張ってるし愛想もよいし、何も悪くない、悪くないんだけどだんだん腹が立ってくるのです。ものすごい密ですよ、スタッフがめっちゃいますから。この空間で逆に感染拡大しませんか？、私達陰性ですけど、あなたたちは検査受けたんですか？とか言いたくなる、言っても仕方ないから言わないけど、長いフライトを終えて疲れていると言うことも重なって、もう本当にイライラしてくるのです。
目印のためにつけさせられるストラップも途中でこれに変えて下さい、とかストラップすら入れ替えるだけの砦もあり・・・
唾液検査も娘は苦手で出来ず、前回11月の時にも「5歳ならできるから頑張れ」とか言われ、最終的に本当にできないとわかるまで鼻の検査はしてくれないし、今回はその話をしてもまた「5歳ならできるよ」って言うばかり。
検査場のスタッフも何人もいる割にはよく解ってなくて、1人に話してもその人がすぐどこかに行ってしまって、もう一度違う人に「検査ができない」って話をして・・・と、たらい回しと言う感じではなく、スタッフが言われたことしかしてないから、他の質問をされても答えられてない感じでその間に次の人の相手をしだして、ほったらかし・・・みたいな。
ホテルチェックインに向けてアレルギーなどの確認。丁寧なんだけどさ、関係ない人もみんないちいち書く必要ある？
結局、娘は鼻で検査をしてもらい、最後の待合場所にたどり着いたのが到着から3時間後とかだったかな・・・もう疲れて記憶があやふや。
この書類を書かされるのですが、ちゃんと私答えてます、青で丸してる。そしてチェック場でスタッフの人が赤いボールペンでまた私が答えている内容をいちいち書き直してメモして・・・そしてそれを返却される。なんなの？それ、いちいち書く必要ある？
そしてそこからが長かった・・・。全ての書類検査とかが終わって、あとは入国審査と荷物の引き取りという段階で更に2時間ぐらい待ったかな。そこのスタッフに聞いても「ホテルの準備が整ってなくて・・・」とのことで、とにかく待つようにとの事。あるのは自動販売機のみ。
この赤い紙、誰もチェックしてないよね？何のための紙？もう増やすなーーーー！
娘はお腹すいたって言うし、食べ物は必須です！うちの娘は機内で寝ていて着陸前の朝ごはんは食べていないし、8時半ごろに着いて、すでにその時点で12時ごろ。そりゃお腹すくよね・・・。これは事前情報があったので色々持っては行きましたけど、そもそも飛行機に持ち込めるもののみなので、お菓子程度。機内でもらったお水を持参してたので役立った！
やーっと呼ばれて、入国検査、ターンテーブルで荷物を引き取って、税関検査を抜けたらそこにもスタッフがいっぱいいて「ホテル行きのバス乗り場に移動しますのでここで待っててください」と言われ、「10人ほど集まったらまとまって行きますから」と。
ホテルと言っても関空の日航ホテルです。関空をご存知の方なら解りますよね、電車の改札の向こうです、歩いてもすぐです。そこまでバスで行くと言うのです。もう私達、ウィルス扱いですね、歩いて行ったとしてもそもそも空港はガラガラで誰ともすれ違わないと思うよ？ってな状態ですよ。
バスに乗れと言うなら乗りますよ、バス乗り場ってほんと目の前ですよ、目の前、そのまま歩けばバスですよ。リムジンバスも軒並み運休で他にバスなんて停まってないやん！もう子ども扱い。どこに行っても先生がいて、お世話してくれる感じです。私たちが税関を終えて出た時は他に人がいなくて、その場で他の人を待つように言われたのですが娘がトイレに行きたいと言うので、荷物をスタッフの人に見てもらってお手洗いに行きました。
関空の到着エリア、いつもならお出迎えの人がいるあのエリアのお手洗い。
もうさ、お手洗いは公共の場所を使ってるのに、ホテルまでバスとかおかしくない？
バスに乗り込んだのは結局3組だったかな。ほかの2組も小さな子供連れで大変そうでした。うちは1人だからまだ何とかなる感じではありました。
このバスも羽田とかだとカーテンが閉め切られていて、まるで犯罪者のようだったって聞いていたのですが、私たちの乗ったバスは開放的でした。
こんな立派なバスに10人も乗ってませんでしたよ・・・。
バスで近くに座ったご家族と「ホント意味ないですよね・・・、いろいろと無駄すぎる・・・」と話しました。みんな同じ事を感じてます。
そこじゃないんだよ、そこに一体いくらかけてるの？って思うようなことがゴロゴロあるんですよ・・・。
バスの運転手さんも、みんないい人なんですホント、だけどさ、だけど何か違うよな・・・って思ってしまう。
ホテルに着いたら着いたで、またいっぱい人がいて、部屋番号を渡されます。外出してはいけないので鍵は渡されません。資料とゴミ袋と体温計が入った袋を渡され、お部屋へ行くように、と。
また書類が増えた・・・。
ロビーの角という角に「こちらでーす」と呼んでくれるスタッフがいて、エレベーターも乗せてくれて、上に着いたらまたスタッフがいて出迎えてくれて、部屋が並ぶ通路にも何人もスタッフがいて、やーっと部屋に着いたのがお昼の13時でした。到着から4時間半後ですね。
噂どおり、警備員さんもいました。フロアに2人はいましたね。
はーーーぁ、もう疲れ果てたよ・・・。お腹すぎすぎーーー。
ということで、無事ホテルに入りました。ホテルでの生活については次の記事で。
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