短い間ですが一時帰国してました。
いやー、何から書きましょうかね。
私がドイツを出たのは6月だったのですが、その後7月1日から色々とルールが変わりまして、ドイツから日本に到着した際のホテル隔離が無くなりました。ある意味貴重なホテル隔離体験(笑)
*検査の内容含めすべて私が出発した6月の話ですので、最新情報はご出発前にお確かめくださいね。
そりゃまー色々言いたい事がありますよ。このブログを見てくださっているのはドイツの方だけではないと思うので、今後一時帰国、ホテル隔離をする方への情報として、また日本にお住いの方には今実際に海外からの入国者にどんな水際対策が行われているのかとかも知れると思うので、書き残しておきたいと思います。
我が家からほど近いフランクフルト空港まで行けば、日本へも毎日フライトが飛んでいるという便利さなのに、全て東京行き。日本では公共交通機関を使えないから東京から大阪へ移動できないので、前回同様オランダのアムステルダムからKLMにて関空へ。
コップが可愛い。
オランダ経由時は特にコロナの証明なども必要なく(少し前に緩和されたようです)、日本入国時には陰性証明が必要になります。「出国72時間前以内」に受けた検査結果が必要です。
この日本が求めている検体が特殊というか、世界で一般的に実施されているPCR検査ではない事、また厚生労働省が定める所定の書類での検査結果提出が望ましいとされていること(無理な場合は検査内容が日本の求める内容と一致すれば検査機関のフォーマットでも可能)ですが、ちょっとでも内容が違うと入国できない(そもそも飛行機に乗れない)、日本で発覚したら最悪入国拒否の強制送還、なんてことも過去にありましたので、もう安全に行くしかありません。
この話とかもう悲しすぎる・・・。
フランクフルト空港にあるコロナ検査機関Centgeneで日本向けのプレミアムコースがあると言う事は知っていたので、一般検査より高いお金を払い検査しました(1人89ユーロ)。高いなーと思ったけれど、日本語の使える市内のクリニックとかでは倍以上の値段だったりするらしい・・・。
日本は子供も陰性証明が必要なので娘も受けました。国によっていろいろ違いますが6歳未満は不要とか、子供はいらないとしている国も多い中、日本は赤ちゃんであっても必要です。
これ、厚生労働省のHPに載っている情報なのですが、これもまた微妙。6歳未満は不要とか年齢でびしっと決めればいいのに。
まず日本向けプレミアム検査コースをオンラインで支払って、予約は不要なので空港の検査場へ行きます。待ち時間はネットに表示されていますが、かなり巨大な検査場なのでスイスイ行けることがほとんどかと。スタッフみんな暇そうでした。
白い5センチぐらいの固い綿を口に含ませてゴロゴロさせてから出すのと、喉の手前というか舌の奥の方を綿棒のようなものでチョンチョンとする感じでした。え?それでいいのって感じです。迅速検査ですら鼻の中に入れられて痛いのに!
24時間以内に結果が出るコースでしたが、夕方に受けて夜にはもう結果を受け取っていたので5時間もかからなかったと思います。そしてその結果を受けて、またもう一度空港に出向いて厚生労働省のフォーマットに記入してもらいます。
この検査結果のフォーマット、あほみたいに言語があります。そこ、頑張らなくていいから、そこに力入れるなーーー!(心の声)
ええ、2回も行くのです。フォーマット記入はもしかしたら出発当日でも大丈夫かなと思ったものの(お医者さんがいる時間だったらいいとの事でした。毎日17時ごろまで)、念のため翌日(=出発前日)に再度、書類記入の為だけに検査機関に行ってきました。
5月ごろまでは検査結果を受け取るときに厚生労働省のフォーマットもPDFでメールで送ってくれたそうなのですが、今はそれはもうやってないとの事で別途書類記入に来るようにとの事でした。結果として5分程度ですぐに終わったので出発当日でも問題なかったな、と今となっては思いますが、とりあえずここはドイツ・・・念には念をです。
書類記入はお医者さんのブースに行くのですが、若いお兄ちゃん先生でした。すごく優しくて「日本だねー」と慣れた手つきで書類を記入してくれました。で、その時に聞いてみました。
「こんな日本みたいに国が設定する検体とか書類とかがある国って世界で他にあるの?」と。
「ないないー、日本だけだよー、コロナの本当に最初の最初はいくつかの国が所定の書類があったんだけどそんなの一瞬で終わって、今は日本だけだよー、大変だね」と言われました。
でしょうね、そう思ってたけどさ。世界中の便が飛ぶフランクフルト空港でこのコメントということは、おそらく世界で唯一なレベルで日本はおかしなことを求めているのでしょう。
っていうか、陰性証明を求めるなら到着時にチェックしなくていいし、到着時にチェックするなら陰性証明いらなくない・・・?まあそこは念には念をで構わない部分ではあるけれど・・・。
そして、出発当日を迎え、フランクフルトからアムステルダム、そしてアムステルダムから関空へ。乗り継ぎは2時間も無かったのでスムーズでした。
KLMの関空行のゲートには長蛇の列があり、そこでまず陰性証明の確認があります。もうさーこれ、航空会社の仕事なの?人件費を日本に請求しなよって思うのですが、日本が変な検体とフォーマットを指定したことでこんなことになってるんですね。KLMのお兄さんたち、本当に大変そうでした。
私達の検査結果書類を見せたら、どうやって検査されました?と聞かれたので、フランクフルトで受けた検査の内容を話すと、それは本当は違うようで(この本当は違うって話も聞いていたので何となくは知っていました)、厚生労働省のフォーマットは完璧なので、原本の陰性証明は日本では絶対に見せないでくださいね!と念押しされました。原本には「唾液」って書かれているので間違っては無いと思うのですが、どうなんだろ・・・。
もうさー、これって壮大なる詐欺みたいなもんですよね。こんなところで書いていい事なのか解りませんけど、あまりにも特異な事を求めているがために、みんなが少しずつ嘘をついているような感じでしょうか。
無事、日本行きのフライトに着席!ほぼ満席ですよ、ほぼ満席。半分はマニラに乗り継ぐフィリピンの人達。それも11月に帰国した時と同じです。日本のエアラインの経営が苦しいと言われる中、東京への飛行機も毎日ガラガラと聞くのに、なんでこんな外資系の会社がお客さん満席でウハウハしちゃうのか、よくわかりません。
「まっすぐおうちに帰りなさい」で良くないですか?空港で足止めさせて、ハイヤーだの出迎えだの、レンタカーだのって制限されますが、飛行機の空気循環が素晴らしい事とか立証されているんだから、せめて最終目的地までは乗っていいとかにしてほしい。
そしてホテル隔離を撤廃する前に、国内線に乗れるようにしてくれた方が助かる人も多いかと。
私は大阪だしまだ関空まで行けば帰宅圏内ですけど、それが叶わないから日本に行けない人たちが沢山います。水際対策って言うけれど、対策はちゃんとしてると思います、思うけど、なんか違うと言うか・・・そこじゃない感が満載なんですよね。
色んなことを見たり聞いたりして、その時点で「そこじゃない感」はあったけれど、実際に自分が帰国して体験してさらにひしひしと感じましたよ。
そして日本、なーーーーんも変わってないやん!!!
私が戻った時の大阪はまん延防止なんちゃらのステージでした。えっと、それは生活にどのような影響を与えていますでしょうか?と思うほど、いたって普通。
貼紙がありすぎてもう逆に効力が薄れているような…。
キタやミナミなど都会に出たりもしていないので、飲食店の営業時間が…アルコール提供が・・・とかそういうことは実家界隈の生活からは感じることがなく、目にすることもありませんでした。
なので、私が見た日本は「何にも変わってない」、ただただマスクがいたるところで必要なだけ、という印象です。本当は違うんでしょうけれど、私の行動範囲から見たらそう見えました。
ということで、次は関空到着時の空港でのあれこれについて綴りたいと思います。
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