Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆水際対策のザルの目が増えた!?

6月に日本に一時帰国した時に、色々と記事を書きましたが、あの時水際対策のザルは、お金がザルの中に入って流れて行っていると表現しましたが、いまも流れ続けてますね。

 

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その後、ドイツからの場合はホテル隔離がなくなり、14日の隔離が10日目に検査結果を出すことで残り4日間短縮されたりしましたが(ワクチン接種者のみ)、今日からまた新たな水際対策の緩和が発表されました。

 

おそらく日本では「なんで緩和するんだ?」「日本はようやく減ってきたのに海外からまた持ち込まれる!」とかそんな声がほとんどなのでは?と思います。

 

 

 

 

さて、そんな緩和された水際対策ですが、今まではお金がザルに入って流れていきましたが、そろそろここから本当に皆さんが感じる「ザル」が始まるかもしれません。

 

「正直者が馬鹿を見る」世界に入ってきた感じがします。すでに入ってた感もありますけどね。

 

結局「やってます感」しかない対策。日本人ですらよく読んでもわからない厚生労働省からの説明が出ました。

 

「特定行動ガイドライン」とやらができて、3日目に検査が陰性であった場合(←この検査もバカ高いし、検査機関まで公共交通機関を使うな…などはいつもの通り)、それ以降の活動計画書の提出、しかもその計画書は渡航者ではなく受け入れ責任者が出す必要がある。

 

受け入れ先=企業や留学生の受け入れ先等。

 

えっと、自営業の方とか、フリーランスの方とかどうしましょうかね?日本人の一時帰国ってのはほとんど考えられていない状態。

 

 

 

 

今現在、3日目、10日目、14日隔離後という3つの解放日程が存在し、もうだんだん訳が分からなくなってきています。一体だれがどうやって管理するんでしょ。ここからがザルの始まりです。

 

ちなみに3日目とか10日目とかに検査を受けて自粛を早めに切り上げる場合の検査機関まで指定されていますが、ぜひお住まいの近くの検査機関をこちらから探してみてください。

 

自費検査を提供する検査機関一覧|厚生労働省

 

ずらりと並ぶ47都道府県。

 

地域を選択したら表示されるようなシステム、そんなのすぐに作れない?

 

あんなにアホみたいなお金をアプリに注ぎ込んでるのにー!

 

こんな見にくいエクセルを作るためにいったいどれほどの人が雇われお金が使われたのでしょう・・・。想像するだけで怖い…。

 

 

 

 

相変わらず渡航前に受ける検査は厚生労働省が指定する紙に書けというし、何にも変わっていません。

 

緩和しないといろんなところからの風当たりが強かったのでしょう、でも緩和したら次は国内からの風当たりが強くなる、だからとりあえず何とかやってます!というのを見せなきゃいけないから資料ばっかり増やして(↓こんなに必要よー)

 

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ややこしくさせたいんだか、結局無駄な申請はしないでねって言いたいのでしょうね。

 

12ページにも及ぶ誓約書にサインをする必要があります。

違反したときの違反事例報告書まで・・・。

 

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特定行動ガイドラインにはこんなことも書かれています

 

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座席指定ができる公共交通機関のみですって!もうそこの線引き、なによ・・・。要するにそこに乗ったってことを証明してほしいってことですよね。水分補給についてまでご丁寧に書かれています。

 

わかる、わかる、ちゃんとルールを設けないといけないのはわかる。だけど手取り足取り子どもみたいなことまで逐一お役所の方たちがこうやってクソまじめに(汚い言葉で失礼!)資料を作っていることを考えたらもう馬鹿らしくなってきます。

 

何を目指しているの?横やりの入らない資料作り?感染対策?水際対策?もー、なんなのよ。対策したいならすればいい、だけどそこにどんだけの税金がつぎ込まれ、空港では山のようなスタッフが雇われ(←この人たちみんな安全を確保されてます?毎日検査受けてるの?)、もう1年以上毎日毎日、素人計算としても日々数千万はザルに入って流れて行っているのではないでしょうか。

 

 

 

勝手ながら私が思う水際対策は

 

①出発前のPCR検査→特定の書類など設定しない、一般的なPCR検査で良しとする。

 

②ワクチン接種済みの場合①は免除、ワクチンはJ&Jも認める。

 

③空港での検査→こんなことしてる国ほかにあるの?それでもしたいなら迅速抗原検査とかにして費用や時間を短縮する、せめて赤ちゃんや子供には喉で検査するとか痛みの伴わないものにしてください!→過去のブログ

 

④日本入国後は速やかに滞在先に帰宅する(公共交通機関を使わないとか国内線に乗るなとかいちいち言わない)、とにかくまっすぐ帰りなさいってこと。そしてそんなことしたら寄り道す奴が・・とか性悪説で判断しない。

 

⑤3日、ないしは5日の自主隔離。(日数は渡航してきた国によって決めたらいいと思う)いちいち、現在地確認や健康管理センターとかから人海戦術で電話してきたりせず、どうしても体調を確認したいならメールなどで連絡させる。

 

⑥指定の自主隔離期間より早く解放されたいなら検査要にする(特定機関ではなく家から一番近いところや郵送などでの一般的な検査を認める)。

 

たったこの6つだけ、この6つだけにしたとしても自主隔離期間が終わったとき、その辺の人の誰よりも安全である確率が高いのでは?「そんなことない」ってもしいう人がいるなら、その根拠はなんでしょう。みんながいつでもどこでも検査できる体制にもなってないのに、海外から来た人が危ない、陽性者数の多い海外が危ないってなぜ言える?

 

 

 

ドイツの場合、ワクチンがいきわたるまでの間、無料の検査をいつでもどこでも受けることが出来ました(先月から有料、それでも2000円もしないぐらい)。うちの娘は(小1)学校で週に3回、コロナテストを受けています。そうやって片っ端から検査することで発覚している陽性者も多い。それをしていない国と、そうやって検査している国を比較して、「危ない」とか言いきれませんよね。

 

とにかく水際対策で毎日ザルに流れている税金を少しでも減らして、日本の医療とか補償とか、国内で誰でもいつでも検査できるような体制とか、そっちにお金使ってーーー!

 

ちなみに、ドイツの感染者数が過去最高に達したというニュースが日本でも流れたようですね。こちらでも問題視されています。少しルールを厳しくする地域も出てくるとか。ただ、重症者・死者のワクチン未接種者の割合が高いのでそこが問題であるという点がメインの論点のように聞こえてきます(あくまでも私が理解したニュースの範囲ではありますが)。最初のロックダウンから今日まで、何度かロックダウンを繰り返しそれでも経済を回し、元通りに近い生活に戻すため段階的な緩和が細かく決められて、それに従って少しずつ緩和されてきました。

 

ワクチンパスや陰性証明などでレストランや施設の入場を管理し、国民が納得する形で今日まで回復してきた気がします。だからここで感染爆発!と言っても、またあの ルールに戻る日が来るのか・・・とかそういう気持ちがみんなの中で一緒というか、どうなるかということが分かっているので、とにかくそれを阻止したい、あんな決まり事ばかりの生活は嫌だって身をもってわかってるから、気を付けないと!という感じかな。

 

なかなか上がらないワクチン接種率が悩ましいところ。ワクチンを打つか打たないかは本人の意思でいいと私は思っているので、打たないなら打たないで、別途陰性証明が必要だったり、行動に制限されてしまうことやワクチンの利点・欠点などを考慮して個人が判断すればいいことだと思っています。

 

ただ、これから3回目の接種が始まるのかどうかも議論されていますが、結局3回目を打つ人は2回打った人だから、今目指すべきは接種率向上となると、まだ打っていない人にどうやって打ってもらうかが論点なのかも・・・、その辺もニュースを気にしておきたいと思います。

 

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