水際対策強化中の日本に一時帰国した話の続きです。
過去記事からご覧いただくと流れがわかりやすいかと思います。
今日の記事は隔離ホテルを出て、自宅に戻ってからの日々。自主隔離期間残り11日、こんな感じで確認が入ります。
①位置情報確認アプリ(OELアプリ)による確認
まず、これから先11日間の隔離場所に着いたらボタンを押してチェックインをします。
そしてその後は1日1~2回、不定期にこのアプリから「今ここ」というボタンを押せという通知がありますが、音が鳴らないので気づかない。私は気づいたときに押したり、全然通知がなくてもたまに押しておきました。
以上(笑)
②毎日午前11時に健康確認メール。
ここでもまた陰性証明同様に無駄に他言語化。いらん、そこじゃないよ・・・。
これはもう何よりも意味がないメールでした。URLをクリックするとたった2つの質問に答えるだけ、5秒ぐらいで終わりますが、それ聞いて意味ある?って感じです。
この2つの質問に答えると
「やってます感」だけ。っていうかこんなアホみたいなメールを送るためだけに関空でメルアドチェックして空メール送ってっていうあの確認があったわけ?ありえない…。
③ビデオ通話アプリのMySOSアプリからのビデオ電話。
1日1回電話があります。うちはだいたいお昼ぐらいでしたが、通知が鳴らなくて気づかず、結局取れたのは3回。折り返しもできないので逃したら逃したまま。不定期ですからいつ鳴るか解らない、ぼっさぼさの髪の毛にノーメイクの時でもビデオにせよと言います。
これは最初の電話の時にもめました。向こうは真っ黒画面なんです、こちらだけ顔を出せと。しかも私が受けたのは全て相手が男性でした。どこのだれか知らない人にこっちだけ顔を見せるなんて気持ち悪いわ!なので、「申し訳ないですが、誰かわからない方にこちら側だけ見せるなんて気分の良いものではありません・・・」、と伝えましたが「こちらは発信専用でビデオにならず・・・確認しないといけませんので・・・」とかいろいろ言われ、事前情報では部屋の中をぐるっと映せとか言われるらしく、もう本当に気持ち悪いので私は断固として写しませんでした。
その後の着信時は、「カメラは嫌です」と言ってほんの0.1秒ぐらいカメラをオンにして即オフ(ダブルタップ状態)、写ったのは部屋の天井とかですが、それで相手も「確認できました!」とか言ってたので、色々言われて面倒なんだろなと推測。だから向こうも適当に対応する、みたいな。
聞かれるのは登録した隔離先に居ますか?お子さんも一緒ですか?みたいな内容のみ。ホントこれも何か意味なくない??そもそも通知が鳴らない(私のスマホだけ?)。
ちなみに、今になって気づきましたが厚生労働省のホームページに掲載されている入国時に義務付けているアプリの案内。これまた無駄に他言語化・・・。あーー、もうそこじゃない!
以下すべての言語で日本語と同様の説明が繰り広げられます。もしやアプリも全て多言語で展開されてるの!?
っていうか、素朴な疑問なんですけど散々日本語で書かれたサイトでここに他の言語ありますよ、って載せてもそもそもそのサイトが読めなくない?
こんなページの↓1番下に他言語のインフォメーションが載ってるのです。ちがうよね。
で、厚生労働省のHPには英語のページがあります。一応、何のキャッチ―さもなく、さらっと載せられているコロナ情報。
ここをクリックした所で、日本語で書かれてるページほどの情報は英語ですら得られることは無く、しかもそこに記載されいているURLによってはリンク切れしているというお粗末さ。
リンク切れして飛ぶページは日本語なのね・・・。
ここにほかの言語がありますよ、ってところをクリックするとここに飛ぶ(下記)、だからさ、他言語の情報を求めている人に対してその言語の名前をカタカナで書いている時点でおかしいことに気づいて!!!
日本語
English
French
とかにすべきでしょ?なんで英語・フランス語って書くのよ!
なんかどの確認も、どれも意味不明な「やってます感」しかない。もうすでにドイツに戻っているのですが、ブログに書く以上ちゃんともう一度厚生労働省のHPとかチェックしようって思って見たら、どんどん色んなことが発覚します・・・。
自粛隔離中の話に戻しますが、ちゃんと隔離しているかチェックするということではこれが限界なのかなあ・・・。でも、それさえやっておけばあとは何していてもわからない、ともいえるし、かと言って本当に14日間隔離しておく必要があるのか?もっと途中で検査をするとかして短縮したりできるのでは?
そして最後には法的には拘束できない、とかそういう話で終わるから、結局「やってる感」しか出せないってことになってしまいます。
この水際対策は誰のため?なんのため?
感染を広げないように、日本をコロナから守るため、というよりは、いつか指摘されたときに「ちゃんとやってます」って反論するためにしか見えない。
そして、調べようがないけれどこの各種のアプリの開発費や運用費、日々のビデオコールをする人たち(噂によると数百名が雇われてるとか)、空港での妙に多いスタンプラリー状態の各所にいる人たちの人件費、ホテル宿泊代、食事代、バス代、すべてひっくるめて一体どれだけの税金がつぎ込まれているんでしょうか・・。
そのお金、もうちょっと別のところで上手く使ったらいいのに・・・。街角でいつでもだれでもチェックできるような無料検査場を作るとか、そういう方がよっぽど現実的ではないかな・・・と私は思います。
ホント、申し訳ないけど、こちらはワクチンも受けて、コロナの検査も5日で3回も受けて陰性です。「そこのあなた!コロナの検査受けた事あります?」って聞きたくなるほど、街にもたくさん人がいます。
あと検温、たまにされますけど検温なんてドイツでやらないから不思議。あれも意味あるのかなぁ。とはいえ、お店の入り口で自動で検温できるシステムは11月に帰った時はスタッフがそこに立っていて必須でしたが、今やみんな素通りですね。
狭い場所が多いからソーシャルディスタンスなんて常には無理ですよね、この「人との間隔をあける」と言うのはよっぽどドイツの方がちゃんとしてる印象です。お店とかで店員さんに話しかけても1歩下がって対応するのがスタンダードなぐらい、みんなお互い守ってる。スマホの画面見せて「これありますか?」とか距離があって聞きにくいほど。
そのくせ日本ではマスクは異様なほどつける(あまりの表現に気分を害した方がいたらすみません)、誰もいないよ?誰も歩いてないよ?ってなところでも、たまーに通りすがる自転車の人とか、お庭で水撒いてる人とか、犬の散歩とか、マスク装着率100%!
マスクは何のためにつけているのでしょうか。素朴な疑問が湧いてきます。
テレビで何度も見た内閣官房のCM、カッコよくできてますけど、これ途中でリモートでもマスクってシーンがありますよね?あれって自宅でもマスクってこと!?
もうマスクさえつけていればすべてが許されるようなあの雰囲気、一体何なんでしょ。テレビの芸人さんがロケでご飯を食べるようなシーンも、マスク会食風。マスクさえつけていればOKみたいなそんな状態。
そして暑い。30度とかあって梅雨だからムシムシなのに、みんなマスク。子供もマスク。実家の前にある公園で鬼ごっこしている子供達もマスクしてるよ・・・。額にはダラダラ汗かいてるのに・・・。でもこれはもう私の勝手なる判断で、娘にはドイツ生活と同じ感じで建物とか乗り物に乗るときだけマスクにしました。
そもそも湿度の高さにも暑さにも慣れていない娘なので、逆に身の危険を感じる。でも5歳だから、日本ならつけていて当たり前っていう年齢ですよね・・・。もうコロナのテスト直近で3回受けてますから!って言いたくなる・・・。
私も駅までの道とか誰にも会わないところは顎マスク。珍しく向こうから歩いてきた人もマスクしてない!そうだよね、暑いですよね、って私はポジティブなぐらいだったのに、通りすがるときはタオルで口を抑えておられました。ちなみに車が2台通るような住宅街の道の端と端の距離感、エチケットなんでしょうけれど、遠い!遠いよー!
友達に会ったのですが、まだ娘ちゃんが1歳半で可愛い盛り。友達が言っていたのが「お外に行きたいってことをマスクを持ってきて玄関を指さすの!マスクをしたらお外に行くって思ってるみたい」って。これ、今までなら靴を持って来たりする子どもの可愛らしい表現ですよね。 コロナ渦で産まれた赤ちゃんならでは・・・。
いやー、まだ夏本番ではないこの時点でこれだったら、マスクで夏を過ごす日本の皆さん、体調崩さないようにしてくださいね。
こちらドイツでは建物の中、電車やバスの中ではまだつける必要がありますが、外ではほぼ不要という感じですね。外の空気が吸えるって、これもまた大切な健康の一つだと感じました。
次の記事では、私なりに感じた水際対策の「ザル」について書きたいと思います。
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