Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆旅とコロナ「ルールは“なるべく“守って楽しもう!」

 

週末を4連休にしてバルト海にプチ旅行に行ったという話を書きましたが、今日は「旅とコロナ」という目線で綴りたいと思います。

 

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段々と規制が緩くなってきて、以前のような生活も見えてきたドイツ。この週末は旅に出た!という話もチラホラ聞いたので、そろそろいいよね?という雰囲気なのかな、と感じました。ご近所さんもシャッターを閉めてどこかに行っている人が目につきました。

 

ホテルではなくアパートメントタイプのホテル(Ferienwohnung、休暇用アパート)を予約。チェックインには72時間以内に取得した陰性証明が必要。

 

 

 

 

今回滞在したバルト海に面した町は休暇先でとても有名な所。

 

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まだシーズン本番という感じではありませんが、特にこの週末はこの地域だけ天気が良かったという事もあり、近隣からも多くの人が来ていた感じです。

 

海沿いのプロムナードやお店の集まる中心部はマスクが必要。でも必要な時間が決まっていて、海沿いは12~20時。

 

お店の前あたりにかなり人がいるの見えますか?これはもうマスク着用時間の過ぎた22時近かった気がします。ほぼ誰もマスクしてない。

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日中もとても暑かったので本当に守っている人はざっくり7割ぐらいかな、暑くて外している人も多かったけれど誰かが何かを言うわけでもなく。20時からはマスクは要らないけれど、夏のドイツは20時なんてまだお日様ピッカピカなので、え?もういいの?っていうぐらい人も多かったです。

 

お店とか建物に入る時のマスクはちゃんとするというのはみんな完璧に守ります。

 

レストランやカフェは店内飲食の場合、陰性証明が必要、屋外なら不要。個人情報の提出はLucaアプリでQRを読み込んでチェックインするのが主流(いちいち紙に書いたりすることは無い)。

 

 

 

 

この海沿いのプロムナードだけでも数件のコロナセンターがあり、もちろん無料で予約のいる所、いらない所が混在、予約が必要でもせいぜい1時間後には取れるような感じ。15分後には結果が出るのはどこも同じ。大行列でもなく、淡々と人が来ているという印象でした。

 

レストランで見ていても、外の席はすぐに埋まっちゃうから「中の席(とはいっても窓が開けられていて半分外みたいなお店が多い)だけどテストもってるね?」と入り口で聞かれてチェックして入店、みたいな感じで、私が見ていた限りみーんなテスト証明を持っていました。

 

コロナ以来、こんなにも人を見たのは初めてだー!というぐらいものすごい人でした。ソーシャルディスタンスなんて無理無理ーみたいな。でもそういう場所はマスクをしたり、時間が来ればみんな外したり、自由です、ほんと自由。

 

 

 

 

でもね、私の個人的な感想ですが、これでいいと思う。いつまでもコロナコロナっていても終わらないし、何もよくならない。みんながテストしてマスクを決められた場所と時間だけ付けて(このマスクも感染が低い地域はまもなく不要になるらしいです)、最低限のルールを守って後は今まで通り。それでいい気がする。

 

なんか、この4日間はコロナの後の世界を見てきた気分です。いわゆるニューノーマルって言うやつですかね?それもいつか終わるだろうけれど、「みんな楽しもうよ!」っていう雰囲気が伝わってきて、お店のスタッフも本当に明るくて楽しそうに仕事をしていて、何よりコロナセンターのスタッフたちのテンションの高さと言ったら・・・。

 

何かオーディションでもしました?というぐらい、明るくて、「はいはーい、こっちにいらっしゃい!あなたのことは私が担当するわ~」みたいなスタッフばかりで、みんな笑顔。なんなんだろこの雰囲気は。

 

出発前に受けた検査(近所のIKEAの駐車場にあるドライブスルー検査場)も、スタッフが優しくて、全員に同じセリフを言わないといけないのしんどいよね?って思うのですが、明るくてジョークを言ってみたり娘にもお菓子をくれたり話しかけてくれたり。なんなんだ、この明るさは!?

 

こちら、リューベックのテストセンター

 

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有名なホルスタイン門のすぐ近くにありました。

 

 

 

 

こちらは、帰り道で立ち寄ったリューネブルクにあったテストセンター。クリスマスマーケットの小屋みたいで町と同化してます。

 

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それぐらい日常に、いろんな場所に気軽に行けるようになっている感じ。どこかで見たのですが、「コロナの終息はいつ?」という回答に「人々がコロナの話題をしなくなったら」と書いてあって、なるほどなーと。

 

ゼロにはならないと思います。でもゼロにする事を目指すのではなく、コロナのネガティブなことばかり取り上げるのではなく、その先を見て行きましょう、みたいな感じですかね。

 

 

 

 

なんか色んな意味で気分転換となりました。休暇でリフレッシュ!という感じだけではなく、「あー、もうすぐ終わるのかなー、やっと見えてきたな―」という事を感じられた旅。

 

あれだけ人がいて、それでも感染者数が増えないんだったらもう大丈夫じゃないかな?って思ってしまうほど、すんごい人でしたから。でも、もしやっぱり感染者数が増えちゃったら、また指標に従ってルールが厳しくなって、やっぱりみんな気を抜いちゃだめだね、もう一度頑張ろうぜ!ってなる気がする。

 

家にいると出向くのはスーパーとかドラッグストア程度で、淡々と生活している感じで、カフェとかレストランもまだ行ってなかったし、そういう緩和されてきた日常もあまり肌で感じることが無くて、以前と変わらない生活だったのですが、この4日間の「その先の生活」を見たことで、気持ちがちょっと上向きになった気分です。

 

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でもドイツはまだ日本より感染者数も多いし、ドイツが基準にしている100万人当たりの感染者数っていう数字も日本と比較しても高い。(それが理由なのかはわかりませんが)、EUで決まった方針に従い、ドイツも日本からの渡航を受け入れることを発表しました。

 

 

 

 

今週からはサッカーEM(ヨーロッパ選手権)が1年遅れでスタートします。PVなどは設置されないようですが、きっと盛り上がることと思います。そうやて少しずつ(でも最近は急激に)日常を取り戻しているのを肌で感じています。

 

オリンピックの是非についてずっと議論が続いていますが、たぶん世界では「出来るんじゃない?」って思っている人々が多いんじゃないかな?と。これは私の個人的な感覚ですが。日本の現状は数字だけ見ると危機感が不要な感じです。感染者数ではなく、医療崩壊とか別のところで深刻な状況がある、という事までは知らない人が殆どではないかと思います。

 

もし、同じ状況でドイツでオリンピックがあったら「絶対開催される」と私は思います。その辺にあるようなコロナの簡易テストセンターを至る所にしっかり作って、チェックして、観客人数は制限して、淡々と進められていく、そんな気がします。そういう土台が出来ている感じがします。コロナで大打撃を受けたホテル業界とかにとっても良い話じゃないか!是非、来れる限りは来てもらおう、受け入れよう!って言うような気がする。

 

 

 

 

私はこのコロナの時代に、外国にいて、日本を客観的に見ることも出来て、国民性とか、法律でどうしようもできないこととか、そういう色んな制度や、考え、国の違いというのを知ることが出来たのは良かったと思っています。

 

先日書いたこともその一つ。

 

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世界各国が、少しずつ良くなっていって元の日常を取り戻し始めていて、コロナ自体は約2か月ぐらい感染状況が遅い日本ではあるものの、本当に日常を取り戻すことが2か月の差で叶うんだろうか、暑くても寒くても人がいてもいなくてもマスクをしなければいけない日常がこの先何年も続いて行くんじゃないだろうか・・・。

 

私自身は日本が嫌だから海外に出た、とか、日本がいい、ドイツがいいとかそういう感覚は無くて、どこも一長一短、良いところもあれば悪いところもある、足して2で割りたいぐらい!と心底思っているのですが、やっぱり日本人なので日本が魅力的な国、経済にも強くて、世界からも信用される国であってほしいと心から願っています。

 

なんか今回は本当に色んなことを考える旅となりました。

 

 

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