Living in Germany

ドイツ人と国際結婚。夫&娘とドイツ暮らしです。

 

 

 

 

☆クレームレターを書きたくなかったら?

1日も休むことなくドイツ語学校に行っています。

大変ですが毎回何かしら面白いことが起きる学校。楽しんでます。

今日は冬の観光や旅行先についての話。

教科書には雪が綺麗なアルプスの山々の写真があって、そこでの休暇は最高!みたいな文章が書いてありました。たまたま先生もすごくスキーが大好きということで、雪ネタでかなり引っ張る先生。

コロンビアの女の子は「生まれてからまだ一度も雪を見たこと無い」という子がいたり、雪に縁の無い国から来ている人も多いので、今週末から雪が降るといわれているドイツが「楽しみ♪」と盛り上がっていました。

ポーランドから来ている人が多いので、ポーランドの雪の量の話、エジプト人も雪はドイツに来て初めて見た!とかそういう話で、各国の雪事情を順番に聞く先生。

私の番になりました「日本も雪が多いよね?」と聞かれ

「No!そんなに多くないわよ!」と答えたら「DOCH」って言われました。

Dochっていうのは相手の言った言葉を否定するときに「違う!」という意味で使われる言葉。このDoch「ドッホ」を結構力を込めて言うことが多いです。

「Doch、日本は雪がとっても多いじゃないか!テレビで見たオリンピック(多分長野のこと?)、お猿さんが温泉に入っている写真も雪が一杯じゃないか!」とのこと・・・。そこですか。私は生まれも育ちも大阪だし、決して雪が多い場所ではありません。でも日本という国に対して「雪が多いか?」と聞かれたら答えはどっちなんですかね・・・。ひと言では語れません。でも「雪国」では無いような・・・。

そしてその後Schneeschuhe「雪靴」の話になり、ドイツにはこのような雪靴があります、と先生が黒板に絵を書きました、雪に沈まないように出来ている靴なんだよ!と。

先生がこの雪靴の絵を書いたときに、「ラケットですか?」って質問してる子がいました。ドイツの雪靴はこんな形らしいです。

そしてそのとき「日本にもあるよね?」と私に同意を求める先生のひと言。

「・・・・ええ、あ・・・あります」(でも私はこの目で本物を見たこと無い・・・・)

いわゆる「かんじき」のことですよね。

語学学校でいろんな国の人がいて、自分ひとりが日本人のとき、

なんだか日本代表になった気分になってしまって、間違ったことはいえない!と気にしてしまうのですが、こういうことは適当に流さないと、議論してられませんしね・・・。

そして、別の話。

「クレームレターを書く」という授業でした。

見本のレターは泊まったホテルに対して、予約と違う部屋だったし、道路に面していてうるさかったし、宿泊代の25%を返金せよ、という手紙。

先生が「みんな、ドイツでクレームレターを書いたことはあるかな?」と聞いたのですが、「まだクレームするほどドイツ語を書けない」とみんなが言うかと思いきや、「自分の国に比べればクレームすることなんて何も無いよ!完璧だよ!」という回答Byポーランド、ブルガリア、ルーマニア、ブラジル・・・。

先生はみんなのポジティブな意見に苦笑い。

「でもね、みんな!Made in Chinaのものとか買ったら、すぐ壊れたりしてこれからクレームを書かないといけない場面もあるだろうから、クレームレターの書き方は覚えておくこと!でももしクレームレターを書く自信が無いならば、Made in Chinaは買わずに、Made in JAPANかMade in KOREAを買うこと!」とのこと。

ドイツでは、日本製品と韓国製品は「信頼できる」という位置づけなんですね。

韓国製品、日本ではあまり売っていないかもしれませんが、こちらでは電気屋さんに並ぶ製品はデジカメ以外ほぼ韓国製品(Samsung、LGなど)が主流です。日本製品のほうが「どこに売ってるの?」と探すほどです。最初は日本=電化製品の国!という自負もあったのですが、お店のラインナップからは日本の電化製品王国はどこにいっちゃった・・・?って感じがしますし、こうして学校などでも、Made in KOREAの位置づけがすごく高いんだ、ということを感じました。

ちなみにうちのテレビもSamsungです。

価格ドットコムみたいなサイトがドイツにもありますが、そこでも上位はほぼ韓国製品でして、それを見て旦那が決めました。私はやっぱり日本の会社を応援したいなーって思うので日本製が良かったけど・・・。

こんな何気ない会話も新鮮な楽しい学校です。

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