旦那のスポーツ仲間のおじさんでアップルワインを作っている人がいて
時々その人からアップルワインを買っていたのですが
「是非、うちの庭に遊びにおいで」とおじさん自慢のお庭に招待してくれました。
多分50歳ぐらいのおじさん。
子供が23歳から13歳まで3人います。
昔は広大な敷地で野菜や果物を商業用として作りスーパーなどに卸していたそう。
ほぼ1人でやっていたので、休暇はクリスマスから2月までの2ヶ月だけ。
(日本人的には2ヶ月も休めたら十分な気がするけど・・・)
旅行といえばスキーぐらいしか行けなかったらしい。
当時、BIO(オーガニック)にこだわって育てていたのですが
年々そのオーガニックの基準が厳しくなって、
毎日数時間、BIOの称号を維持するために事務作業が続き、
自分のやりたいことはこんなことじゃない!とその畑を閉めたそう。
それが今から10年ぐらい前のことらしい。
奥さんが獣医さんで、子育てで休んでいた仕事を再開する時期とちょうど重なったので
いわゆる「主夫」として家のことをしつつ、自分の趣味の範囲で畑仕事をするようになったそう。
そして、今では500本のりんごの木を所有して、アップルワインを作っています。
でもあくまでも「趣味」らしくて、欲しいという人がいたら売るけど商売にはしてなくて
地元の小さなレストラン数軒に、アップルワインとりんごジュースを納入しているぐらいで
野菜などは譲ってほしい人がいたら分ける程度、
あくまでも自分のペースでのんびり畑仕事をしているおじさん。
ストレスもなく、いい毎日だよ~となんだか幸せそうなおじさんでした。
こんな畑。
いつもこの2匹のワンちゃんとここに来て畑仕事をするんだそうです。
畑の角から角まで案内してくれました。
この小屋は夏は涼しく冬は暖かい貯蓄納屋。りんごや野菜がたくさん入っていました。
500本のりんごの木は別の場所にあるみたい。
ここはおじさんの作業場とお野菜などの畑。
今は一面タンポポ!
綿毛になる直前に一気に刈る!それまではこの黄色い畑がいいんだ!とのこと。
今年は冬が長かったから、野菜はこれから。
奥のビニールハウスで苗を育てていました。それをこれから畑に植えるそう。
結構本格的にやってるし、マルクトとかに出店したらいいのに、って言ったら
そんなことしてたらその日は畑仕事が出来ないからね、時間がもったいないよ!とのこと。
奥さんがしっかり稼いで来てくれるし
家は先祖から残ってた家だからローンもないし
あくまでも趣味でやるだけ、それが楽しいんだ!ってなおじさん。
もちろんこの畑もりんごも無農薬にこだわっています。
自分で食べるものは自分で責任持って育てたい!とのこと。
まあ、こういう自然派のおじさんですから「なぜ日本は原発をやめないんだ!」と
こと自然に関することになるとアツいおじさんです。
おじさんの作ったアップルワインを頂きながら、お庭の一角で休憩。
ワンちゃんたちものんびりしてます(トラクターの下にいます!)
わんちゃんは日陰でしたけど私達は直射日光の下でした・・・。
おじさんとを見ていると、ほんと楽しそうで幸せそう。
しっかり働いてくれる奥様がいるからこそだけど、
「僕は本当に幸せだ!」と人生に大満足している感じでした。
唯一、3人の子供達が誰も畑仕事に興味を持ってくれないことが残念なことだそうです。
今度から家庭菜園で困ったことがあったらおじさんに質問しよっと!